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October 30, 2006

弁護士 灰島秀樹

弁護士 灰島秀樹』 をTVで鑑賞。

踊る大捜査線のスピンオフ企画である「踊るレジェンドムービー

あらすじ:
室井慎次を追い詰めた被害者側弁護士の灰島(八嶋智人)。東京湾海洋博覧会の開催を計画する国と、地元で自然保護を訴える住民団体が争う中、同じ場所にテーマパーク建設を目論む企業(Wonder Codec)があった。地元住民の代表・芦川淑子(石田ゆり子)に母の姿をだぶらせる一方で、東京湾海洋博覧会を中止させテーマパークを建設出来れば1億円の報酬を得られるという話があった。その時、灰島は誰を弁護し、笑った人間は誰だったのか?。

ゲーム好きで切れ者の灰島は健在。また、幼少の思いでがフラッシュバックし、弁護士になった経緯や、手段を選ばず勝利に突き進む背景が明らかとなる。

少し人間っぽい灰島を見ることが出来たのは収穫で、機械的だった灰島が普通の人になったかな?と思わせる展開。最後に”情”を取るか、”金”をとったのか?。どちらを弁護したのか?。という安心した展開。(^^;

もはや「踊る」シリーズとしては沖田仁美警視正(真矢みき)がちらっと出演するだけで、殆ど別な物語りとなっています。でも、それが良かったのかもしれないなぁ。変に縛られてしまうよりは面白いドラマになっていたと思います。あくまでドラマとしてですけど、灰島がとった最後の落ちも納得できるものでしたし、まぁそれが現実にあったエピソードをぱくったものだとしてもドラマなら許してあげましょう。

それにしても、灰島はキャッチボール下手だなぁ。砲丸投げみたいでしたよ。(´ー`)┌
★3

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October 25, 2006

逃亡者 木島丈一郎

逃亡者 木島丈一郎』 をTVで鑑賞。

踊る大捜査線のスピンオフ企画である「踊るレジェンドムービー

あらすじ:
立てこもり犯を解決した木島(寺島進)だが、稲垣管理官(段田安則)の指揮に疑問を感じ、直感的に人質を保護するため北ヘ逃走。先々で地元警察との逃走劇があり、引退した先輩との再会から裏の裏をかく手に出るのだが...。

これはハッキリ言って普通に面白く、ドラマとしてバッチリ成立しています。映画にしちゃうとまぁ色々あるかもしれませんが、ドラマならかなり満足。

見た目は強面の木島が、実は子供を躾けたり躾けられたり、しゃいな一面を見せてみたり、そうかと思えば「直感と定番」で行動する野性的な部分もある。まさに木島ワールドを楽しむ事が出来ます。

木島がドカジャンを身につける事になった理由もさりげなく挿入されています。まぁ深い理由ではありませんが。(^_^;) そうかぁチーズバーガーを食うと強くなれるのか。
★3

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October 24, 2006

装甲騎兵ボトムズ

装甲騎兵ボトムズ』 をDVDで鑑賞。

1983年から放送された52話のロボット系アニメ。

ガンダムに熱中してプラモデルに手を出し、ホビージャパンを見ては改造しまくっていた自分にとって、ボトムズとは頂点に君臨するロボットアニメーションだったんですね。

正直物語に関する記憶は殆ど無く、とにかくスコープドックの格好良さに惚れていました。以前に、メカニカルデザイナーの大河原邦男氏と知り合いでいらっしゃる方とお付き合いがあり、その縁で書いて頂いたサインは今でも宝物です。

さて、この度の装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルボックス。TVシリーズの52話は勿論の事として、OVA(Original Video Animation)シリーズも収録されております。
「ザ・ラストレッドショルダー」(1985年)
「ビッグバトル」(1986年)
「レッドショルダードキュメント野望のルーツ」(1988年)
「装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端」(1994年)
ですね。更に幾つかのダイジェスト版もおまけとして付いています。

こんなストーリーだったのかぁ...というのが正直な感想で、これは当時の私が理解出来なかったのも無理は無いかな?なんて思いました。やっぱりロボットに夢中だったんですよね。本当に懐かしかったし、OVAを見ていなかった自分としてはプラスαがあり大満足です。

