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December 20, 2008

プロヴァンスの贈りもの

プロヴァンスの贈りもの』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
少年マックス・スキナー(ラッセル・クロウ)は毎年夏になると、南仏プロヴァンスでワイン造りにいそしむヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)のもとを訪れ、おじさんの所有するシャトー「ラ・シロック」とぶどう園で楽しいバカンスを過ごしていた。やがて時は経ち、マックスはロンドンの金融界で豪腕トレーダーとして多忙な日々を送っていた。そんな彼にある時、10年も疎遠にしていたおじさんが亡くなったとの報せが届く。遺産相続者となっていたマックスだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。懐かしのシャトーに来るとあの頃の記憶が次々と甦るが、少しでも高く売却しようとするマックス。そんな時、ヘンリーおじさんの娘だと名乗るアメリカ人クリスティ・ロバーツ(アビー・コーニッシュ)が訪れる。また、地元のレストランを経営するファニー・シュナル(マリオン・コティヤール)と出逢い、情熱的に惹かれ合っていくマックス。葡萄畑を愛するフランシス・デュフロ(ディディエ・ブルドン)とリュディヴィーヌ・デュフロ(イゼベル・カンディエ)夫妻の想いがマックスを混乱させる。そして、伝説のブティックワイン”ル・コワン・ ペルデュ le coin perdu(失われた片隅)”が、おじさんのメッセージである事を知り、会社に戻ったマックスがゴッホの模写を見て何を感じたのか...。

凄腕トレーダーには金を生まないシャトーなど興味は無く、しかし最後には...という展開はすぐに想像できる。そして、予定調和であるにも関わらず以外に気分は悪くない。というのが最初の感想。”偽物”であるゴッホと、”本物”であるル・コワン・ ペルデュが問いかける。求めるべき人生とは?幸せとは?という問いに対し、美しいくらい理想的な結末を用意してくれている。この意外性のない展開をどのように受け入れるか?が評価の分かれ道に思うが、私は意外にも拒絶反応がでなかった。何故だろう?と振り返ってみた時に、プロヴァンスの風景が気に入ったんだと、理想的な結末を自分も欲しているんだと思った。今、私が置かれている環境や、直前に見た酷い作品もかなりの部分で影響しているかもしれないけど...。

ラッセル・クロウは安定しているが、ディディエ・ブルドンがよかったなぁ。誇りを持ち頑固。しかし、遊び心を忘れない農夫がピタリだったと思う。彼の情熱が伝説を生み、マックスを支えたんだと確かに感じる事ができたのが収穫。彼はコメディアンであり監督も経験がある。その懐の広さがいい方向に活きているのかな?って感じました。
また、アビー・コーニッシュも華役としてファニーとバランスされていて好きです。

既に触れましたが、情景が好きです。何というか、少しセピア調に見える立体感のある風景や建物の雰囲気が好きです。私は少し銀塩写真撮影を趣味としていましたが、F2.8で”必要なだけ”切り取った時の感覚に似ているんです。音楽も決して邪魔をせず、しかし見るためにリズムを与えてくれる。
で、ふと監督を見たらリドリー・スコットじゃないですか!。あぁ...なるほどって思っっちゃいました。
「ブレードランナー」や「G.I.ジェーン」など、彼の作品とは相性がいいみたい。「アメリカン・ギャングスター」 は微妙だったけど。(^^;
★3

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Posted by: black mart alpha | August 28, 2014 at 10:50 AM

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