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August 27, 2008

ハチ公物語

『ハチ公物語』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
秋田県大館の近藤家の紙屋では、牝犬アカが4匹の仔犬を出産した。数少ない純粋な秋田犬誕生の報告が、県庁の土木課長・間瀬の元に届けられ、間瀬はそのうちの一匹をプレゼントすると東京の大学教授、上野秀次郎(仲代達矢)宅へ知らせが入る。電話を受けた一人娘の千鶴子(石野真子)は大喜で両親を説得、何色を示す二人を押し切り飼うことになるのだが、到着当日からフィアンセ・森山積(柳葉敏郎)と突然のデート。到着した仔犬は死んだようにグッたりとしていたが、教授がミルクをあげるとまもなく元気を取り戻した。仔犬の面倒は自分で見ると約束していた千鶴子だが、まもなく妊娠をきっかけに結婚し上野家を出てゆき、仔犬の世話は教授が見る羽目となる。ハチと名を付けられ、教授を渋谷の駅まで送り迎えするのがハチの日課となるまでにお互いを必要とする関係になっていた。しかし、教授が脳溢血で倒れる。妻・静子(八千草薫)は和歌山の実家に帰るのだが、ハチは、毎日午後5時半になると渋谷駅で教授の帰りを待つのだった。そうして、昭和10年3月8日、雪の中でハチは教授を待ちながら13年の生涯を閉じた。

渋谷の忠犬ハチ公と言えば知らない人の方が少ないと思いますが、そのハチの生涯を描いたこの作品は、よほどの事が無い限り題材として間違いないだろうという事は想像に難しくありませんでした。そして、思った通り、ハチと主人の関係が濃密に描かれ、また、主人が他界された後の人々も人情とか優しさとかが心にしみます。一方で、言うことを聞かない犬など知ったことか!と言う人もちゃんといて、メルヘンチック過ぎないバランスになっているのが好印象でした。このように、世間の優しさと厳しさのが描かれ、そこにハチがいて、時にやんちゃで、時に忠実でけなげな振るまいをみせてくれる。間違いの起こるハズがないように思いました。

そして、この作品を素晴らしいものにしている一つとして、大学教授でありハチの主人を演じた仲代達矢氏でしょう。嫁いだ娘が帰ってきてもハチのノミ取りをやめない。娘の夫に風呂を炊かせ、ハチと風呂に入る。そういうエピソードがしっかり印象深く残るんです。普段は威厳があり、しかしハチと対する時のギャップ。イメージとも合い良かったです。また、その他も方も非常に無難で、八千草薫さん、石野真子さんをはじめとする女性陣や、長門裕之を筆頭にハチを守る男性陣。ハチという存在が全面に出ながらも、義理人情の物語でもあったりして2倍楽しめた気がします。

21年前の作品ですから勿論今のようなくっきり映像ではありません。でも、不思議だなと思いましたが、そこが哀愁漂う終盤と妙にあっていていいんですね。今作ったらちょっと悲しみがダイレクトに突き刺さりそうで、だから天から見た映像を使ってみたりするのかな?などと感じました。
★4

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Comments

初めまして!

ただ動物が可愛いとか可哀想
だとかでなくホントに飼い主
との絆の深さに感動してしまいます。

確かに仲代達矢はすごく印象に
残っています。ドラマ版の松方弘樹
では何か違うなぁと思ってました。

Posted by: ちぇこ | April 04, 2009 at 06:14 PM

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Posted by: Reto 90 | November 30, 2014 at 01:00 AM

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