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February 29, 2008

不都合な真実

『不都合な真実』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
地球の温暖化。気温の上昇や異常気象。海水面の上昇による都市の消失。生態系の激変。京都議定書を受け入れる事は”不都合な真実”と向き合う事であり、そこに向き合おうとしないアメリカという国を変えるため、統計データや写真等を使い全米各地で講演してきたアル・ゴア元副大統領のドキュメンタリー作品。アメリカと中国が最大のCO2排出国とし、実際に体験している問題(ハリケーンなど)を見せて身近な問題に当てはめる事によって、提案した解決策を実行にうつさなければならないという、洗脳に近い構成となっているが、プレゼンとしてはとても勉強になる。

今後どうなるのか?どうすればよいか?が非常に分かりやすく説明されており、見る者を選ばず、むしろ市民向けに仕上げられているため、ブッシュ政権に対抗するためのプロパガンダというむきもあるかもしれない。

問題は分かった。解決策も何となく分かった。で、行動に移した人がどれだけいるのか?というのが本当の問題であり、断片的な環境問題が分かりやすくまとめられ、しかも有名人がプレゼンしているから話題になったものの、結局は家に帰れば元の生活に戻ってしまうのではないか?という懸念は払拭出来ない。個人の努力は必要。それは分かるが、リスクを均等に分散し、生活水準をある程度は維持出来なければ結局おざなりになってしまうのは目に見えている。そのためには国も仕組みを換えるための血を流す覚悟が必要で、それが出来ない現状ではやはり何も変わらない...。国益より地球環境を優先する国が何処にあるのだろう?。

せめてもの期待は、ソーラーシステムのような、環境に配慮した企業の技術開発を支援し、更に進化しながら問題解決出来る可能性が残っている事だろうか?。便利を手放すのは難しい。便利なまま環境配慮するしか道はないと思うのだけれど...。
★3

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February 23, 2008

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
2007年。母親・田中真理子(薬師丸ひろ子)を亡くし、元彼の借金を取り立てられる真弓(広末涼子)。そんな時に財務省の下川路(阿部寛)が現れ、母親は生きている!という衝撃的な事実を告げる。真理子は、800兆円にのぼる赤字で日本経済が破綻する近い将来を防ぐため、バブル崩壊 のきっかけとなった「土地関連融資の抑制」を発表させないよう、偶然自身で開発したタイムマシンで過去に飛んだのだった。しかしタイムスリップした証拠(新聞)だけ残し行方が分からなくなっており、真弓にバトンが渡される。かくして親子でバブル崩壊をとめる使命のもとタイムスリップするのだが、2007年の日本の財政赤字はどうなったのだろうか?。1990年の大蔵省銀行局長・芹沢良道(伊武雅刀)は「土地関連融資の抑制」を発表することに執着している。日本の運命は?田中親子は無事2007年に戻ってこれるのだろうか?。

2007年の日本経済に危機感を持つ一部の人間が、バブルの崩壊を阻止すべくきっかけとなった「地価抑制政策」をとめるため、タイムマシンの開発者である真理子を政策発表直前の1990年に送り、続けて娘も送るというシンプルなストーリー。タイムマシンの原理だとか、なんで都合よくバブルの時期にタイムスリップ出来たのか?とか、娘に一言もなくタイムトラベルしたのか?とか、そもそもバブル崩壊は「土地関連融資の抑制」を止めるだけでおさまったのか?などなどを考えると真面目に見てはいけない事がすぐ分かります。

で、楽しむべきは「地価抑制政策」の阻止というより、バブル時代の日本風景といったところになるわけです。もう一つは真弓のコスプレでしょうか?。(^^; 懐かしいTV番組、当時の流行、町並みや服装、携帯電話などが分かるかどうか?それを見て面白いと思うかどうかでしょうね。「ALWAYS三丁目の夕日」が真っすぐに昭和を振り返った作品なら、「バブルへGO!!」は変化球で、しかも特定の世代向けを狙った作品と言えるかもしれません。正直言って、下川路の「きくぅ~」だけが残って、あとは消えました。やっぱりコメディのタイムマシン物なら「サマー・タイムマシン・ブルース」が一番でしょうかねぇ...。

