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February 27, 2007

インファナル・アフェア

インファナル・アフェア』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
警察学校でウォン警視(アンソニー・ウォン)に潜入捜査官として抜擢されたヤン(トニー・レオン)。
香港マフィアでサム・ホン(エリック・ツァン)に指名されたラウ(アンディ・ラウ)。
ヤンは裏社会に、ラウは警察学校に潜入し10年の歳月が流れた。ラウは酷く疲れ潜入捜査官を辞めたいと願うがかなわなかった。それぞれが今のポジションを確実なものにした頃、サムが大きな麻薬取引を行うことをリークする。サム逮捕に十分な対応を進めるウォン警視だったが、ラウがサムに警告を送り、ギリギリのところで逮捕を免れる。その時、ウォンとサムが同時にスパイの存在を確信することとなり、それぞれの方法でスパイ探しが始まるのだった。

あっと言う間に作品に釘付けとなり、あっと言う間に終わった。それほどに素晴らしく贅肉のない、しかし厚みのあるストーリーだった。説明的なシーンや、無駄な登場人物は皆無で、警官とマフィアがそれぞれ身分を隠し精神を擦り切らしながら使命に従う姿に目が話せない。裏社会で苦労するヤンがウォン警視やDr.リー(ケリー・チャン)と会うシーンも、ヤンの蓄積された苦労を更に深く知る印象深いシーンとなっている。そして、いよいよ中盤以降の展開に予想が追いつかなくなってゆき、ハリウッドとは違う「映画」を堪能させて貰った。

唯一の理解者を失い、しかし仲間に信頼され困惑し必死に生きる道を探るさまや、非道な行為を良しとせず己の判断で行動する「人」こそが最大の魅力であり、その複雑な心理をトニー・レオン、アンディ・ラウの両者とも見事に演じている。アンソニー・ウォンもしっかり脇を固めておりキャスティングも申し分ない。

ストーリーの邪魔をせず、しかし効果的な音楽や、派手な映像にしなかったのも「地獄」というテーマからするとピタリはまっている気がした。単純な警察とマフィアの知恵比べにしなかったのが最大の成功であり、最後まで生き残り”無間地獄”という試練を与え終劇したのが巧で、そのまま終わっても良し、続編につながっても良しというシナリオに唸る。
★5

p.s.
2006年のアカデミー作品賞が「ディパーテッド」とのことで慌てて本作品を鑑賞したが、ハリウッドがこの作品をうまくリメイク出来たのだろうか?。派手な銃撃戦や、情報戦といった目に見える部分に重きをおき、肝心の「心」を置き去りにしていなければよいのだが...。

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