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November 22, 2008

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
ホグワーツ5年生となったハリー(ダニエル・ラドクリフ)を出迎えたのは、周囲の白い目と新聞のふざけた見出し。ハリーがヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活話をでっちあげたと書きたて、ハリー・ポッターならぬハリー・プロッター(策略家)と糾弾する始末。更に悪いことに、魔法省大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)が闇の魔術に対する防衛術の新任教師として送り込んで来たドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)の“魔法省お墨つき”の授業は、ホグワーツに迫り来る闇の魔術に対しては不十分であった。そこでハリーはロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)に説得され、有志を集めて“ダンブルドア軍団”を結成、厳しい監視の目をかいくぐりながら、きたる壮絶な決戦に備えるべく秘密の訓練を開始する。

相変わらず原作未読です。しかもこれまでの展開も忘れています。_| ̄|○
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のエントリはこちら
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のエントリはこちら

さて、実はわけあって3回くらい見ました。何故?途中で寝てしまったから...。┐('~`;)┌
まぁ要約すると面白く無かったって事になるんでしょうね。

流れを整理するとこんな感じでしょうか?。吸魂鬼に襲われ守護霊の呪文を使ったため魔法省に罪人扱いされるハリー。しかし何でも知ってるダンブルドア校長に助けれれる。学校に行ってもハリーが嘘つき呼ばわりされ凹む。ヴォルデモートの復活を信じた生徒達はハリーに教えを請うが、予言の玉を取りに魔法省の神秘部に向かい、敵と戦闘になった時には力になる事は出来ず、結局は“不死鳥の騎士団”とダンブルドア校長に救われる事になる。しかしアズカバンを脱獄したべラトリックスにシリウスは討たれハリーはまたしても悲しみに打ち拉がれる。

さて、タイトルにもなっている“不死鳥の騎士団”とは結局なに?予言の玉って勝敗を握る鍵だったと思うんですけど、一方しか生きられぬってたいした情報も無く壊れてOKなんですか?。ヴォルデモートとの関係がよく分かっていないんですが、ハリーの暗黒面って事なんでしょうか?影みたいなもの?。原作未読&前作の記憶無しではかなり厳しい作りかなぁって思います。だから寝てしまったんですきっと。ちなみに、ケンタウルスとか巨人の話って必要なんですか?。映画的にはばっさり捨てる部分なのでは?。ハリーが呪文を教えるシーンも長すぎ。“不死鳥の騎士団”をもっとしっかり見せて欲しかったですね。

今回は皆成長してきて恋愛っぽいストーリーもありましたが(かなり強引な展開のキスシーンでしたが...)、正直どうでもよく退屈。ケンタウルスや巨人はでるものの、非常に暗いイメージで、VFXを楽しむ事は出来ませんでした。全般的に見た目が暗く、旅行先のTVでは神秘部のシーンなど殆ど見えませんでした。暗いなら暗いなりの見せ方があると思うんですけどねぇ。

まぁ本は面白いんでしょうが、映画は暇な時に音声日本語で流し見るってのがベストな鑑賞方法かもしれませんね。とにかく原作未読者を無視したかのような作りにはガッカリですし、対象年齢がよく分からなくなってきているのも失敗の原因ではないでしょうか?。映画化するなら、原作の魅力をいかし、削る所は削り、誇張すべき部分は派手に作る。これが私の希望です。
★2

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November 18, 2008

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身』 を劇場で鑑賞。

Yougishax

あらすじ:
天才物理学者・湯川学教授(福山雅治)が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉(堤真一)は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子(松雪泰子)に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫慎二(長塚圭史)が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた...。草薙俊平(北村一輝)と内海薫(柴咲コウ)は迷わず湯川に助けを求める。物理学と接点の無い事件に興味を示さなかったが、隣人が大学時代の知人である石神と知り事件に興味を持つのだった。

同名原作を映画化したもので、原作のエントリはこちら
本の方は★満点とはいかず、予想通り殆ど忘れてしまっていました。石神のアリバイ作りがキモですが、それすら少し怪しい感じ。単なる記憶力の問題でしょうかねぇ...。(´ー`)┌

映画用に追加された幾つかのシーンはあるものの、ほぼほぼ原作通りだったと思います。しかし、この追加されたシーンが不要でした。冒頭の実験シーンがまさにそれですが、『ガリレオ』にしたいのか、『容疑者Xの献身』にしたいのか、その両方を取り込もうと挿入されたシーンでしょうが、はっきり言って失敗だと思います。何故か?この石神事件に物理学は関係無いからです。『ガリレオ』にはなりえないんです。なのに無理無理入れてしまった。この時点(開始5分)であきらめました。娯楽路線なんだな...って分かっちゃっいましたからね。石神と湯川が冬山に登るシーンも不要ですね。心の中を”見せたい”という意図は分かりますが、そこまで説明してもらわなくても、湯川から見た石神は友人だし石神から見た湯川は邪魔者。それは十分に理解出来る展開ですよね?。この辺も映画ではなくドラマになってしまった部分だと思います。