キャストは無難?薬師丸ひろ子を採用したのが唯一の失敗だったように思います。研究者っぽく無いし、正義感は強いのかもしれないけど、何処か頼りない。「ALWAYS三丁目の夕日」がしっくりきますよね。まぁあとは17年前にしては、今も活躍する登場人物が17年前には見えないって事かな?。映像的にはディスコを象徴として17年前を表現しているけど、他は今とあまり変わらず違和感もなし。所詮はコメディですからどうでもいいんですけどね。タイムマシンが洗濯機で、広末のコスプレが見れれば内容なんてどうでもよかったんでしょうし...。 ┐('~`;)┌
★3

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February 21, 2008

アマデウス

『アマデウス』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
1823年、アントニオ・サリエリ(F・マーリー・エイブラハム)は精神病院にいた。彼は神父フォーグラー(リチャード・フランク)に”モーツァルトを殺した”とつぶやき、克明に語り始めるのだった。サリエリはオーストリア皇帝に仕えた宮廷音楽家だったが、皇帝が神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)に仕事を依頼し、しかも母国語ではなくドイツ後で依頼した事もあって、彼が宮廷に来てから人生の歯車が狂い始める。
凡人が必死に努力し掴んだ幸せを、才能によっていとも簡単に、しかも根こそぎ奪われてしまう恐怖。しかもモーツァルトは奔放な性格で、サリエリを陥れようなど微塵も思っていない。音楽に対しては真っすぐだった。それ故にサリエリは恨み、妬み、憧れ、感動といった混沌とした状態にあった。しかし、モーツァルトの妻が秘かに持参したオリジナルの譜面を見て、たった1箇所も修正が無いのを知り、譜面に向き合った時には既に完璧な作品がモーツァルトの頭の中には完成している事を知って驚愕する。同時に神に裏切られたと感じたサリエリは、モーツァルトを失脚させる決意を固める。メイドをスパイとして送り込み、皇帝が禁じていた「フィガロの結婚」をモーツァルトがオペラにしようとしている事を知ったサリエリは皇帝に密告するのだが、モーツァルトの気迫に押しきられサリエリの企みは失敗する。そんな時、モーツァルトの父が他界。大衆向けの作品作りに加え酒に溺れる毎日を繰り返し妻は家を出てしまう。サリエリは身元を隠しモーツァルトに作曲を依頼する。満身創痍のモーツァルトに完成を迫り、あたかも助けにきたふりをしてサリエリは作曲を続けさせるのだが、「レクイエム」の完成まもなく...。

よどみなく流れるストーリー。サリエリが記憶の紐を少しづつ解きながらモーツァルトが35才で亡くなるまでの真相を告白してゆく。モーツァルトがどれだけ音楽の神に愛され、しかし、人として堕落していたかが克明に記録されており、また、アントニオ・サリエリの苦悩が痛いように心に響く。モーツァルトを妬み、殺したのは本当にサリエリなのか?。しかし彼はモーツァルトの音楽を認めていたのも事実。そんな才能ある2人を堪能出来る作品。

サリエリは雰囲気とキャスティングのイメージが一致していましたが、モーツァルトはどうもしっくりこなかったですね。見た目というより笑い方でしょうか?下品に笑ったとしてもあんな風では壊れたオモチャのようであり、笑う度に”違う!”と思っていました。また、音楽に向かう彼は真剣そのものですが、その辺の雰囲気も中途半端だったように思います。

さて、1800年代がどんなだったか?は殆どしりませんが、宮殿や役人達の雰囲気などよかったと思いますし、
何よりも音楽。次から次へと惜しみもなく使われる曲には救われる思いがしました。専門家や一般の方の評価は高いようですが、へんにイメージができてしまっていて、そのズレが修正できなかった私には少し長く感じた作品となりました。
★3

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February 20, 2008

ザ・スナイパー

『ザ・スナイパー』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
カーデン(モーガン・フリーマン)は暗殺チームのリーダーであり、ある依頼を受け実行する矢先にFBIに身柄を拘束される。報酬を受けるためにカーデンを必要としたメンバーは、カーデンを救うために護送中の車を襲撃するのだが、車が谷底に転落してしまい救出に失敗、転落した車に向かうが、既にカーデンの姿は無く追跡を続けるのだった。時を同じくして、元警官のレイ(ジョン・キューザック)が息子とコミュニケーションを図るためキャンプに来ており、流されてきたカーデンとFBI捜査官を発見する。しかし銃で撃たれていたFBI捜査官はまもなく死亡。カーデンを逃がすわけにはいかないと判断したレイは、息子とともに駐車場へ戻るのだが、そこには既に暗殺メンバーがいた。カーデンの運命は?誰を暗殺するのか?暗殺グループへの依頼者は?。

