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December 30, 2008

2008年に観た映画

2008年に観た映画

劇場に足をはこんだものと、DVDで鑑賞したものと区別しておりませんが、57本ありました。その中から2008年のベスト5を選出してみました。
邦画の勢いが無くなった1年でした。

1位 : 潜水服は蝶の夢を見る
2位 : ウォーリー
3位 : 再会の街で
4位 : ボーン・アルティメイタム
5位 : パコと魔法の絵本
補欠: アフタースクール


[12月]
★2 空中庭園
★5 ウォーリー / WALL・E
★4 ペネロピ
★3 ショコラ
★3 プロヴァンスの贈りもの
★1 HERO
★2 ローグ アサシン
★2 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
★3 嫌われ松子の一生
★4 パコと魔法の絵本

[11月]
★2 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
★3 容疑者Xの献身
★3 シッコ

[10月]
★4 いつか読書する日
★3 アメリカン・ギャングスター
★2 ハウルの動く城
★3 アイアンマン

[9月]
★1 BABEL
★4 おくりびと
★4 マーサの幸せレシピ
★1 めがね
★3 武士の一分
★3 20世紀少年

[8月]
★1 キューティーハニー
★4 ハチ公物語
★3 恋愛睡眠のすすめ
★3 舞妓Haaaan!!!

[7月]
★3 クライマーズ・ハイ
★3 ザ・マジックアワー
★4 キサラギ
★1 大日本人

[6月]
★2 戦艦ポチョムキン
★4 幸せのレシピ
★4 麦の穂をゆらす風

[5月]
★4 スーパーの女
★5 アフタースクール
★4 ノーカントリー
★1 オーシャンズ13
★2 パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド
★4 天国の青い蝶
★2 スパイダーマン2
★5 ボーン・アルティメイタム

[4月]
★5 潜水服は蝶の夢を見る

[3月]
★3 バンテージ・ポイント

[2月]
★3 不都合な真実
★3 バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
★3 アマデウス
★1 ザ・スナイパー
★5 再会の街で
★2 インド夜想曲
★3 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
★1 ワールド・トレード・センター

[1月]
★3 題名のない子守唄
★3 ラッキーナンバー7
★2 アイ・アム・レジェンド
★3 ゲド/戦いのはじまり
★3 ダイハード4.0

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空中庭園

『空中庭園』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
「何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う」それが、母親らしいことを何ひとつしてくれなかったさと子(大楠道代)への反発から、いつも笑顔で幸せな家庭であり続けようとする絵里子(小泉今日子)の決めた京橋家のルールだ。だが、絵里子の意に反して、家族はそれぞれに秘密を持っていた。夫の貴史(板尾創路)は麻子(永作博美)とミーナ(ソニン)と言うふたりの愛人の間を行き来し、娘のマナ(鈴木杏)は不登校を続け、建築物に興味を持つ引きこもりがちな息子のコウ(広田雅裕)は父の愛人と知らずにミーナを家庭教師に迎えてしまう。そんなある日、絵里子はさと子とミーナの合同誕生パーティを開く。ところが、酔っ払ったミーナのお陰で家族の秘密が次々に露呈、絵里子の築き上げてきた家庭はもろくも崩れ去った。しかし、自身の誕生日。さと子からのバースデイ・コールによってわだかまりの解けた絵里子は再生することが叶い、プレゼントを抱え帰宅して来た家族を温かく迎えるのであった。

先に本を読んでいました。こちら

ルールを作り、そのルールを守るフリをして幸せを手に入れたフリをする家族が、ある時、全員が隠し事しないというルールを破っていたという話。そこから何が生まれるのか?が問題で、本での感想は人生ってドロドロだよって...。しかし、ドロドロだっていつかはちゃんと形になるもの。さらっとした人生なんて実は少ないんじゃない?って。私もそう何だろうなぁ...って思いました。映画でどうなるんだろ?と期待しましたが、前半はストーリーをなぞるだけ。単調で眠くなります。後半は血の雨を降らせてみたり、一変して過剰な演出。確かに本をベースにしているんですけど、壊れる所”だけ”を派手に見せたかったんでしょうか?。で、あっけないエンディング。どうにも説得力がない気がしました。もう少し深いと思うんですけどね。

