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January 19, 2009

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』 を劇場で鑑賞。

あらすじ:
1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、見知らぬ紳士(鹿賀丈史)から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。しかし、それは二十面相の罠だった...。


まず、怪人二十面相は誰だ?という点に重きを置くかどうかで評価が分かれそうです。私は別に誰でもいいや。と、流れに身を任せ娯楽作品をそのまま受け入れるつもりで鑑賞しました。その結果、評価はそれほど悪くなく、概ね満足して帰路につきましたが、謎解きも楽しみにしていた連れはガッカリしていました。確かに、誰が?と考えながら見ていたとすると、それほどヒネリのない結末に物足りなさを感じるのも無理はないなぁと思います。

さて、たいした欲もない純な若者が罠にはめられ、修行の末に怪人二十面相と対決する。その成長過程を描く体育会系の流れの中に、お嬢様との文科系のやり取りが時折挿入される。このパランスは丁度よいと感じました。そして、お嬢様が「良家の子女のたしなみ」で体育会系の方に迷い込んでくる。ちょっと強引に。(^^;
泥棒にお姫様。今にして思えば、「カリオストロの城」をかなり意識して(ぱくって)いるわけですが、「カリオストロの城」好きな私としては、そのストーリーやギミックは全てOK。してやったりなんじゃないでしょうか?。但し、結末の強引さは少し不満ですね。「カリオストロ」ではなく、「怪人二十面相」でエンディングをむかえてほしかったです。

また、貧富の差をテーマの一つとしており、子供達だけでギリギリの生活をしているシーンがありますが、この辺のサイドストーリーは思いきって削ってしまってもよかった気がします。子供達を出さなくても町並みで貧富の差は十分に見えていましたので、無理にサイドストーリーとして挿入している事で発散気味にも感じられました。

変装シーンはM:Iをぱくっていますが、声の仕掛けは見せませんでしたね。(^^; アクションシーンはスピード感があって、修行中は軽い笑いも挿入されていて楽しめました。からくり師の源治(國村隼)がサポートする仕掛けも「カリオストロ」色満載でよかったです。

明智小五郎を演じた仲村トオルと、平吉を演じた金城武、そして令嬢役の松たか子がそれぞれいい感じです。明智の表裏が見事でしたし、平吉のいっぱいいっぱい加減もはまっていました。見た目は令嬢っぽいけどやんちゃな所はあっていました。しかし、台詞を喋ると波を感じない所は人選ミス?。源治が軽くなりそうな作品を地につけており、國村隼を使ったのは大正解だったと思います。

さすが「三丁目の夕日」のスタッフと感じたのは開始早々の帝都を俯瞰で見せるところ。巧いですね~と思いました。東京タワーや羽柴財閥のビルと、下町?の対比。視点を固定せず色をちゃんと見せてくれて、少し懐かしくなりました。
★4

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