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November 18, 2008

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身』 を劇場で鑑賞。

Yougishax

あらすじ:
天才物理学者・湯川学教授(福山雅治)が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉(堤真一)は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子(松雪泰子)に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫慎二(長塚圭史)が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた...。草薙俊平(北村一輝)と内海薫(柴咲コウ)は迷わず湯川に助けを求める。物理学と接点の無い事件に興味を示さなかったが、隣人が大学時代の知人である石神と知り事件に興味を持つのだった。

同名原作を映画化したもので、原作のエントリはこちら
本の方は★満点とはいかず、予想通り殆ど忘れてしまっていました。石神のアリバイ作りがキモですが、それすら少し怪しい感じ。単なる記憶力の問題でしょうかねぇ...。(´ー`)┌

映画用に追加された幾つかのシーンはあるものの、ほぼほぼ原作通りだったと思います。しかし、この追加されたシーンが不要でした。冒頭の実験シーンがまさにそれですが、『ガリレオ』にしたいのか、『容疑者Xの献身』にしたいのか、その両方を取り込もうと挿入されたシーンでしょうが、はっきり言って失敗だと思います。何故か?この石神事件に物理学は関係無いからです。『ガリレオ』にはなりえないんです。なのに無理無理入れてしまった。この時点(開始5分)であきらめました。娯楽路線なんだな...って分かっちゃっいましたからね。石神と湯川が冬山に登るシーンも不要ですね。心の中を”見せたい”という意図は分かりますが、そこまで説明してもらわなくても、湯川から見た石神は友人だし石神から見た湯川は邪魔者。それは十分に理解出来る展開ですよね?。この辺も映画ではなくドラマになってしまった部分だと思います。

キャスティングもどうなんでしょう?。とりあえず石神はダンカンの方がイメージとしては合うんですが、寡黙な数学教師という役柄に助けられてか堤真一でも悪くなかったです。これは予想外の嬉しい誤算でした。しかし、福山雅治と柴咲コウは正直なところ厳しいなぁと思います。ドラマならいいんじゃない?とあきらめもつくんですが、映画となるとベタベタの棒読みセリフは悲しくなるし、ずれた演技もテンション下がります。ドラマファンからすると嬉しいキャスティングなんだと思いますが、ドラマの決め台詞がなくなっていたり、ドラマファンも納得いかない部分がありそうなことを考えると、やはりドラマファンか原作ファンのどちらかに的を絞るべきだったと思います。ドラマ的なら見に行かなかったし...。あ、石神のラストシーン。感情が一気に爆発するシーンだけはよかったです。福山のクサイ演技が許容範囲なら、本作をドラマ的と感じることもないのかな?。

カメラワークはごく普通。ここでもアプローチがドラマ的です。それを補うため冬山のシーンで心理描写を無理矢理挿入したんだな?と思うほど、日常のシーンからは何も感じられない。役者のオーラがまるでないから、感情移入出来ないんです。音楽も特に印象に残るものではありませんでした。まぁくどいですが”ドラマ”ですね。映画館で見るほどではなかったみたい。(^^;やはり監督の西谷弘はドラマメインで、映画は『県庁の星』。むぅ...やっぱり癖ってそう簡単に抜けないんでしょうか?。
★3

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