小泉今日子は怖いくらいに理想家族である続けようという、そして裏の顔を持つ絵里子にピッタリでした。板尾創路もコミカルな役を無難にこなしており、まぁ大きな問題はないキャスティングだと思いました。

理想と思われた”ダンチ”が壊れてゆく描写はなかなかだったと思います。この作品に何を求めるか?ですが、角田光代さんの世界観を求めてしまうと厳しいかもしれません。
★2

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ウォーリー WALL・E

ウォーリー WALL・E』 を劇場で鑑賞。

Walle

あらすじ:
29世紀の荒れ果てた地球で、たったひとり黙々と働き続けるゴミ処理ロボット・ウォーリー(WALL・E:Waste Allocation Load Lifter Earth-Class/ゴミ配置積載運搬機地球型)。宇宙へ脱出した人間たちに置き去りにされて700年、大好きなミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオで男女が手を握るロマンチックなシーンを見ては人恋しさを募らせていた。そんなある日、真っ白に輝く探査ロボット、イヴ(Extra-terrestrial Vegetation Evaluator/地球向け植物探査機)が現れ、ウォーリーはたちまち恋に落ちる。彼女の気を惹こうと、靴に入れてコレクションしておいた”植物”を見せるが、瞬間、イヴは”植物”を体内に収納し活動を停止するのだった。しばらくして、宇宙船がイヴをアクシオム(居住型巨大宇宙船)に連れ去ってしまうが、ウォーリーはイヴを追って宇宙船にしがみついていたのだった...。

PIXARのクオリティには毎度の事ながら感心してしまう。ホントに作り手に愛されている事がすっごくよく分かる。ジブリが最新作をセルで作った。その想いを一枚一枚に託した作品作りを目指したのに対して、PIXARのアプローチは対極にあるけれど、アナログもデジタルも本当に甲乙付けられない事をあらためて認識させられた。

ウォーリーが700年という時を経て愛する事を知り行動する。最新型のイヴにも、ウォーリーの猛アタックにいつしか同じ感情が芽生えるというラブストーリーがいいです。寡黙にそれぞれの仕事をこなすロボット達が、どこかで意思を持つようになるというのはよくある話ですが、やり過ぎない行動がいいんだと思います。その愛情表現は”手をつなぐ”こと。(*´д`*) バリバリ話ができてコミュニケーションをとり幸せ満載!ではなく、一見噛み合わない新旧ロボットの手が”そっと”つながる...。そこまでに抑えたストーリーがすっごくよかった。そして、その静かなウォーリーの話と対比するように、アクシオムでのロック調とも言えるハイテンポな流れが作品に緩急をつけていて、お掃除ロボットや超肥満になった人間などの微笑ましいシーンがやはり猛スピードで流れるストーリーのなかで一息つかせてくれました。また、メッセージを強くし過ぎないのも作品を楽しみやすいものにしており、これが、地球環境を考えよう!なんてテーマでバーンと全面にでてしまうと、細かく突っ込みたくなってしまい、自爆しちゃうんだと思います。確かにリアルに見ればツッコミ処はあります。そういう視点にせず、子供が見て楽しみ、何か心に残る。今回の場合は、ウォーリーのどこか愛敬のあるキャラと、靴に生えた植物が記憶に残る。それがいいんですよね。(Λ。Λ)
ロボットが”モジモジ”するんですよ?応援したくなりませんか?。

ウォーリーとイヴはじめ、ロボット達は会話しません。当たり前ですが...。(Λ。Λ)
ですから、皆行動で演技します。ウォーリーは一途な純朴青年だし、イヴは姉さん的なキャリアウーマンっぽい。アクシオムのオートマチックは人間を思い過ぎて、逆に悪役というちょっと可哀想な役を見事に演じている。そしてアクシオムの艦長は人間として、PIXAR得意のリズムで、絵に描いたグータラ男から、現実を知り悪と立ち向かう果敢な男に変貌する。エキストラ達もそつなく演じており、さすが隙がないって感じ。(Λ。Λ)