キャスティングもどうなんでしょう?。とりあえず石神はダンカンの方がイメージとしては合うんですが、寡黙な数学教師という役柄に助けられてか堤真一でも悪くなかったです。これは予想外の嬉しい誤算でした。しかし、福山雅治と柴咲コウは正直なところ厳しいなぁと思います。ドラマならいいんじゃない?とあきらめもつくんですが、映画となるとベタベタの棒読みセリフは悲しくなるし、ずれた演技もテンション下がります。ドラマファンからすると嬉しいキャスティングなんだと思いますが、ドラマの決め台詞がなくなっていたり、ドラマファンも納得いかない部分がありそうなことを考えると、やはりドラマファンか原作ファンのどちらかに的を絞るべきだったと思います。ドラマ的なら見に行かなかったし...。あ、石神のラストシーン。感情が一気に爆発するシーンだけはよかったです。福山のクサイ演技が許容範囲なら、本作をドラマ的と感じることもないのかな?。

カメラワークはごく普通。ここでもアプローチがドラマ的です。それを補うため冬山のシーンで心理描写を無理矢理挿入したんだな?と思うほど、日常のシーンからは何も感じられない。役者のオーラがまるでないから、感情移入出来ないんです。音楽も特に印象に残るものではありませんでした。まぁくどいですが”ドラマ”ですね。映画館で見るほどではなかったみたい。(^^;やはり監督の西谷弘はドラマメインで、映画は『県庁の星』。むぅ...やっぱり癖ってそう簡単に抜けないんでしょうか?。
★3

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November 10, 2008

シッコ

『シッコ』 を劇場DVDで鑑賞。

あらすじ:
突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督が、米国の医療問題にザックリとメスを入れた衝撃のドキュメンタリー。
アメリカは先進国の中では唯一、公的な国民皆保険制度を持たない国。国民の健康保険の大半は民間の保険会社に委ねられている。そのため、高い保険料などが障壁となって、実に約4700万人もの国民が無保険の状態にあるという。しかしムーア監督は、営利を追求する民間企業が運営する現在の健康保険の矛盾は、高い保険料を払って加入している大多数のアメリカ国民にこそ深刻な影響を与えていると主張する。本作はそんなアメリカの医療制度が抱える問題点を、他の諸外国との比較や、医療の現場で実際に起きている治療を巡るにわかには信じがたい笑うに笑えない悲惨な事例の数々、さらにはお得意の突撃レポートを通して白日の下にさらすとともに、そうした不条理な事態を引き起こすカラクリとこうした制度を裏で強固に支えている歪んだ構造にも鋭く切れ込んでいく。

アメリカの医療問題。保険に入れない人。入ってもいちゃもんつけられ保険が払われない実態。いかに保険を払わず利益をだすかが保険会社の使命であり、保険も”命”とは無縁の”商品”である事がよく分かる。一方で保険料や薬が無料だったり、タダ同然の”夢のような国”が紹介される。実はその影に税金を投入しており、それは消費税だったりするのだろう...とは容易に想像つくものの、積み立てておくか?その場でバーンと払うかの違いしかなく、今の日本はまんざら悪くないんじゃないか?と感じた。

ここで最大の問題は、どこまで税金で負担し、その税金はどの程度が妥当か?ということになるわけで、弱者からバンバン税金をとるのは正直辛いし寂しい。かと言って強者から取りすぎるというのも知恵がない。そうなると、税金以外の収入が必要になってくるわけだけれど、学の無い私にはここらが限界。一つ提案出来るとすれば、収入を増やすのではなく、支出を減らせばよいのではないだろうか?となる。国とか地方が使っている無駄を減らす。
接待費だったり、過剰な道路工事だったり。遊んでいる土地を売却するとか色々無駄はあるハズ。これだけやって足りませんから皆で出してくれませんか?と言われれば少しは問題と正面から向き合えるような気がする。

さて、忘れてはならないのはアメリカの医療ベレル。もちろん世界最高水準であることは疑う余地がない事実。金があれば最高レベルの医療が保証されている。命を金で買う国。それがアメリカの実態で、分かりやすくうったえられている。被害者の声よりも、加害者側ヘの突撃がもっと多いと面白さは倍増したかもしれない。日本がどういう舵取りをするのか注意すべきで、完全にアメリカと同じ方向を向いてしまう前にきちんと反対すべき事だけは収穫だった。
★3

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