« August 2006 | Main | October 2006 »

September 30, 2006

ある子供

ある子供』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
若い2人に子供が生まれた。プータローの父・ブリュノ(ジェレミー・レニエ)は窃盗を生業としており、母親となったソニア(デボラ・フランソワ)もなんとなく幸せだからと受け入れている。そんな時、ブリュノは子供を養子という名目で売り飛ばし、ソニアには”またつくればいいさ”と言う。ソニアは卒倒。ブリュノはソニアに見放されてしまうのだが...。

子供のまま大きくなってしまったブリュノの成長を静かに見守る感じ。子供を売ったり、窃盗したりと悪事を働く反面、子分との分け前はだます事なくきっちりしていたり、子供のいない乳母車を捨てずに押して歩くシーンがあったり、ソニアに売った子供を買い戻したりと、根っからの悪いやつではないから目が離せない。

直後は、相変わらず表面しか見れずにブリュノのようなやつはこのような映画は見ないさ!と思ったが、よくよく、この作品はブリュノのような子供の存在を大人がきちんと認識し、ブリュノを作った社会(自分たち)が問題なのだということ。そういう駄目な大人へのメッセージなのかな?と思いました。社会情勢、貧富の差、教育問題等々、日本の大人もちゃんとしなきゃね。

過剰な演出をせず淡々と進んでゆく展開が見事で、それを演じた2人もなかなかです。
★3

| | Comments (5) | TrackBack (0)

September 28, 2006

アルゼンチンババア

『アルゼンチンババア』 を読みました。

凄いタイトルの本だなぁ...。えっ?映画化?。こんなに薄い本なのに?。
というのが第一印象。
そして、私が最近はまっている奈良美智氏の絵が決定打で購入。

最近になって本を読み始めた私にとって、よしもとばななさんの作品は(ほぼ)始めて。色々な意味で期待して読みました。

ちょっと独特の雰囲気に一瞬戸惑いましたが、しかし、作品の中で娘がアルゼンチンビルに馴れていったように、私もその世界に馴れてゆきました。そして、本って厚さじゃないんだよね~。という事が分かったっていうか、分かってはいたけど、実際あるんだな~って感じ。登場人物をイメージするのが容易で、歴史や背景まで「スッ」と入ってくる。巧いなぁ。

最後までいってナルホドね!ではなく、最初から最後まで読み手を突き放さず、しかし全てをみせるような無粋な事はしない。一見スカスカの行間は、読み手が埋めるように出来ている気すらしてくる。そういう「間」が絶妙。
あぁ...作者は言葉で絵を描く人なんだ...って思いながら読んでいたら読了していました。

漠然とした表現だけど、逆にそれが読み手のもっている世界にダブらせる為のゆとりだったり、考えるきっかけになるんですよね。それは「大きな贈り物」である力であったり、「遺跡」がもつ心だったりする。

真に幸せになるためのヒントが書かれています。勿論、私はこの本の通りに実行することは出来ませんから、どうしたら真の幸福を得られるかイメージしてみたいと思います。

映画化ですよね?。期待してしまいますが、ただ汚い雰囲気から光を使って幸せを表現するような安易な作品にならないことを願っています。

[ 書庫データ ]
アルゼンチンババア
著 :よしもとばなな
訳 :
幻冬舎 \495 ?版 80p ISBN4-344-40835-7

Aruzennchinnbabaa

| | Comments (1) | TrackBack (0)

September 27, 2006

ファイナル・カット

『ファイナル・カット』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
生まれてから死ぬまで、見たもの全てを脳内チップに記憶しておける世界。そして、故人となった時、遺族は綺麗な記憶だけを編集し上映会を開催して故人とサヨナラするのだ。そんなゾーイチップの優秀な編集者としてアラン・W・ハックマン(ロビン・ウィリアムス)は活躍していた。ある依頼で記憶を編集している時に衝撃的な映像が飛び込んでくる。それは子供の頃に廃工場で遊んでいた時の事故に関係するものだった...。

悪くはない気もするのだが、しかし、どうも釈然としない。というのが第一印象。設定が無茶苦茶なのと、オチが平凡過ぎる。そして何を伝えたいのかが分からない。
でもロビン・ウィリアムスは好きなんだよなぁ...。

ゾーイチップは凄い代物で、見て聞いた事を一生分記憶してしまう優れもの。しかも生まれた時には既に頭に埋め込まれているんだから驚きである。(親が希望すればの話)しかし、その目的は何か?がはっきりしない。死んだ時、残された人間が一瞬懐かしむため?。たったそれだけのために本人の希望とか無視してゾーイ・チップを埋め込むのか?。埋め込んだ親本人達は見れないの分かっていますか?。馬鹿げている。それなら無条件に埋め込まれる未来の話にしてしまった方が幾分ましだったかもしれない。

アランの記憶では、子供の時に名前も知らない子と成り行きで遊び、あげくその子は転落してしまう。子供は大量出血しており逃げ出してしまったアラン。現場には”アラン”と落書きしてしまったままだった。その過去を今でも引きずっていた。そのオチに「は?」と驚く。出血...してないとか?。いきなりすっきりのアランである。しかし別件でアランは殺されてしまう。その動機がまたまた弱すぎる。そういうわけで記憶系で面白そうなんだけれども、実は脚本がグダグダで、穴だらけというわけ。

記憶操作に関する警告なのか?。悪しき物には制裁を!と訴えたいのか?。チョットした未来を描きたかっただけなのか?。もはや終盤ではどうでもよくなってくる。
そして、過去を背負っていたハズのアランだが、前半のアランから影を垣間見る事が出来なかったのがショック。ロビン・ウィリアムスは嫌いじゃないんだけれど、この程度の演技力ではまずいかもしれない。っていうか、「グッド・ウィル・ハンティング」が出来すぎだったのだろうか?。最近元気がないように思うんだけど...。