音楽はアクシオムでのロックが少し印象に残っているものの、正直あまり記憶にありません...。でも、PIXARの世界観に浸り満足して劇場を出たのは間違いなく、今年劇場で鑑賞した最後の作品が本作でよかったと思います。PIXAR好きとしては自然と評価も甘くなりますが、本作は中でも抜けていて、もう一度劇場で見たいし、DVDは間違いなく買うでしょう。
★5

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December 25, 2008

ペネロピ

ペネロピ』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
イギリスの名家、ウィルハーン家の一人娘として生まれたペネロピ(クリスティナ・リッチ)。彼女の鼻と耳はなんと豚のそれだった。ウィルハーン家に古くから言い伝えられてきた恐ろしい呪いが、現実となって彼女に降りかかってしまったのだった。これにショックを受けた母ジェシカ(キャサリン・オハラ)は、世間の好奇の目を遠ざけたい一心で、ペネロピを死んだことにしてしまう。以来、屋敷から一歩も外へ出ることなく成長したペネロピ。そして18歳となった彼女は、真実の愛が呪いを解くと信じるジェシカによってお見合いをさせられる。しかし、次々と現われる求婚者たちも、ペネロピの顔を見た途端、恐怖に駆られて逃げ出してしまうのだった。それから7年、ウィルハーン家が必死に守ってきた秘密はついに破られ、記者レモン(ピーター・ディンクレイジ)はスクープ写真を狙って、名家の落ちぶれた青年マックス・カンピオン(ジェームズ・マカヴォイ)をペネロピのもとに送り込むのだったが...。

ペネロピの母はとにかく娘の鼻をなんとかしたい!。好き嫌いはおいといて名家の息子と結婚させたい。そして呪いが解けることに全てをかける。母の思い。凄くよく分かる。
一方、娘ペネロピはというと散々逃げ出されアキラメムード。それよりも何よりも、隠れた生活から解放されたい!。外で遊びたい!。それも凄くよく分かる。両者の思いが交錯しま逆のテンションで進んでゆくさまが面白い。また、ペレロピを見て逃げる見合い相手の口封じとして、屋敷のガラスを強化ガラスにしたり、執事?がスニーカーを履いたりと、これまた微笑ましい。

そして、まんまと外の世界に飛び出たペネロピを見て嬉しくなる。気がつけばチャーミングな彼女に引き込まれる。飲み屋で知り合った彼女と同じ。因縁でペネロピの写真を撮ろうと健気に頑張る記者もどこかずれがあって、この異質な世界観にマッチしている。実はマックスが名家の息子ではないと分かったわけだけれど、そこからの奇跡!いいなぁ。流れに身を任せ、結末を予想せず見ていたわけですけれど、見事にはまった。凄くシンプルだったのがむしろ好印象。

現実問題として、コンプレックスが服着て歩いている現代。【ありのままの自分を愛せるか?】ってメッセージは表面的にのみ受け入れられ、現実は無理。だけど、この作品を見た直後は自分を愛せそうな気がしてくる。(^^;

クリスティナ・リッチがとにかくよかった。むしろ魔法が解けてしまって残念だと感じたくらいに...。(´ー`)┌ キャサリン・オハラの必死ぶりや、ピーター・ディンクレイジのプライド。実はマックスの物語でもあるのでは?と思わせるくらいにジェームズ・マカヴォイもよかった。主要キャストが誰も負けておらず、それぞれの個性が絡み合って素晴らしい仕上がりだったとおもお増す。

正直、町並みや音楽はストーリーメインであまり記憶にありません。前半は密室劇のようなものでしたし。それでも作品のテイストを下げることなく見終えることが出来たのは、そちらもしっかり仕事したから!なんでしょうね。
★4

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December 22, 2008

ショコラ

『ショコラ』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
北風の強い冬のある日、フランスの小さな村に真紅のマントに包まれた母ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘アヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソル)がやってくる。その村は、伝統を重んじる村長レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)の睨みがきいた村で、ちょうど伝統の断食期だった。ヴィアンヌは教会の鼻先にショコラ(チョコレート)店を開くが、教会に行かず、断食期にショコラ店を開くなどレノ伯爵の印象は最悪だった...。勿論、規律に守られた?村民達も、店に興味はあるものの、異種文化を受け入れようとはせず、元々変人扱いされていた村民を除き交流が生まれることはなかった。そんな時、村にジプシーのルー(ジョニー・デップ)達が流れつく。村はもちろん受け入れない。ヴィアンヌを始め、数名の仲間はルーと交流を持つようになるが、それを知ったレノ伯爵は正義の名のもとにルー達を追い払おうとする...。

