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September 18, 2008

武士の一分

『武士の一分』 をTVで鑑賞。

あらすじ:
藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞(木村拓哉)は妻・加世(檀れい)と慎ましくも幸せに暮らしていた。だがある日、毒見の際に食べた貝の毒に中り失明してしまう。この一件から一時は絶望するも加世の支えもあり、光の無い世界に慣れてきたある日、加世と番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)との不貞を知ってしまう。島田に体を預けることを引き換えに家禄を保ってきたことを知った新之丞は加世を離縁。その後、実は島田は加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、島田に対し、自らの「一分」を賭けて果たし合いに挑む。

役目とはいえ自ら”くだらない”と思っている毒味の仕事で失明。この絶望感は非常に良くわかる。自分も片目が見えなくなった事があるが(手術で少し見えるようになったけど)、本当に将来不安を感じた。もし残った片目も視力を失ったら...。いっそ...とも考えた。その時の経験から言うと、木村拓哉の演技は表面的過ぎる。本当に不安で死んでしまおうか?と思った時、何言ってるんだか分からない、言葉に出来ない、そんな”混乱した感情”や”間”が存在するのではないか?と思うのだけど、そういう演技で心理を見せる部分が感じられない。感情むき出しでわめき散らし言葉でいちいち説明してくれるのは分かりやすくて有り難いと思う時もあるが、今回は邪魔だなぁと感じた。また、目が見えなくなっても部屋の中ならそれなりに生活出来る。これは”鉄腕DUSH”という番組で実験していたが、その通りだと思う。そのくせ決闘の時は空気の流れが見えているような超人ぶり。このギャップが作品の重さを無くし、映画から2時間ドラマになってしまった原因の一つかな?と思う。

ストーリー的にもご都合主義が感じられ拍子抜けした。特に終盤は強引で、そこまで無理してハッピーエンドにしなくてもそれなりに伝わったんじゃないかなぁ...と思う。その辺も映画というよりドラマ的と感じた所かもしれない。でもまぁ、キムタク出演の2時間ドラマだと割りきれれば分かりやすいストーリーだし粗も許されるのかもしれない。

山形県が舞台だが、比較的屋内のシーンが多く、あまり山形を感じる事が出来なかった。言葉は山形弁なんだろうけど、せっかく山形という舞台で撮影しているのだから、その辺も活用出来なかったのかな?とちょっと残念。檀れいさんと中間・徳平を演じた笹野高史氏の演技で救われている感じかな?。
★3

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Tracked on September 18, 2008 at 08:23 AM

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