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February 19, 2007

きみに読む物語

『きみに読む物語』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
湖畔に建つ屋敷の2階からは夕焼けで黄金に染まった湖が見える。白鳥とともに屋敷に近づくボートを見つめる中老を越えた女性。そんな彼女に、つきっきりで「恋物語」を読んで聞かせる同年代の男性がいた。そうして、夏に起きたアリー(レイチェル・マクアダムス)とノア(ライアン・ゴズリング)の恋が静かに語られてゆく。それはまるで実話であるかのように。

記憶障害を持つ女性と、彼女を全力で愛し続けた男性。正直、中盤で「恋物語」のオチは分かってしまうのだけれど、心臓を患ってなお懸命に愛し続けるノアの姿がかろうじて映画の世界に踏み留ませた感じ。ありふれた恋の物語に、近年盛んに映画化されている記憶系ということで「またか...」と感じる人も多いかもしれない。私もその一人で、後半に向けての展開にあまり期待出来なかったため睡魔と戦った時間帯があったのは、作品のテンポがスローモーなだけではないと思う。好奇心から奔放なノアに好意を持つアリーと、将来を危惧し反対するアリーの両親。反発するも流れに身をゆだねる展開、最後のどんでん返しは王道と言えるかもしれず、リラックスして「恋物語」を楽しみたいならお薦め。

若年のノア、高齢となったノア。恋の表現は歳とともに大きく変わってしまったようだけれど、それでも彼の根底にある熱い想いは変わっていないようだ。その想いの強さがエンディングのシーンになったのだろうけれど、物語なくアリーの記憶が戻ったことや、2人同時に旅立つのは少々都合良すぎた気がして残念。

映像的には、黄金の湖は勿論、一面の白鳥に圧倒されるシーンなど見処があり、スタンダードなカメラワークも安心して観ていられる。もう少しネタが分からないよう工夫されるともっと楽しめたかな?と思われるところが残念。
★3

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