自分を奮い立たせるため、強気を装い、しかし最後は逃げてきた人生。ショコラの力を信じてはいるものの、最後はやはり勝てない...。そして、今回も負けてしまう...が、偶然にも奇跡はおきた!王道です。それはショコラの力だったのだろうか?ヴィアンヌの努力が結ばれたからだろうか?アヌークの思いからだろうか?それとも、ルーの存在があったからだろうか?恐らくは、全てだったんだろうと思わせる物語の流れが心地よい。対するレノ伯爵の存在も、容姿を含めウォーミングであり、いかにも堅物的な雰囲気で作品のバランスが保たれていたように感じた。

また、主題にもなっているショコラの威力。確かに奇跡はおきるかも!と思わせる展開なのだけれど、少し残念なのはその美味しさが画面的に伝わってこなかったこと。商品そのものに力はなく、あくまでヴィアンヌの心が村人の本心を引き出させたのかもしれないけれど、でもレノ伯爵の変貌を見てしまうと商品にもなにかしらの力があったと感じてしまう。その魅力いっぱいの”ショコラ”を見せてもらいたかったと思いました。

ルー役のジョニー・デップがいい感じでした。脇役として格好良かったです。ホントこの人の幅は広いんだなぁとつくづく。8年前かぁ...若い!。(^^) レノ伯爵も良かったですね。自分自信を守るために村を守る。この勘違いした正義感がしっかり表現されており、悪役?としてしっくりしていました。う~ん。女優陣はそつがなかったものの、逆にインパクトも無かった気がして残念です。病気のアルマンド(ジュディ・デンチ)が印象に残っているくらいでしょうか?。ジュリエット・ビノシュはもう少し頑張って欲しかった気がします。

寒々とした村を冬の季節で表現してしまったのは、分かりやすいもののどうなんでしょう?。もっと移動しやすい季節で作って貰い、映像の力で冷えた空気感をだして貰うともっと良かった気がします。その辺がアメリカ映画っぽいんですよね。フランスの村なのに英語話すし...┐('~`;)┌。その辺をもう少し慎重に作って欲しかったなぁ。
★3

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December 20, 2008

プロヴァンスの贈りもの

プロヴァンスの贈りもの』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
少年マックス・スキナー(ラッセル・クロウ)は毎年夏になると、南仏プロヴァンスでワイン造りにいそしむヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)のもとを訪れ、おじさんの所有するシャトー「ラ・シロック」とぶどう園で楽しいバカンスを過ごしていた。やがて時は経ち、マックスはロンドンの金融界で豪腕トレーダーとして多忙な日々を送っていた。そんな彼にある時、10年も疎遠にしていたおじさんが亡くなったとの報せが届く。遺産相続者となっていたマックスだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。懐かしのシャトーに来るとあの頃の記憶が次々と甦るが、少しでも高く売却しようとするマックス。そんな時、ヘンリーおじさんの娘だと名乗るアメリカ人クリスティ・ロバーツ(アビー・コーニッシュ)が訪れる。また、地元のレストランを経営するファニー・シュナル(マリオン・コティヤール)と出逢い、情熱的に惹かれ合っていくマックス。葡萄畑を愛するフランシス・デュフロ(ディディエ・ブルドン)とリュディヴィーヌ・デュフロ(イゼベル・カンディエ)夫妻の想いがマックスを混乱させる。そして、伝説のブティックワイン”ル・コワン・ ペルデュ le coin perdu(失われた片隅)”が、おじさんのメッセージである事を知り、会社に戻ったマックスがゴッホの模写を見て何を感じたのか...。

