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August 17, 2009

あなただけ今晩は

『あなただけ今晩は』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
パリ中央市場の裏、娼婦街カサノバ通り。警察も常連客だったため、皆安心して仕事をしていた。そんな裏ルールを知らないまま、生真面目な一人の警官・ネスター・パトゥー(ジャック・レモン)が配属され、カサノバ通りをパトロール。いきなりガサいれしたものの、客の中にはルフェブル警部(ハーシェル・ベルナルディ)もおり、即クビになってしまう。ビストロ「口ひげ」で娼婦”可愛いイルマ(シャーリー・マクレーン)”のヒモ・牡牛のヒポリート(ブルース・ヤーネル)に喧嘩で勝ってしまい、そのままイルマのヒモに納まってしまうネスター。イルマに恋したネスターは、イルマが仕事を続けることが耐え切れず、「口ひげ」のマスター・ムスターシュ(ルー・ジャコビ)に相談。客がネスターだけになれば!との発想で、ネスターが富豪・X卿になりすまし、大金を払う常客になりすますのだが、せっかく時間が出来たイルマだが、ネスターと楽しもうと提案しても疲労困憊のネスターだった。その理由は?。その時のイルマの行動は?。ヒポリートの反撃は?。そしてネスターは?。

私はつくづくミュージカル物が好きなんだなぁと思ってしまいます。やっぱり、破綻がなく分かりやすいんです。それでいて、陳腐じゃない。勿論、ストーリーについてです。だから、流れに任せて鑑賞しても置いてきぼりされることもないし、場面転換も無理が無いし、密室劇っぽいけど楽しめる要素がちゃんと入っている。一瞬頭をよぎったのが『ザ・マジックアワー』ですね。勿論ストーリーは全然違いますし、ミュージカルの映画化ではありませんが、ミュージカルっぽく仕上げたために失敗したかな?と思っています。私の好みとして、映画は映画らしく仕上げた方が楽しめるって事を再認識しました。

ジャック・レモンの変貌ぶりが楽しいですね。見た感じ生真面目な警官がヒモっていう微妙な職業に転職しながらも、恋した人を守るため必死に働く。夜、窓から出てゆくところからして容易に想像つく展開ではありますが、でも面白い。ホテルの正面にある貨物用エレベーターからゆっくり降りてゆくネスター(X卿)も間抜けです。シャーリー・マクレーンのやる気を感じない可愛さもいいです。媚びなくても1位なのよ!って、そうかなぁとか思ってしまいます (^^; が、仕草が可愛いんですね。好きな人を一番にするため頑張って働く。好きな人と自由な時間が出来たと思って、飛び跳ねて喜ぶ。昔、ロボコンを見た時の長澤まさみを思い出しました。見るほどに可愛く見えてくるって感じですね。

フランスは1度観光で行っただけの素人ですが、それでも、街角とか店内の雰囲気など、よく出来たセットだなぁと思いました。効率よくフランスを表現出来たセットに、なんの違和感もなく楽しむことができました。
★4

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August 13, 2009

フレンチ・コネクション

『フレンチ・コネクション』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
フランスのマルセイユで刑事が1人殺された。同じ頃、ニューヨークのブルックリンでは、通称ポパイと呼ばれるドイル刑事 (ジーン・ハックマン)と相棒のラソー刑事(ロイ・シェイダー)が、麻薬の売人狩りに躍起になっていた。2人は、とあるクラブで金使いのあらい男を見つけ、クサイとにらんだ。そのイタリア人の男はサル・ボカ(トニー・ロー・ビアンコ)といい、やはり麻薬ルートとつながりを持っていた。一方、マルセイユの港では刑事を射殺した殺し屋ニコリ(マルセル・ボザッフィ)が、フランスの実業家シャルニエ(フェルナンド・レイ)と密談していた。シャルニエはテレビ・スターのアンリ(フレデリック・ド・パスカル)を使って、アメリカの麻薬ルートとのコネクションを図っていた。ドイルとラソーは、サルを洗っていくうちに仇敵の麻薬商人のワインストックと、シャルニエを捜査線上に描き出していた。それから、ドイルたちのシャルニエに対する執拗な尾行が始められた。しかし、ドイルはシャルニエの悪知恵にまんまとまかれてしまった。ドイルの上官のシモンソンは、本格的な尾行活動に先だって、連邦警察官のマルデリッグとクラインの2人を、ドイルとラソーに組ませたが、彼らの間には絶えず険悪な空気が流れていた。そうした頃、アンリがはるばるフランスから船で運んできたリンカーン車が、ニューヨークの港に着いた。数日後、ドイルはビルの屋上から何者かに狙撃された。それは殺し屋のニコリだった。狙撃に失敗したニコリは高架線の地下鉄で逃走を図った。ドイルは手近の車を徴発して、ニコリを追った。高架線の上と下で、暴走する地下鉄と自動車のすさまじい競走が繰り広げられた。そして数十分後、他の電車に激突した車両から出てきたニコリの体をドイルの執念の銃弾が貫いた。更にアンリの車が怪しいとにらんだドイルは、車を押収し解体して、大量のヘロインを発見、それを元通り復元してアンリに戻し、罠を張った。そうとは知らぬシャルニエとワインストック、サルの一派は、ワード島で取引を行なった。しかしその時には、ドイルたちに率いられた警官隊が周囲を包囲していた。やがて激しい銃撃戦が展開され、サルは射殺され、ワインストックは逮捕された。また、廃墟に逃げ込んだシャルニエを追ったドイルは、誤って仲間を1人射ってしまったが、うろたえるラソーに一瞥をくれただけでひるまずにシャルニエを追い詰めていった。やがて、その廃墟に、銃声が一発響いて消えた。