しかし!しかしですねぇ...。価格に問題がありませんか?。DVD20枚ですから1枚4千円としても8万円。まぁそうなんですが、かなりのバブリーか覚悟を決めた人じゃないと買えない価格設定だと思います。私は幸いに仲間がいたので共同購入出来てラッキーでしたけど、普通は無理でしょう。(つд`)
でも、サンライズのHPからボトムズWebを見てみると、2006年11月24日からレンタル開始だそうじゃないですか?。OVAシリーズも2007年2月末からレンタル開始。これはこれで吉報やら悔しいやら微妙です。δ(⌒~⌒ι)
メモリアルボックスを購入出来なかった方にとっては1月後が待ち遠しい事でしょうね。
★4

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October 23, 2006

フラガール

フラガール』 を劇場で鑑賞。

Hulagirl

あらすじ:
常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の物語。昭和40年の常磐炭鉱は石油資源に押されリストラが始まっていた。リストラされる2000人の再雇用をどうする?。しかもリストラは今後も続く可能性がある。そんな町の危機を救うため、北関東に”ハワイ”を作り集客しようというプロジェクトが発足。目玉はフラダンスショーだったが、外人部隊を使わない方針のため、SKD(松竹歌劇団)出身の平山まどか(松雪泰子)をダンス先生として迎え、ダンスチームは炭鉱の娘達という素人集団だった。はたして、炭鉱の町として生き残る道を探す人々と、未来にかける人々の心は交錯し、常磐ハワイアンセンターはオープン初日をむかえる...。

私は単なるダンス教室的な作品かと思っておりました。

しかし、結果はよい意味で裏切られ、町全体が時代の変化とともに変わりゆく様を見事に描いています。役者の演技も素晴らしいし、ストーリーにも奥深さがありました。

炭鉱が荒廃してゆくさまや危険な現場。戦場に向かう男と女のようです。過去の栄光にすがる者と未来を探る者。現実から逃げて来た者が無垢の心に触れて再生してゆく過程。過去と未来に板挟みにあいながらも前進する事を忘れない者。

フラダンスが手話と同じように意味があった事を知り、ホームで先生に向けたフラダンスは正直心に響きました。泣かせようというシーンである事が分かっていてもなおいい。

また、平山まどか先生を演じた松雪泰子さんがいい。生徒がくる前に見せる見事なダンス。そうかと思えば、飲み屋でビールをあおっている姿。怒りにまかせ銭湯(男湯)まで殴りかかる勢い。荒んだ心が浄化され人として大きくなった姿。物語は雇われた後のシーンから始まりますが、過去を作り上げて挑まれたそうで、演技の深さが分かった気がします。

そして、地元ダンサーのリーダー格を演じた谷川紀美子(蒼井優さん)も素晴らしかった。未知のものに飛び込む不安感や、反抗期的な演技、駅での無言のメッセージやクライマックスとなるダンス。表現豊かで、その演技の幅に圧倒されます。

個人的には、終盤で炭鉱に入ってゆく兄・洋二朗(豊川悦司氏)のシーンも見逃せないですね。覚悟を決めた男の姿ってこうも格好いいのかと思います。
★4

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October 21, 2006

まほろ駅前多田便利軒

『まほろ駅前多田便利軒』 を読みました。

あらすじ:
便利屋を営む多田啓介の事務所に元同級生の行天春彦が転がり込み、決して仲のよい2人では無いのだが、切るに切れない微妙な関係のまま行動をともにする。様々な依頼を受ける中でドタバタと日常が過ぎてゆくのだが、彼らの1年後は...。

直木賞の受賞作ということで買ってみました。

途中で”ふぅん”と思わせるような言葉が出てきたりします。それは人間観察から出てくる一つのかけらなわけですが、しかし、そういう点でいうと、三谷幸喜氏や、荻原浩氏の方が上かもしれませんね。

そして、ドタバタさせるのは軽く読めて漫画的でもありいいと思うんですが、これはあくまで本であり、しかも賞を受けているのだから、もう少しエピソード間につながりが欲しいところです。また、登場人物が特徴的です。それはそれでいいんですが、タイトルが負けている気がします。行天が飛び抜けていて、物語りをハイジャックしてしまっています。多田便利軒と言いながら実は行天の独壇場で、その行天というキャラは何処かで見たような...読んだような気がするのです。あぁ...思い出した。漫画でした。行天は吉田聡氏作「スローニン」って作品の”コッセツ”っぽいイメージに近いんだなぁ。でもね。挿絵にある行天はスマート過ぎる気がする。というわけで、私は途中で気が抜けてしまいました。

幸福は再生する...と締めくくられるが、努力せず訪れた幸福はすぐに去ってゆく気がしなくもない。信念の無い主人公・多田では荷が重すぎた気がしますね。私はこれっきりっぽい気がします。