凄腕トレーダーには金を生まないシャトーなど興味は無く、しかし最後には...という展開はすぐに想像できる。そして、予定調和であるにも関わらず以外に気分は悪くない。というのが最初の感想。”偽物”であるゴッホと、”本物”であるル・コワン・ ペルデュが問いかける。求めるべき人生とは?幸せとは?という問いに対し、美しいくらい理想的な結末を用意してくれている。この意外性のない展開をどのように受け入れるか?が評価の分かれ道に思うが、私は意外にも拒絶反応がでなかった。何故だろう?と振り返ってみた時に、プロヴァンスの風景が気に入ったんだと、理想的な結末を自分も欲しているんだと思った。今、私が置かれている環境や、直前に見た酷い作品もかなりの部分で影響しているかもしれないけど...。

ラッセル・クロウは安定しているが、ディディエ・ブルドンがよかったなぁ。誇りを持ち頑固。しかし、遊び心を忘れない農夫がピタリだったと思う。彼の情熱が伝説を生み、マックスを支えたんだと確かに感じる事ができたのが収穫。彼はコメディアンであり監督も経験がある。その懐の広さがいい方向に活きているのかな?って感じました。
また、アビー・コーニッシュも華役としてファニーとバランスされていて好きです。

既に触れましたが、情景が好きです。何というか、少しセピア調に見える立体感のある風景や建物の雰囲気が好きです。私は少し銀塩写真撮影を趣味としていましたが、F2.8で”必要なだけ”切り取った時の感覚に似ているんです。音楽も決して邪魔をせず、しかし見るためにリズムを与えてくれる。
で、ふと監督を見たらリドリー・スコットじゃないですか!。あぁ...なるほどって思っっちゃいました。
「ブレードランナー」や「G.I.ジェーン」など、彼の作品とは相性がいいみたい。「アメリカン・ギャングスター」 は微妙だったけど。(^^;
★3

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December 19, 2008

HERO

『HERO』 を劇場DVDで鑑賞。

あらすじ:
東京地検・城西支部に6年ぶりに戻った検事の久利生公平(木村拓哉)。そんな彼が担当することになったのは容疑者が罪を認めた傷害致死事件の裁判。ところが初公判で容疑者はあっさりと無罪を主張。容疑者の弁護士で刑事事件無罪獲得数日本一の敏腕弁護士・蒲生一臣(松本幸四郎)に、次第に久利生も追い詰められていく。が、やがて久利生は、この事件が大物代議士・花岡練三郎(森田一義)の贈収賄事件に関連していると知り...。

まず最初にはっきりさせておかなければならないこと。それは、その作品は”映画”ではなく”TVドラマ”であるということ。だから、映画として評価すればボーナスで ★2。これがレンタル100円ではなく、映画館で1200円払っていたら...。きっと★1。金返して欲しいと思うんじゃないか?という気がする。

さて、明らかに、ドラマが当たったから映画化して2度儲けよう!って匂いがプンプンするこの作品。やっぱりフジTVかって...と思う。ストーリーからして駄目。
①久利生公平が帰ってきた!ってなに?早くもドラマを知らない人は置き去りなわけ?。
②中井貴一とはどういう関係?。
③証拠の車を探して韓国へ!は、いいとして、そこまで日本からして探してくれるか?。ってか韓国に行く必要は?。単にイ・ビョンホンをゲスト出演させ点数稼ぎ?。脱線した...。証拠品の話に戻ると、裁判中あったように、それで有罪とは言い難い。
④次の展開としてアリバイが嘘だったと分かったからといって、それが有罪と判断する証拠にはなりえない。
⑤放火の現場を偶然撮影した携帯写真を探すか?撮影した人がそんな都合よく見つかるか?。見せてくれるか?。アリエナイ...。あまりにご都合主義だ。勿論、作り手もそこは分かっていて、最終的に有罪にするネタが思い浮かばなかった...。だから、裁判の一番肝心な完璧なる犯罪立証シーンはすっ飛ばし、気がつけば有罪が確定してしまってジエンドにしてしまっている。ん?この映画は裁判を舞台とした検事の話なんじゃないのか?。
⑥花岡代議士がこの物語に必要だったか?タモリを出したかったのか?わけ分からない。
まだまだある。もう嫌になったのでこのへんにしておこう。しかし、裁判ってあんなか?違うだろう...。

