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February 17, 2008

再会の街で

再会の街で』 を劇場で鑑賞。

Saikainomatide

あらすじ:
アラン・ジョンソン(ドン・チードル)はNYの歯科医。一見順調に見えるが、しかし妻ジャニーン(ジェイダ・ピンケット=スミス)とはどことなくぎこちない関係にあった。そんなとき、帰宅中に大学時代のルームメイト、チャーリー・ファインマン(アダム・サンドラー)がペンキを片手に電動スクーターで走り去る姿を見かける。後日、再びチャーリーを見かけたアランは声をかけるが、チャーリーはアランを思い出せない...。アランはチャーリーが気になりアパートを尋ねると、老夫婦が声をかけてきて、しかし丁度帰宅したチャーリーはアランとともに電動スクーターで逃げるのだった。チャーリーは妻子を9.11で亡くしたことを知るアラン。チャーリーは自身の過去を聞かない人にしか心を開かず、妻の両親から逃げていたのだ...。そうして過去の記憶は9.11とともにチャーリーの闇の部分に封印されていた。過去を聞かないアランは唯一の友人となり、しかしアランはチャーリーの過去と向き合い生きてゆくべきだと感じ始める。アランはカウンセラーのアンジェラ・オークハースト(リヴ・タイラー)にセラピーを受けるようすすめるのだが、チャーリーは相変わらず心を閉ざしたまま、生前の妻の言葉「キッチンのリフォーム」を忘れられず、自分で幾度となくリフォームを続けながら、部屋にこもりゲームと音楽に逃亡する毎日を送る。そんな時、何度目かのセラピーでアンジェラの言葉をキッカケに過去を語り出すチャーリー。しかし、彼の心の傷は簡単に癒される事など無く、家族を無くし傷ついたチャーリーと、妻や職場でうまくいかないアランは互いに寄り添い、なんとか前に進もうとするのだった...。

久々に良い作品に巡り会えた喜びで満たされています。愛する家族を失った者、家族とうまくいっていない者、家族ごっこをしたい者。どんな形であれ「生きている」。最愛の家族を亡くした悲しみはどれほどか?。家族との隙間を感じる男の空虚感はどんなだろうか?。本当にゆっくりとしか傷は癒えない。もしかしたら一生消えないかもしれない。その通りだと思います。押しつけられてなんとかなるもんじゃない。周囲の人は何か手を差し伸べ傷を癒してあげたいという気持ちは分からなくはありませんが、それでも時間は必要だし、直球は駄目。そんな傷ついた男をアダム・サンドラーは見事に演じていたし、一見幸せな世界にいる不幸せな歯医者をドン・チードルが見せてくれた。この両者が街で再会し、再生のきっかけを見せてくれる。派手なハッピーエンドにしなかったのは本当によかった。

シリアスな内容であるのに、時折挿入されるユニークなシークエンスが物語りに緩急をつけており、喜怒哀楽がバランスよく構成されているため飽きさせない作りであるという印象です。アランとチャーリーがともにお互い持っている力を分け合い一歩づつ進んでゆき、アンジェラや会計士達がそっと後押ししてくれる。いいじゃありませんか。悲しみと向き合うってこういうことなんじゃないですかね?って問いかけられているようで、個人的には”その通り”かなと。

前述した通り、キャスティングはほぼ申し分ないです。まぁリヴ・タイラーはキーマンのわりに経験不足感を感じましたが、それも狙いだったのかな?とも思いますし、ドナ・リマー(サフロン・バロウズ)という女性患者も良かった。
実は結構心も病んでいて、で、アランにすがってみる強がりを見せてみたり、チャーリーを思う優しい面を見せてみたり。

ニューヨークの街並みも日夜スクーターで走り回るシーンが度々挿入され、密室劇でも成立しそうなストーリーを、映像的にもうまく広がりを見せていて”街”をうまく表現していたし、音楽面でもチャーリーが聞いている70-80年代ロックが印象深いし、どこか懐かしい感じがした。
★5

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