[ 書庫データ ]
まほろ駅前多田便利軒
著 :三浦 しをん
訳 -
文藝春秋 1600円 ?版 334p ISBN4-16-324670-3

Tadabenriken

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October 18, 2006

沈黙の脱獄

『沈黙の脱獄』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
悪人の金を盗んでは貧しい人に寄付し、おこぼれで生活しているハーラン・バンクス(スティーヴン・セガール)。共に暮らすジェイダのため現金輸送の仕事を最後に引退を考えていたが、同行したブルーノの裏切りに巻き込まれ刑務所送りとなる。自分をハメたマックスという男に復讐をはたすため、刑務所で知り合ったアイス・クールと結託し脱獄を試みるハーラン。

水戸黄門的な展開バリバリです。いわゆる”セガールアクション”と呼ばれているもので、無敵モードで相手をなぎ倒すお決まりのストーリーです。
深く考えず痛快アクションを楽しむには”セガール”ってのが私の中にはありました。絶対にかすり傷一つ負わないと分かっているのが特徴で、それでも一種独特の雰囲気と適度な緊迫感、特徴あるアクションが楽しいハズなんです。前提として、それなりのストーリーと、悪役とのバランスがとれているってのはありますけどね。

で、今回もその前提が不味いことになってます。悪役がどうもハッキリしないばかりか、とてつもなく弱い。怪しい占いだか、予知夢だか...。オカルトっぽいのはどうなんでしょう?。
アクションシーンは多いんですが、セガール本人ではないのがバレバレで、単に撃ちまくり殺しまくりで終わりってパターンが多い気がします。昔みたいに体をはって合気道で対峙する!ってな見せ場は皆無ですね。随分と太ってしまったようです。

ラップ・ユニットのメンバーであるアンソニー・クリスを使う所などは他力本願的発想で、以前も似たようなキャスティングはありました。
しかも、キル・マスター・プロダクションとニュー・イメージから映画製作を遅らせたとして訴えられたとか。その内容が「勝手な脚本の書き換えや、撮影の妨害」とは穏やかではないですね。
「沈黙の戦艦」「暴走特急」で”セガールアクション”のファンになったわけですが、待てども待てども期待以上の作品が出てこないとなると、そろそろ潮時なのかもしれないとか思っちゃいました。

ちなみに、今回の邦題は不適切な気がします。脱獄シーンは中盤に訪れますが、全く労せず脱獄してしまい見せ場ではありません。沈黙していませんから、「罠からの脱出」みたいな感じじゃないでしょうか?。
★2

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October 16, 2006

ゆれる

ゆれる』 を劇場で鑑賞。

Yureru

あらすじ:
東京で写真家として成功した猛(オダギリジョー)は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親(伊武雅刀)と暮らしている兄の稔(香川照之)、幼なじみの智恵子(真木よう子)との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった橋から流れの激しい渓流ヘ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれてゆく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった...。

”ゆれる心”を見事に描ききった佳作だと思う。

無意識に兄弟間に存在する対抗意識って確かに存在する。しかし、お互いの距離がその溝を埋めていて兄弟愛を演じることを可能にしていたんだけど、どちらかが禁断の扉を開けてしまうと溝は一気に露呈し脆く崩れてしまうものなんだという過程を見事な演出で構築している。薄氷の関係は、ゆれる吊り橋だったり、霞んだ写真、嘘の真実に垣間見ることが出来る。

そして、その脚本を支えているのが、人ってこんな表情をもってるものなの?ってくらいの香川照之氏の演技であり、それをサポートしたオダギリジョーであったと思う。

絡んでいた糸が少しづつほぐれてゆき、ついに向かい合った時のあの深い目。それは香川氏もオダギリジョーも例外なく見事で、事故なのか殺意があったのか?が徐々に明かされてゆく裁判シーンと見事にリンクしていたと思う。それでも香川氏の殺意とも愛ともとれる表情は抜きん出ていて、DVDが発売されたら是非とももう一度観たいと思わせる出来だ。

稔はバスに乗ったのだろうか?。そこで物語りは終わり結末は観客に委ねられる。私はバスに乗ったと思う。弟の決断を受け入れた兄は7年間の服役を経てようやく人生のスタートラインに立ったのだから、ここでまた弟に縛られる人生を選択して欲しくない。そして、弟は本当の(自分の思う)兄を取り戻す事が出来なかった苦しみにゆれるのだ。そこに真の判決があると思う。