キャスティングもどうか?。木村拓哉が駄目なのは予想していたのであまりショックではなかった。但し、松本幸四郎や中井貴一といった役者を使いながら活かせなかったのは残念。またタモリも酷かった。あれで大物代議士か?。棒読みの台詞に法廷でサングラス。代議士たる者が司法をなめるな!と言いいたい。タモリは本業である昼の仕事を頑張っていればいいんじゃない?。まぁそういうわけで、凄い面々が出ているのはさすがフジTV。映画ではなく、タレント見たさの作品としてはなかなかの物かもしれない。

映像や音楽も非常に寂しい...。全く映画という気がしない。撮影手法がどうとか詳しく指摘出来ないけれど、のっぺりとした絵が永遠続くのも満足感downの原因だと思う。意味のないロングショットとか、法廷内の平凡な視点とか、突破口が見えた時でも変わらないアクセントの映像。そうした印象に残るカットがないから、ポスターで集合写真を使ったんだね。普通なら公平と蒲生が対峙しているショットとかだよね。
★1 (ドラマと割りきれるなら★3)

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December 15, 2008

ローグ アサシン

『ローグ アサシン』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
サンフランシスコ。FBI捜査官ジョン・クロフォード(ジェイソン・ステイサム)は、悪名高い伝説の殺し屋ローグ(ジェット・リー)を追い詰めていたが、その後、相棒トム・ローン(テリー・チェン)とその家族全員を惨殺されてしまう。時は3年後。クロフォードはチャイニーズ・マフィア・リー・チャン(ジョン・ローン)と日本ヤクザ・シロー・ヤナガワ(石橋凌)/娘・キラ(デヴォン青木)の抗争の中で、忘れもしないチタン製銃弾の薬莢を見つけることになる。それはローグが常用していたものだった。再びローグが動き出したことを知るクロフォード。ローグは抗争の渦中にいて、それぞれに殺し屋として雇われており、影で抗争を激化させていった。はたしてローグの真の目的は?単なる金のための殺しなのか?クロフォードに取引の情報を流す訳は?そして、最後に衝撃の結末が待っていた...。

ジェット・リーとジェイソン・ステイサム。これは見なければ!と思いDVDをレンタルしてきました。そして、目茶苦茶がっかりした気分になって部屋の明かりをつけました...。

せっかくアクション映画として成功しそうなキャスティングなのに、見せ場が無い...。ジェット・リーとジェイソン・ステイサムの立ち回りなど皆無で、作品の大半はマフィア同士のそこら辺に幾らでもあるようなドンパチ合戦。一応、犯人探し的な要素はあるあるものの、最後の最後、唐突に告げられる真実と、そうなった経緯の軽さにがっかりしました。ケイン・コスギとジェット・リーの対決シーンが唯一の救い。個人的にケイン・コスギには頑張って欲しい。

日本の描写も異常に古い印象で、拳銃に日本刀で対決。下手くそな日本語。明らかにスティーブン・セガール的な雰囲気がプンプンして嫌になります。

そういう訳で、せっかくのキャスティングは台無し。アクションが無いならジェット・リーは不要だったろうし、アメリカで日本 vs 中国って構図も気が抜けてしまいます。そして、更にがっかりなのは伝説のローグが実は弱かったって事。なんじゃそりゃ... ┐('~`;)┌
★2

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December 12, 2008

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
1957年、考古学を教えているインディアナ・ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、KGB 部隊のイリーナ・スパルコ大佐(ケイト・ブランシェット)達に拉致されエリア51に連行されある物が納められた”箱”の捜索を強制される。その箱の中身は磁気を帯びており、ミイラ化した遺体のようでもあった。何とか脱出し大学に帰ってきたものの、マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)の話を聞き、ハロルド・オクスリー教授(ジョン・ハート)を追ってマリオン・レイヴンウッド(カレン・アレン)も連絡がつかないことを知る。謎のメッセージとともに...。メッセージを解読してゆくと謎のパワーを得られる秘宝“クリスタル・スカル”の存在が明らかとなり、マット・ウィリアムズとともに再び冒険の旅へと出るのだが、インディたちの前に、再びスパルコ大佐が現れるのだった...。