ひと言で言えば追いかけっこ物。正義感の強い主役が悪者を捉えようとするが、劣勢のなかでどのように逃げつつ応戦するのか?。なのであまり面白いストーリーではないですね。モーガン・フリーマンにつられて観てみましたが、別にモーガン・フリーマンじゃなくてもよかったし...。最後に黒幕があかされるものの、それほど衝撃的でもなかったし...。で、結局はカーデンは生き延び暗殺も成功してしまう。ありゃりゃ...何が変わったの?。レイ親子の絆?。

無敵モードはないものの、近い感じはあって、まるで戦闘シーンの少ない”沈黙の...”みたいでした。キャスティングも成功しているのかどうかは微妙で、モーガン・フリーマンはまるでいい所無し。レイは元警官にしては前半経験者に見えないし、FBI捜査官もだらしないし...。

森の中を逃げるんですけど、せっかく大きなスケールの舞台なのにどうも”すぐそこ”で鬼ごっこしているみたいな感覚で、そういうアスレチック感でもあればもう少し楽しめたんだろうけどなぁ...。(´ヘ`;)
★1

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February 17, 2008

再会の街で

再会の街で』 を劇場で鑑賞。

Saikainomatide

あらすじ:
アラン・ジョンソン(ドン・チードル)はNYの歯科医。一見順調に見えるが、しかし妻ジャニーン(ジェイダ・ピンケット=スミス)とはどことなくぎこちない関係にあった。そんなとき、帰宅中に大学時代のルームメイト、チャーリー・ファインマン(アダム・サンドラー)がペンキを片手に電動スクーターで走り去る姿を見かける。後日、再びチャーリーを見かけたアランは声をかけるが、チャーリーはアランを思い出せない...。アランはチャーリーが気になりアパートを尋ねると、老夫婦が声をかけてきて、しかし丁度帰宅したチャーリーはアランとともに電動スクーターで逃げるのだった。チャーリーは妻子を9.11で亡くしたことを知るアラン。チャーリーは自身の過去を聞かない人にしか心を開かず、妻の両親から逃げていたのだ...。そうして過去の記憶は9.11とともにチャーリーの闇の部分に封印されていた。過去を聞かないアランは唯一の友人となり、しかしアランはチャーリーの過去と向き合い生きてゆくべきだと感じ始める。アランはカウンセラーのアンジェラ・オークハースト(リヴ・タイラー)にセラピーを受けるようすすめるのだが、チャーリーは相変わらず心を閉ざしたまま、生前の妻の言葉「キッチンのリフォーム」を忘れられず、自分で幾度となくリフォームを続けながら、部屋にこもりゲームと音楽に逃亡する毎日を送る。そんな時、何度目かのセラピーでアンジェラの言葉をキッカケに過去を語り出すチャーリー。しかし、彼の心の傷は簡単に癒される事など無く、家族を無くし傷ついたチャーリーと、妻や職場でうまくいかないアランは互いに寄り添い、なんとか前に進もうとするのだった...。

久々に良い作品に巡り会えた喜びで満たされています。愛する家族を失った者、家族とうまくいっていない者、家族ごっこをしたい者。どんな形であれ「生きている」。最愛の家族を亡くした悲しみはどれほどか?。家族との隙間を感じる男の空虚感はどんなだろうか?。本当にゆっくりとしか傷は癒えない。もしかしたら一生消えないかもしれない。その通りだと思います。押しつけられてなんとかなるもんじゃない。周囲の人は何か手を差し伸べ傷を癒してあげたいという気持ちは分からなくはありませんが、それでも時間は必要だし、直球は駄目。そんな傷ついた男をアダム・サンドラーは見事に演じていたし、一見幸せな世界にいる不幸せな歯医者をドン・チードルが見せてくれた。この両者が街で再会し、再生のきっかけを見せてくれる。派手なハッピーエンドにしなかったのは本当によかった。

