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August 19, 2007

デッドマン・ウォーキング

『デッドマン・ウォーキング』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
死刑囚の精神アドバイザーを努めた修道女ヘレン・プレジャンの原作をもとにつくられた作品。
銃とナイフを使いカップルを殺害。女性はレイプされていた。殺人を犯した2人組の1人マシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)は死刑囚として数年間留置所暮らし。相棒は有能?な弁護士のおかげで無期懲役。シスター・ヘレン(スーザン・サランドン)はマシューからの手紙を受け取る。自分は何もしていないのに死刑で相棒は殺人を犯したのに無期懲役。そんな矛盾だらけの結果に憤りを感じヘレンに助けを求めてきたのだった。しかし、政治的な思惑のなか死刑執行日が確定してしまう。ヘレンは弁護士を探し特赦審問会を請求するが却下され、知事への直談判に望みをかける。精神アドバイザーとしてマシューと接し、被害者の遺族とも接し、ヘレンが出した答えは死刑反対。だが時間だけは確実に過ぎてゆき、皆が立ち会うなかで処刑台に固定されるポンスレット。最後の言葉は...。

死刑について考える機会を与え、死刑囚に対しどのような態度をとるべきか?を考えさせる作品でした。恐らく、原作者は精神アドバイザーの経験から、死刑と囚人の見えにくい真実を伝えたかったのでしょう。私は死刑制度を否定しません。以前に「手紙」でも書きましたが、罪を犯した人間は、その罪と”同等以上”の罰を受けるべきで、しかも被害者に対し心底反省するべきです。殺人犯には人権が無いとまでは言いませんが、少なくとも留置所のなかで”それなりに”暮らしているのだとしたら納得いかないというか、許せませんね。どうしても自分に置き換えて見てしまいます。人を憎み続けるのは疲れます。ですが罪だけを憎む事は不可能だと思っています。途中、被害者の遺族が”警官の銃で殺してやりたい”というような言葉が発せられましたが、まさにその通りだと思います。そういう意味で、犯人が遺族に対し心の底から謝罪をし、自らしかるべき罰を受けいれるというのは違和感を感じないストーリーに仕上がっていると感じました。

しかし、それ以上の評価は難しいというのが本音です。死への道。僅かな希望に託す人間臭さ。悪人を人間としておくる事の難しさ等々、なんとなく分かりますが、その事実に感動したり驚いたりする事はありません。殺人者とはいえ、最後は自らの生死だけではなく、家族を思いやる心を取り戻して死んでゆくのは十分にありえる事でしょうから...。

素晴らしいと思ったのは囚人と精神アドバイザーを演じたショーン・ペンとスーザン・サランドンでしょうか?。そもそも起伏の少ない作品のなかで、凛とした空気感を保ち続け見る者を離さない。お互いに知らずと歩よってゆく感情の変化が絶妙に表現されていました。
★2

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