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January 20, 2007

天使の卵

『天使の卵』 を読了。

あらすじ:
19歳の画家志望の予備校生・一本槍歩太が、8歳年上の精神科医・五堂春妃に一目惚れする。歩太には恋人がおり、名前は斉藤夏姫と言ったが、春妃の妹である事を知る。春妃は結婚し、夫を亡くしていたのだ...。そして春妃は入院している歩太の父親の主治医となった。夫の死、患者の死、そして妹を裏切る歩太との関係に苦しむ。そんな時、衝撃の事故が起きて...。

小説すばる新人賞と言えば荻原浩氏の「オロロ畑でつかまえて」を思い出す。初々しいだけではなく、次が気になる思いにさせてくれた娯楽小説であった。そういう事もあり、また映画化!という帯に誘われ手に取ったみた。

最初の感想。なんだこれ?。読みやすいんだけど何も残ってない...。少し時間をおいてみた。やっぱり変わらない。┐('~`;)┌

これで恋愛という部分に真正面から向き合っているんだろうか?。審査員の方はむしろ複雑化しすぎてやしないだろうか?だから少しのストレート性に負けていないか?。この作品にパワーはなく、あまりに普通過ぎて、そして伏線が非現実的過ぎてギャップに苦しんだだけだった。夫が自殺し、患者が自殺し、その弱みにつけ込む若造と、安易に受け入れ避妊に失敗する30才近い女。そんな設定でだらだらと書かれても困ってしまう。最後の最後、1行でひっくり返そうという試みは否定しないが、それまでが退屈過ぎたのが致命的だったと思う。

恋愛というより、生と死の対比を前面に出して「生きること」を書いて欲しいと思う。記憶の世界に生き、過去の世界から解放され生きてゆくさまを書いたらどうだったんだろうか?。「現実と折り合いをつけてゆく」という葛藤。

既に映画化されているようだが酷評のようであり興味も失せた。まぁなんとなく分かる気がする。(^^;

[ 書庫データ ]
天使の卵
著 :村山 由佳
訳 -
集英社文庫 390円 ?版 208p ISBN4-08-748492-0

Tenshinotamago

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