愛と恐怖。信頼と裏切り。自分と他人。世の中は常に揺れている。
★5

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October 13, 2006

僕たちの戦争

『僕たちの戦争』 を読みました。

荻原浩氏の作品は過去に3作品を読了。
オロロ畑でつかまえて
ハードボイルド・エッグ
神様からひと言

あらすじ:
"根拠なしポジティブ"の現代のフリーター・尾島健太と、昭和19年の「海の若鷹」にあこがれる軍国青年・石庭吾一が時空を越えて入れかわった!。それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが...。

前半は軽く後半は重く...。入りやすく抜けにくい構成となっており相変わらず巧いなぁと思いながら読むことが出来ました。9.11テロがきっかけ?で入れ替わった瓜二つの2人。今も昔も意味の無い戦争が続いているというメッセージがある...。

2人の主人公の生きる時代が突然変わり、言葉、習慣、景色全てが50年分入れ替わってしまう。
現代に飛ばされた吾一は、命をかけて守ろうとした50年後の日本を見て絶望するものの、”みにくうぱ”に乗り、ミナミに恋をし、コーラを飲むようになる。
一方、終戦近い昭和19年に飛ばされた健太は、楽観的な性格や未来を知っている事から”逃げ”を決めようとするものの、最後はミナミのために回天(人間魚雷)で突撃します。

時代によってねじ曲げられてしまった性格を軽いタッチで見事に書ききってみせています。戦争は洗脳であり、全く意味など無く、力ある一部のエゴによる欲求不満解消の結果でしかない。そんな環境にあって、他人の目を気にして行動しなければならない、本音で生きられない当時の若者達の悲しさ。結局は、今も昔も国ではなく好きな人のため、自分のために生きているんだという事。今、国のために生きろと言われたら悲しいでしょうね。個人を無視する国に愛着などわくハズもありません。

最終的にお互いの時代に帰れたのでしょうか?。ラストシーンは読者の想像にゆだねられています。私は帰れなかったと、入れ替わったまま、しかしお互い好きな人を想い生き続けたと思います。あなたはどう思いますか?。

[ 書庫データ ]
僕たちの戦争
著 :荻原 浩
訳 -
双葉社 781円 ?版 474p ISBN4-575-51086-6

Bokutatinosensou

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October 10, 2006

Yoshitomo Nara + graf A to Z

8月に行った「Yoshitomo Nara + graf A to Z」。
どうしてももう一度見たくて8日に行って来ました。天気はあいにく雨だったけど、やっぱり凄い人。
サーフィンドッグ?も屋根の下でした。

Atoz_october_8_2006

開場前。いよいよ2度目の「A to Z」だと思うといやでも高揚してきますね。雨なんて全然平気。開場と同時に2階へ向かいました。幸運な事に1番のり。(前回は凄い行列でしたのでラッキー)
階段を上り、橋を渡り、そうして誰もいないあの空間に辿り着き、まずはgolden boat of kathyに乗り、そして puff Marshie, Hirosaki Version (2006) と正面から対峙した時のあの気持ちは言葉にならない。イイ!。
そして、Shallow Puddles に入り6枚の皿絵を見て、帰りに窓から見える 白いgummi girl。
1階の街を歩き回る感覚とは違う、静かな夜の海が全部自分の物になったような感覚。かすかに聞こえる雨の音すら一役かっている気がしてくる。
折り返して「A to Z」を作り上げてきた屋根裏の作品もじっくり見ることが出来ました。
多分一生忘れないんじゃないかな?。

その後、すぐにHOME SHOPへ。今回は前回よりゆっくり見れたので、また色々と買ってしまいました。
PupKingのぬいぐるみを買ったんですが、PupCupとどちらを買うか悩んでいて、PupCupに決断しかけた瞬間目の前で売れてしまい、それが最後の1つだと知った時は少し悲しかったなぁ。(つд`)
でも、帰宅してPupKingのぬいぐるみがソファーのてっぺんで気持ちよさそうにしているのを見ると、やっぱりPupKingで良かったかな?と満足。(*´д`*)

さて、買い物を済ませHOME CAFEで”栗とほうじ茶パフェ”などを食べつつビデオを見たわけですが、このヒストリービデオがまた気持ちを盛り上げてくれるし、パフェやアップルパイも美味しくて大満足ですね。

