« キューティーハニー | Main | 武士の一分 »

September 11, 2008

20世紀少年

20世紀少年』 を劇場で鑑賞。

20

あらすじ:
1969年。小学生のケンヂ(唐沢寿明)は、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。1997年。大人となったケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコ(黒木瞳)の赤ん坊カンナの面倒を見ていた。その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。やがてそれが少年時代の“よげんの書”にそっくりなことに気づくケンヂ。20世紀の終わりが迫る中、ついにケンヂはかつての仲間たちと共に人類滅亡の阻止に立ち上がるのだったが...。

原作既読者です。もうお分かりですね?。そう...。<<< ガッカリ (つд`) >>> しました。 単に原作をトレースしただけ。似た役者を集め何から何まで似せて作ってみた。結果、何を見せたいのか分からない、発散しまくった仕上がりとなってしまった...。確かに原作はそうかもしれないけど、せっかく大金使って映画化するのだから、作る側の解釈があって、2時間という枠の中で見せ場を作って欲しい。そう期待するのは普通なんじゃないかな?と思う。

原作は確かに登場人物が多い。が! 実は真のキーマンはそれほど多くない。漫画は自分のペースで、しかも何度も読み返せるから整理出来るとして、映画で同じことをやられると人間関係を整理出来ないままストーリーだけ先行してしまう。細かいネタ似悩んだり、あの人は何者?となる。見る前からそういう不安があったが的中してしまった。おそらく原作を知らない人は正義の味方(しかも小学生時代と成人)と敵を区別するだけで相当労力を使ってしまったのではないだろうか?と危惧する。【予言の書】【ともだち】がキーワードなのだから、もっとそこに集中すべきだったと思う。

最初に原作に似た役者を選んだと書いたが、一番肝心なケンジが違う印象を持った。これがまた痛い。唐沢寿明氏は良い役者だと思うが、見る前からスマート過ぎるのでは?と思っていた。予想通りパンチが無い...。演技はうまいが雰囲気的な荒々しさ(雑さ)が感じられない。単なる記憶喪失的なバカキャラに見えてしまう。もう少し勢いで生きてきたぜ!的な雰囲気のある役者を使うべきだったと思う。子役も酷い。とにかく成人となった今に似ているだけ。セリフは棒読みだし演技と呼べるレベルじゃない。ドンキーがぎりぎりOKかな?くらい。そのドンキーも役に救われているところもある気がするけど...。

音楽もパンチが無い。もっとハートに響くはず。ボリュームの話では無いんだけど、制作者は分かっているのだろうか?と疑問を感じる。うまくないけど、とにかくロックしている。結果、どこか印象に残る歌。になるハズだったが、あれでは集会に登場し歌っても気づかないだろう。今後の話だけど。(^^; とにかく、自分の”歌”ではなくカラオケになってしまっている。ギターのアップシーンを挿入し盛り上げようという試みが更に事態を悪化させている気がする。

ストーリー、キャスティング、演技、音楽 全て駄目。それなりに期待していたというのを差し引いても酷い仕上がり。次回以降の挽回に期待したい所だけど、既に撮影の殆どは終わっていることを考えると、どうやら次からはDVDレンタルで済ませていいような気がする。本当に残念。
★3

|

« キューティーハニー | Main | 武士の一分 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80479/42441553

Listed below are links to weblogs that reference 20世紀少年:

« キューティーハニー | Main | 武士の一分 »