ポパイの名の通り、骨太刑事が主役ですが、その刑事をジーン・ハックマンが演じています。実に37年前の作品。ジーン・ハックマン若いです。

刑事物は、最近だと「あるいは裏切りという名の犬」 が印象深い作品ですし、カーチェイスだと「トランスポーター」とかもよかったですね。いろんな作品のベースになったとか聞きましたが、なっとくです。

ストーリーは安定しており、カーチェイスもなかなか楽しめました。
★3

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August 10, 2009

スカイ・クロラ The Sky Crawlers

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
ショーとしての戦争が行われる、仮初めの平和の時代。永遠に年をとらない「キルドレ」の函南 優一(カンナミ・ユーイチ)は、栗田仁郎の欠員を埋めるため、兎離州基地に配属となった。過去の記憶のない彼だが、初めて乗る機体も身体に馴染み、間もなくエースの座に着く。基地司令の草薙 水素(クサナギ・スイト)はそんなユーイチを複雑な眼差しで見つめていた。そんなある日、同僚のパイロットが敵(戦争請負会社・ラウテルン社)の”ティーチャー”と呼ばれるエースパイロットに撃墜されてしまう。まもなく、ユーイチが勤めるロストック社(戦争請負会社)はラウテルン社に大規模攻撃をかけるため部隊を集結させるが、決着がつないまま撤退となり途中で帰還。やがて、三ツ矢 碧(ミツヤ・ミドリ)が基地に配属となり、キルドレであることの悩みをユーイチに話すのだった。

エアコン無しで蒸し暑いなぁ...なんて思いながらぼへぇ~っと見始めたら、ちょっと置き去りにされてしまい、慌てて座りなおした本作。もちろん、毎度のことながら全く予備知識無し。原作があったとか、『機動警察パトレイバー the Movie』 の監督だったとかも今知ったしだい。いやぁ無謀な挑戦でしたね。なので、今もよく分かっていない部分はありますが、まぁそれはそれとして。(^^;

そういう訳で、退屈気味に感じたストーリーはちゃんと訳があり、空をテーマにした見事なCGも、だから押井監督に依頼したとの事で当然の結果だったんですね。

ちょっと追いつかないままに見ていて、”平和のためには戦争が必要”というような台詞で目が覚めました。あぁ...そういう作品なのね!と、ここでやっと認識を改めたわけです。遅すぎる!とのご指摘があれば、それはごもっともだと思います。
さぁそこからは記憶を巻き戻しながらの鑑賞です。成長が止まり、永遠に生きる子供。子供がタバコを吸い、戦争をし、己の空虚さに嘆く。解放。そこに行き着くためには”空か死”しかない。とでもいうような悲しい世界。地上に彼らの安息の場は残されていない。そして、それを知っている?ティーチャーは彼らを解放出来る絶対的な存在として敵という形で空にいる。この矛盾。この矛盾を永遠に繰り返さなければならない悲しさに対して、私はどう向き合うか?という問い。安易に”死”を選択するか?感情を放棄し快楽に身をおくか?永遠に悩み悲しむか?。恐らく、この解釈は不完全で、もう少し理解が必要な気がしますが、時間が無いんですね。(^^; これでひとまずOKってことにします。もちろん、前進あるのみです。ティーチャーに勝利することこそ最終目標で、どうすれば?というステップが成長の糧となるのは間違いありません。

さて、映像が面白いです。背景(戦闘機含む)は遠近感すら表現された実写のごときCGで、人物は思いっきりセルアニメ。このギャップが変なストレスから解放してくれます。人って実写っぽくなくていいと思うんです。
FFやピクサー作品を見ていてつくづくそう感じていました。人を実写っぽく撮りたいなら、実写にすればいいんです。背景だけを素直にCGにすればよい。その点がかっちり噛み合っていて、映像を素直に楽しむことが出来ました。離陸シーンや空中戦のシーンは見ごたえあると思います。

音は...。クラシック用のヘッドホンで聞いていたので、悪くは無いですが、凄さは感じませんでした。でも、いいみたいですね。そこはもう一度確認してみたいな~と思っているところです。

ちょっと重めですが、そこを覚悟(笑)のうえでの鑑賞であれば、結構楽しめる作品だなぁと思いました。PC+ヘッドホンではなく、ちゃんとプラズマ+外部スピーカーで見直してみたいです。
★4

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