”チャーチャラッチャ~~ッ チャーチャラ~~”の音楽が流れてきただけで、おぉぉ! インディ・ジョーンズだぁ~ってワクワクしてくる。スターウォーズもそうだけど、それって凄いよなぁと思い、胸躍らせながらエリア51でのインディらしさを楽しみました。本当に嬉しかった。個人的には「最後の聖戦」がすばらしかっただけに、続編は無理だろうと思っていたんですよね。だからインディのテイストをそのままにハリソン・フォードが立ち回るシーンは最高です。

そもそも、ハリソンが新作作りの言い出しっぺだけあって、本人のやる気は凄くて、体当たりの演技には舌をまきます。が、ケイト・ブランシェットはせっかくの役者なのにいまいちピリッとこないんですよね。これ、脚本の問題じゃないですかね?。オクスリーも殆どボケ老人だし、マットもジョーンズ博士らしさが感じられない...。他のキャストも印象薄いです。もちろんマリオンも既に忘れそうです。大事な役なのにね。ショーン・コネリーが写真だけの出演ってのも悲しかったなぁ。回想シーンくらい入れてもバチはあたらないと思うぞ。

そんなわけで、前半はハリソンの頑張りと昔ながらのテイストで乗りきったものの、問題の後半。一気に崩壊しました。私としては、イグアスの滝から、隠し洞窟に入った辺り。ここで歯車が狂い始めた気がします。もう少し厳密にいうと、クリスタル・スカルを使って秘密?の扉を開けたところからですね。異星人でも宇宙人でも一緒ですよ。これまでの3作も現実離れはしていましたが、UFOだしますか?。歴史的にどうとか関係無し...。

そうなるとキーパーツのクリスタル・スカルも安っぽいプラスチック丸だしで品祖。ジョージ・ルーカスがどうしても宇宙人ものをやりたかったと言い張ったらしいですが、ハリソン・フォードとスピルバーグが頑張って反対すべきでした。そして別なエンディングを考え直すべきだったと思います。所詮は作り手のエゴで作られるわけですが、もう少し世間的な期待感も考慮して欲しかったですね。
★2

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December 09, 2008

嫌われ松子の一生

『嫌われ松子の一生』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子(中谷美紀)。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう...。

悲しさと、生きてゆくことと、なにより愛情について、嫌われ者と思い込んだ松子の短い一生を見せることで見事に描ききってみせた作品だったと、やっとそう思えるようになりました。非常にアップテンポな展開。この辺は中島哲也監督の過去作品からして想像出来たものではあるんですが、松子の不幸な、確かに嫌われている(ような)人生を永遠と見せられたことによって、最終的なテーマに気がつかないままエンドロールも終わってしまったんです。
見終わった直後は”何これ?”って思いました。正直な話。しかし、少し時間をおいてみると、人生再出発の物語りだったんだと気がついたんです。希望を持てる作品だったんだと。まさに松子の最後のように、少し救われた思いでした。つまらなかったのではない。自分でつまらなくしてしまっていたんだと知った時は恥ずかしかったなぁ...。(^^;

何よりも父親の愛に飢えていた松子。全てを犠牲にしても得られなかった(と思っていた)松子を中谷美紀が演じていますが、教師からソープ嬢、ぶくぶく太った浮浪者並みの末期まで、本当にビックリしました。ちょっと普通じゃない松子だったのも幸いしたのかな?その辺の判断は難しいですが、強弱良かったと思います。少しイメージが変わったのは間違いありません。注目すべき役者さんなんだなぁって感じました。なにげに松子の兄や、その息子である川尻笙(瑛太)もよかったです。中島哲也監督はキャスティングがうまいなぁと思いましたね。

映像は少し衝撃的な映像も交えた遊園地的な描写で、これは好みが分かれそうです。「パコと魔法の絵本」よりは”すっ”と入れたような気がしますが、お化け屋敷的な部分が続くので、後半疲れてくるかもしれません。ってか疲れました。