シリアスな内容であるのに、時折挿入されるユニークなシークエンスが物語りに緩急をつけており、喜怒哀楽がバランスよく構成されているため飽きさせない作りであるという印象です。アランとチャーリーがともにお互い持っている力を分け合い一歩づつ進んでゆき、アンジェラや会計士達がそっと後押ししてくれる。いいじゃありませんか。悲しみと向き合うってこういうことなんじゃないですかね?って問いかけられているようで、個人的には”その通り”かなと。

前述した通り、キャスティングはほぼ申し分ないです。まぁリヴ・タイラーはキーマンのわりに経験不足感を感じましたが、それも狙いだったのかな?とも思いますし、ドナ・リマー(サフロン・バロウズ)という女性患者も良かった。
実は結構心も病んでいて、で、アランにすがってみる強がりを見せてみたり、チャーリーを思う優しい面を見せてみたり。

ニューヨークの街並みも日夜スクーターで走り回るシーンが度々挿入され、密室劇でも成立しそうなストーリーを、映像的にもうまく広がりを見せていて”街”をうまく表現していたし、音楽面でもチャーリーが聞いている70-80年代ロックが印象深いし、どこか懐かしい感じがした。
★5

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February 11, 2008

インド夜想曲

『インド夜想曲』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
インドへやって来たロシニョル(ジャン・ユーグ・アングラード)は友人・グザヴィエを探すため、ロシニョルへ手紙をよこしたヴィムラ・サール(ディプティ・ダーヴェ)という女性を尋ねる。グザヴィエが病気であった事や、神智学協会からの手紙を熱心に呼んでいた事を知り、病院、神智学協会を尋ねるがはっきりした手掛かりは残っていなかった。唯一、神智学協会に残っていたグザヴィエの手紙には「私は夜鳴く鳥」と書かれていた。手紙の差し出し元であるゴアに向かう途中、占い師にロシニョルの魂は別な所にあると告げられ、ゴアの海岸で会った少女には”ロシニョル=ナイチンゲール(英訳)”であると言われる。”夜鳴く鳥=ナイチンゲール”である事を思い出したロシニョルは、少女が勧めるホテルに向かい、ホテルで食事をしながら、同席した女性にこれまでの経緯を”作品”として話すのだった...。果たして結末は?。

非常に難しい作品と出会ってしまいました...。1度見ただけではよく分からない...。(;´д`) 友人を探し、改めて友人の事を知り、最後は友人=自分?あれ?。最初は鬼ごっこのような雰囲気だったのに、中盤からは友人探しと言いながら、本当は何を探しているのか?魂を探しているの?。誰の?友人の?それとも自分自身?。

舞台がインドであった理由や、友人の行方、占い、神の存在、人の魂、全て謎。色々と考えてみるにはいい作品ですが、観る時を選ぶ作品だと思います。私はもう少し人生経験をつんでから再度鑑賞してみたいと思います。
★2

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February 10, 2008

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 を劇場で鑑賞。

Photo

あらすじ:
19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を開き、妻子と幸せな生活をおくっていたベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)。しかし、彼の幸せは、妻(ローラ・ミシェル・ケリー)に一目惚れしたターピン判事(アラン・リックマン)により一変。判事により無罪の罪で15年間投獄されてしまう。15年ぶりにロンドンに戻るが妻子の姿は無く、階下でパイ屋を営むミセス・ラベット(ヘレナ・ボナム=カーター)から、妻は自殺し娘はタービンに幽閉されている事を知り、自らを”スウィーニー・トッド”と呼び復讐を誓う。チャンスは突然やってきた。しかし一瞬の躊躇によりタービンの復讐に失敗したトッドは、腕を磨くため客を次々とカミソリで殺害。死体は階下のラベットが極上のパイを作る材料に使って処分し、ロンドン一不味いパイ屋は評判のパイ屋に変わる。殺人鬼となったトッドにはもはやパーカーの頃の面影は無く、再び復讐のチャンスが訪れるのだが...。

最初に、刃物系で血を見ることになる...というのはかなり苦手な分野だったので映画館へ行くかどうか悩みました。決め手はジョニー・デップ & ティム・バートンということもあり行ってみることにしたのですが...。苦手なものはやっぱり苦手...ですね。δ(⌒~⌒ι)

