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April 30, 2007

ブラッド・ダイヤモンド

ブラッド・ダイヤモンド」を劇場で観賞。

あらすじ:
ダイヤモンドを巡る内線が続くアフリカのシエラレオネ共和国で、ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)はダイヤの密輸業者とし、ダイヤのために犠牲になっている人の事など気にもとめず、元傭兵の経験から自ら武器も扱い修羅場をくぐり抜けて生きてきた。
RUF(反政府軍)の無差別襲撃によって家族を引き裂かれ、RUFによりダイヤ採掘場で強制労働を強いられているソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)。作業中にピンク・ダイヤモンドを見つけ、秘かに土中に隠す事に成功し、家族を探す最後の力になると信じていた。
そんな時、ダニーは密輸に失敗し投獄され、同時期に政府軍によってRUFと勘違いされ投獄されたソロモンと出合う事になる。RUFメンバー(大尉)とバンディーのやり取りからピンク・ダイヤモンドの存在を知る事になったアーチャーは、なんとかバンディーからピンクダイヤを奪い取ろうと接近する。
一方、ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)はRUFの資金源である”ブラッド・ダイヤモンド”の真相を追っており、偶然にも酒場でダニーと接触、取材協力を求めるが拒否される。しかし、再び採掘場に辿りつくために彼女の協力が必要となり、全く違う目的の3人が一時的に協力し隠した”ブラッド・ダイヤモンド”を探すため危険地帯に向かう事になるのだった。

ダイヤモンドをテーマとした社会派作品であり、一方で家族愛や、宝探し的エンターテイメント要素という2面性をあわせもった作品でありました。構成に関して賛否あるやもしれませんが、個人的には”有”だと思っています。状況を整理する時間が必要で、ちょうどよいバランスだと感じました。

ダイヤモンドを巡る争い(Conflict)があろう事は容易に想像出来ますが、何の関係もない市民が一方的に拘束され、家族を殺され、子供が戦闘員として訓練され銃を撃つシーンを見せつけられると、想像が現実に変わり重くのしかかってきます。
途中で村民が言います「石油がなくてよかった...」と。このさりげなく語られた言葉がいかに重いことか...。
先進諸国が必要としている贅沢品の影には、利益にため苦しんでいる力ない人々の犠牲があることを忘れてはならないという強いメッセージに他なりません。改めて熟考する機会を与えて貰いました。本作はダイヤモンドを切り口にしていますが、金や石油、その他の資源だって同じ事です。

さて、本作での”ブラッド・ダイヤモンド”は、自由を得るための切符であったり、家族を取り戻すための切り札、真実のための証拠であったりと、幾つかの角度から物語りが構成されるよう演出されています。それぞれが自分の役を理解し魅力的な演技を見せてくれたため、多少流れに無理があっても役者がカバーしのりきっていたようです。

ダニーが改心する経緯、ソロモンの無謀とも思える突撃と息子の変化、マディーの恋愛心など強引な点と、上映時間が少し長かった事を除けば文句無しです。終盤はどれか一つに焦点を絞り、もっと整理して終わってくれると良かったのにと思います。希望としてはソロモン家族を中心に仕上げて欲しかったですね。
★4

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