さて、難しい評価です。正直言って直後は★2でした。ただ暗いイメージが先行してしまいましたからね。今はというと、最後に希望を見せて終わった...。その1点で評価upしたと思いますが、ちょっと都合良すぎる気もしますよね?。それが松子の人柄だから...とも言えるんですが、やっぱ何か引っかかる。”希望を捨てなければ拾う神あり”というのは分かるももの、それでも...。
★3 がいいところかな?。

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December 03, 2008

パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本』 を劇場で鑑賞。

Paco_and_the_magical_book

あらすじ:
変わり者が集まるとある病院。曇ったメガネを使う医者・浅野(上川隆也)に、タトゥー入りの看護婦・タマ子(土屋アンナ)と吸血鬼みたいな看護婦・雅美(小池栄子)がいる。そこは、大人の俳優に脱皮出来なかった元有名子役・室町(妻夫木聡)や消防車に轢かれた消防士・滝田(劇団ひとり)、猿に銃で撃たれたヤクザ・龍門寺(山内圭哉)にオカマの木之元(國村隼)といった患者が入院?している。そして謎の男・堀米(阿部サダヲ)。中でも「株式会社ルワール」の会長・大貫(役所広司)の偏屈ぶりは筋金入り。“お前が私を知っているだけで腹が立つ”と傍若無人な振る舞いで病院中の嫌われ者。毎日同じ絵本を読んでいる無邪気な少女パコ(アヤカ・ウィルソン)に対しても容赦なし。そんな大貫は、ある時些細な誤解からパコを引っぱたいてしまう。ところが翌日、何事もなかったようにケロっとしているパコ。実は、彼女は交通事故の後遺症で記憶が1日しかもたないのだった。しかもその事故で両親を失ったことも知らず、毎朝枕元にある絵本をママからの誕生日プレゼントと思い込んでいた。そのことを知り、さすがに反省した大貫が、ふとパコのほっぺに触れた瞬間、“おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったよね?”。昨日のことを覚えていないはずのパコが、よりによって大貫のことを覚えていた。ついに大貫の心に大きな変化が生じ、彼はパコのために何かをしてあげたいと思い始めるのだったが...。

世界に入り込むまで少し時間が必要でした。あまりに唐突な展開に戸惑い、わけ分からず見せられている感じ。
仮装が凄くて”誰なんだろう?”人物当てゲームみたいな感覚になっていました。10分か20分くらい経ったでしょうか?感覚が麻痺したのか、次第に作品のテンションに脳が拒否感応をしめさなくなり、気がつけば楽しみ始めていたって感じです。

そしてパコが登場。やっと来たかぁと安堵にも似た感覚。これが中島哲也監督のリズムなんでしょうか?。いいタイミングだったと思います。これ以上ハイテンションのままだと厳しかったかも。ここからはパコと大貫の世界。子供にも容赦なく暴力をふるう大貫がパコと接し激変する。見せ場ですよね。記憶がないからこその偽りのない無垢。そういう設定だからこそ納得出来る大貫の変化。もしパコが記憶障害を持たず、単に心の”綺麗な子供”だとしたら、この作品は成立しなかったかもしれません。まぁそれ故の悲しさもまた同時にあるわけで、前半の暴走ともとれるはちゃめちゃ劇が綺麗に作品としてバランスされたなと感じました。

それぞれがアクの強いキャラなわけですが、平八(鉄拳知ってる?)のような役所広司を筆頭に、要所でリセットボタンをかます阿部サダヲなど、なかなかよかったと思います。もちろんパコ役のアヤカ・ウィルソンも、純朴な語り口があっていましたね。まぁ、パコと浅野以外は終始叫んでいるような感じだったので、演技力とかあまり関係なかったのかもしれませんが...。(^^; つまりは舞台なんだなぁって事ですね。原作者が一番心配していたコアの部分がしっかり残ったという事でしょうか。そこにCGカエルが加わり、映画として幅が広かったのかもしれません。

珍しく歌も印象に残りましたね。木村カエラでしたが、監督と相性がいいのでしょうか?よかったと思います。また、水中のシーンなどは監督が何か思いがあるんでしょうね?。それが何かは分かりませんでしたが、ちょっと気になっています。
★4 ですが、DVDの発売が待ち遠しいです。

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