さて、ミュージカルを映画化していることもあり、限られた時間の中で物語りはしっかり完結していました。スウィーニー・トッドというタイトルが出てくる冒頭、血があらゆる所をつたってゆくシーンがからして何かがおきそうな予感がしたし、本編が始まった直後の一見モノクロームかと思わせるロンドンの街並みや、悪臭を感じる映像はCGと分かっていても素晴らしいと思いました。また、妻子と幸せに暮らしていた頃の華やかな仕上がりも明暗はっきりしていて非常に分かりやすかったですね。

当たり前だけれど、スウィーニー・トッドが次々と人を殺してゆく。1度失敗した復讐。次のチャンスを逃さないよう、殺しが事務処理になるように訓練をつむ。この感覚に麻痺してしまいそうなのが非常に怖かったし、それこそが目的であり、心の闇(病み)を的確に表現していたと感じながらスクリーンに釘付けでした。最後、人格が変わり乞食になった妻や父親の顔を知らないとはいえ、娘と相対しても心を闇に売ってしまったトッドはパーカーに戻れなかった...。そこが見せ場であるし、残念な点だし、期待通りとも言えるんだけれど、やっぱり悲しい。

キャスティングは申し分ないです。ジョニー・デップは勿論、ヘレナ・ボナム=カーターやアラン・リックマンなどドンピシャ。強いてあげればミュージカルらしさがもう少し...というところでしょうか?。最新見た中では「RENT」、少し前なら「オペラ座の怪人」がミュージカルを映画化したものとして観ていますが、声量や感情表現などは一歩劣るような印象です。それでも十分及第点ですが。

評価としては、冒頭に書いた通り、刃物&血という事もあり、しかし作品としての完成度は高い印象を受けたので★3

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February 02, 2008

ワールド・トレード・センター

『ワールド・トレード・センター』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
2001年9月11日のニューヨーク。港湾警察ではいつものように業務引き継ぎがなされ一日が始まった。その矢先、市内を巡回中の警官に緊急招集がかかる。TVでは世界貿易センタービルに爆発があったとの報道が流れ、小型飛行機が激突したとの報道も...。即座にジョン・マクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)を中心とした救助部隊が結成されWTCに向かう。地下で酸素ボンベを準備し、いよいよ救助のため上階に向かおうとした矢先突如天井が崩れ落ち、マクローリンとウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)をはじめとした隊員達はエレベータシャフトに逃げるも生存確認出来ないが、生き埋めで動けない状況に追い込まれる。動く事ができず、互いの生存は会話でのみというマクローリンとヒメノは、助けを待つ間、つたない会話と僅かに見える明かりだけが希望だった...。

テロが起き、警官が救助に向かい、WTC崩壊に巻き込まれ、軌跡の生還をとげる。という話。いまだ記憶に新しい9.11自爆テロ。その凄まじい悲劇の中で、英雄伝説?をプックアップした作品となるのだが、史実であったにせよ、この作品を今世に送り出す意味があったのだろうか?と少々疑問。英雄は彼らだけではないし、そもそも多くの被害者と遺族をないがしろに英雄物語が必要である理由が分からない。

ストーリーはドキュメンタリー性を重視してか、非常に淡々と進む。一見して9.11自爆テロの記録映画とも思えるけれど、前述した通り英雄作品は必要としておらず、従って生き埋めになってからというもの退屈きまわりない。

巡査部長にニコラス・ケイジを使っているが、顔すらまともに見えない状況では彼の味も何もなく、単なるプロモーション対策にすら思えてくるし、ヒメノ役のマイケル・ペーニャが健闘しているようにも思えたが、ぶつぶつと回想シーンを挿入されよく分からなくなってしまっている。

映像的には、生き埋めなのだから当然暗いシーンが主になるのは分かるが、安直に照明を落として撮影しているだけでは、見づらくしているだけで目が疲れる。物語の平坦さに加え、演出面での暗黒感が見えてこないので眠気を誘う。脚本作りの安易さ、キャスティングを殺した作風、見せ方のつまらなさなど、マイナス面だけが記憶残った作品となった。9.11自爆テロ犠牲者の遺族などは憤慨しているらしいが、当然だと思う。
★1

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