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December 30, 2008

ウォーリー WALL・E

ウォーリー WALL・E』 を劇場で鑑賞。

Walle

あらすじ:
29世紀の荒れ果てた地球で、たったひとり黙々と働き続けるゴミ処理ロボット・ウォーリー(WALL・E:Waste Allocation Load Lifter Earth-Class/ゴミ配置積載運搬機地球型)。宇宙へ脱出した人間たちに置き去りにされて700年、大好きなミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオで男女が手を握るロマンチックなシーンを見ては人恋しさを募らせていた。そんなある日、真っ白に輝く探査ロボット、イヴ(Extra-terrestrial Vegetation Evaluator/地球向け植物探査機)が現れ、ウォーリーはたちまち恋に落ちる。彼女の気を惹こうと、靴に入れてコレクションしておいた”植物”を見せるが、瞬間、イヴは”植物”を体内に収納し活動を停止するのだった。しばらくして、宇宙船がイヴをアクシオム(居住型巨大宇宙船)に連れ去ってしまうが、ウォーリーはイヴを追って宇宙船にしがみついていたのだった...。

PIXARのクオリティには毎度の事ながら感心してしまう。ホントに作り手に愛されている事がすっごくよく分かる。ジブリが最新作をセルで作った。その想いを一枚一枚に託した作品作りを目指したのに対して、PIXARのアプローチは対極にあるけれど、アナログもデジタルも本当に甲乙付けられない事をあらためて認識させられた。

ウォーリーが700年という時を経て愛する事を知り行動する。最新型のイヴにも、ウォーリーの猛アタックにいつしか同じ感情が芽生えるというラブストーリーがいいです。寡黙にそれぞれの仕事をこなすロボット達が、どこかで意思を持つようになるというのはよくある話ですが、やり過ぎない行動がいいんだと思います。その愛情表現は”手をつなぐ”こと。(*´д`*) バリバリ話ができてコミュニケーションをとり幸せ満載!ではなく、一見噛み合わない新旧ロボットの手が”そっと”つながる...。そこまでに抑えたストーリーがすっごくよかった。そして、その静かなウォーリーの話と対比するように、アクシオムでのロック調とも言えるハイテンポな流れが作品に緩急をつけていて、お掃除ロボットや超肥満になった人間などの微笑ましいシーンがやはり猛スピードで流れるストーリーのなかで一息つかせてくれました。また、メッセージを強くし過ぎないのも作品を楽しみやすいものにしており、これが、地球環境を考えよう!なんてテーマでバーンと全面にでてしまうと、細かく突っ込みたくなってしまい、自爆しちゃうんだと思います。確かにリアルに見ればツッコミ処はあります。そういう視点にせず、子供が見て楽しみ、何か心に残る。今回の場合は、ウォーリーのどこか愛敬のあるキャラと、靴に生えた植物が記憶に残る。それがいいんですよね。(Λ。Λ)
ロボットが”モジモジ”するんですよ?応援したくなりませんか?。

ウォーリーとイヴはじめ、ロボット達は会話しません。当たり前ですが...。(Λ。Λ)
ですから、皆行動で演技します。ウォーリーは一途な純朴青年だし、イヴは姉さん的なキャリアウーマンっぽい。アクシオムのオートマチックは人間を思い過ぎて、逆に悪役というちょっと可哀想な役を見事に演じている。そしてアクシオムの艦長は人間として、PIXAR得意のリズムで、絵に描いたグータラ男から、現実を知り悪と立ち向かう果敢な男に変貌する。エキストラ達もそつなく演じており、さすが隙がないって感じ。(Λ。Λ)

音楽はアクシオムでのロックが少し印象に残っているものの、正直あまり記憶にありません...。でも、PIXARの世界観に浸り満足して劇場を出たのは間違いなく、今年劇場で鑑賞した最後の作品が本作でよかったと思います。PIXAR好きとしては自然と評価も甘くなりますが、本作は中でも抜けていて、もう一度劇場で見たいし、DVDは間違いなく買うでしょう。
★5

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