そうこうしているうちに2時間が過ぎ昼前に再び入場しました。今回は前回より更にじっくりと、街を行ったり来たりしながら見てまわりました。
少し余裕も出来てきて、特に好きな作品はじっくり鑑賞。ハウスC(Taipei Summer House)の下で何度手を突っ込んだか分かりません。(^^;
途中ベンチで休憩したり、休憩してるんだけど街並みも作品になっていたりして、街の中にいると、何をしていても作品や匂い、景色全てで安心するっていうか、癒されるっていうか、嬉しくなっちゃうんだな。
出口の黒板についつい足跡を残したくなる。翌朝には真っ白になってしまうのは分かっているんだけどやっぱり書いたよ。

時間が許せば何度でも見に行きたいけれど、遠いし、まもなく終わってしまうのでさすがに3回目は無理っぽいです。
次は「金沢21世紀美術館」かな?。雪が降る前に行けるといいけど。

前回の「A to Z」エントリはこちら

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October 04, 2006

ジャーヘッド

『ジャーヘッド』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
湾岸戦争で偵察狙撃部という前線部隊に配属された若者が見た戦争の現実。「待機」が任務というストレスから人間はどう壊れてゆくかを描いた作品。「砂漠の盾」作戦でサウジアラビアに「待機」して100日以上、1991年1月17日、ついに「砂漠の嵐」作戦が開始され、積極的なイラクへの軍事介入となるのだが...。

戦争オタク達が永遠に「待機」させられるのだから別な意味で狂ってしまうのだろう。恐怖ではなく、欲求不満である。

とにかく暇を持て余し、案の定下ネタと酒という展開には全く意外性を感じない。ミサイルと航空機で敵の戦力をたたいておいて、地上戦は最後の仕上げ。そういう現実を個人の兵士視線で見せるというのは面白い試みであると思うが、逆に人を登場させようとするとそれしかないんだろうと思う。少し以外だったのは、訓練で死亡する兵士がいたことくらい?。志願しているから死んでも問題にはならないのか?。

戦いたくて、敵を”殺せ~”と叫ぶ兵士。一方で、やっと終結し帰れると喜ぶ兵士。矛盾する軍隊をまとめきれないアメリカの現状がそこにある。これからの日本も後に続くのだろうか?。

置かれた環境から、どうしても兵士の心理描写が今一つ弱く感じてしまう。現代の戦場を紹介するPRビデオのようで、そこがこれまでの戦争映画と違う面白みなのだけど、好みが分かれそうな作品だと思う。
★3

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October 02, 2006

歓びを歌にのせて

歓びを歌にのせて』 をDVDで鑑賞。

ケイ・ポラック監督が、18年ぶりにメガホンをとった作品。

あらすじ:
8年先まで予定表の埋まっている天才指揮者ダニエル・ダレウス(ミカエル・ニュクビスト)は「心を開く音楽をつくる」ことに人生を捧げ、結果として過労により心臓を悪くし第一線から身を引き7歳まで過ごした雪ふる故郷へ移り住む。そこには牧歌的雰囲気の聖歌隊があり、助言を頼まれ見にいっただけだったのだが、彼らの歌を聴くにつれ再び指揮者として音楽の世界に戻るのだった。
レナ(フリーダ・ハルグレン)との恋や、美しい声を持つがDVに苦しむガブリエラ(ヘレン・ヒョホルム)とのやり取りなどの中で、ダレウスのみならず、村人全員が心の奥に隠している本当の気持ちを取り戻してゆく。

心臓を患っているのに大丈夫?と思えるシーンがあるにはある。しかし、そういう細かい所を気にして観る作品ではないんだろうなぁという気がしました。

「音楽で心を開く」
「死は存在しない」
「全ての音楽は既に存在しており、あとは聴き取りつかみ取るもの」

そんな言葉のやり取りがあります。

音楽、聖歌隊という身近にある土台を使って伝えたかったのはなんだったのでしょう?。ダレウスは恋をし、それゆえに我を忘れ自転車をこぎ心臓の持病を再発させてしまいますが、トイレのスピーカーから聖歌隊の声が聞こえてきた時の表情からは、死を恐れていないようにみえました。

また、その前のシーンで久々に都会に戻ってきた時に「夢がかなった」と...。

ラストシーンはハリウッド的安易なハッピーエンドではなく、プラハでの58秒間を思わせるエンディングでした。音楽によって人は変わることができ、幸せになれる可能性をもっている。浄化された心は許すことを思いだし、感動する余裕を与えるのかもしれない。
★4

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