最後に。美化された映像はいらない。それは皆の心に中にある。
★2

| | Comments (2) | TrackBack (0)

September 26, 2006

ゲド戦記

『ゲド戦記』 を読みました。

「指輪物語」「ゲド戦記」「ナルニア国ものがたり」を世界三大ファンタジーというそうです。

6巻構成で、5巻まで読み終えた所でスタジオジブリ製作の「ゲド戦記」を観にいきましたが、結果は悲惨なものでした...。(直近のエントリ参照 何も書いていませんが)

映画は笑ってしまうほど酷かったですが、本は別です。読後感は「指輪物語」と同じく非常に満足出来るものでした。
さすが多くの人に読まれている作品であり、完成度の高さを感じます。
「指輪物語」よりも読みやすく、3巻までは大人じゃなくても十分に楽しめると思います。
そして骨格はしっかりしている。

【 1巻 】影との戦い:若かりし頃の過ち(悪しき自分)
【 2巻 】こわれた腕環:冒険
【 3巻 】さいはての島へ:秩序の崩壊と回復
【 4巻 】帰還:王の復活と大役を成し遂げたゲド
【 5巻 】アースシーの風:石垣の陥落による竜と人の関係
【 6巻 】ゲド戦記外伝:1~5巻の隙間を埋める解説的作品

男と女、竜と人、生と死、光と影、自由と支配、黒人と白人 etc。

映画でも”均衡が崩れている”という言葉は幾度となく耳にしました。確かに世界中の至る所で”バランス”の存在が重要であることは明白であり、そのバランスを崩す原因は、私達が潜在的に持っている欲であるということですね。全くその通りだと思います。

欲は力の源であり、一方で衝突の元にもなることもあります。欲がなければこれまでのような進歩・発展はなかったでしょうし、しかし欲のために環境悪化等の悲しき結果があるのも事実です。こうしてパソコンを使い「便利だね~」という裏には廃棄の問題など未解決の課題が山積みです。

ココまで考えながら読んでしまうと面白くありませんので、まずはゲドをはじめとした人々と魔法と冒険の世界を楽しむべきですが、なかなかに懐の深いテーマをもった作品だということは確かですね。

そして「魔法を必要以上に使わない」という部分に作者の思いが隠されているような気がしました。

最後に。
ジブリによる映画化は残念に思っています。再び「指輪物語」のピーター・ジャクソンのように、心から作品を愛している人によって映画化されることを心待ちにしたいと思います。

[ 書庫データ ]
ゲド戦記 / Earthsea
著 :アーシュラ・K・ル=グウィン / Ursula K. Le Guin
訳 :清水 真砂子
岩波書店 6冊セット \7,350 ?版 ?p ISBN4-00-203118-7

Earthsea

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 21, 2006

ゲド戦記

ゲド戦記』 を劇場で鑑賞。

Gedosennki

原作の5巻までを読了したためついに劇場へ行くことが出来ました。

これまでの間に世間から聞こえてきた声は厳しいもの。 なにしろ原作者であるアーシュラ・K・ル=グウィンさんにすら否定されてしまったのですから...。
これ以上のコメントはないでしょう。 ┐('~`;)┌

感想:

ここまで酷いと、怒る前に失笑した。

多くの期待を裏切った現実。最初に原作を愚弄してしまった過ちを償うべきです。
現代の問題点を描き、そして偉大な父から開放されたいがためにこのような展開になったのだとしたら、「ゲド戦記」 という名前を使うべきではなかった。

そして、「ゲド戦記」という作品名ではなかったとしても、ターゲットがぼやけており成功しているとは到底思えない。
パンフレットによれば監督を決めたのは”インスピレーション?”。格好いい言葉を使ってはいるが、要するに他に手頃な人材がいなかっただけなのではないの?と想像してしまう。そういうマネジメントでジブリに明るい未来はあるのだろうか?。

★0 (返金希望級)

| | Comments (5) | TrackBack (0)

September 20, 2006

真珠の耳飾の少女

真珠の耳飾の少女』 をDVDで鑑賞。

プルートで朝食を」のキリアン・マーフィが出ていて、以前に観た「オランダの光(フェルメール)」で紹介された作品・真珠の耳飾の少女をテーマとした作品。ずっと観るタイミングを計っていましたが、今しかない!と思いました。(Λ。Λ)

あらすじ:
1665年のオランダ。画家フェメールの元で、まだ幼さを残しつつも瞳に深さを持つグリート(スカーレット・ヨハンソン)が使用人として雇われることとなる。フェルメールには6人の子供がおり、しかし絵はなかなか完成しないため収入が無く妻の宝石を売ってしのいでいた。そんな中ようやく完成した作品をパトロン(後援者)に引き渡し次の商談をとろうとするのだが断られてしまう...。売るあてもなく次の製作に取りかかるフェメールの原動力は金ではなくグリートだった。

フェルメールと言えばオランダの画家であり”色”ですね。フェルメールがグリードに”雲の色は?”と問いかけるシーンはさりげなく彼のこだわりを表現したエピソードであり、このエピソードでグリードが”オランダの色”をズバリ答えた所からフェルメールの信頼を得ます。
別名”フェルメール・ブルー”と呼ばれたウルトラマリンブルーという高価な絵の具を使うエピソードもありますし、”カメラオブスキュラ”というピンホールカメラのようなものもちゃんと登場します。

冷静に作品としてどうなの?って考えると、盛り上がりもなく、ドラマ性も殆どなく、ドキュメンタリーフィルムに近いものと感じました。フェルメールに興味があるか、スカーレット・ヨハンソンに興味がないとお薦め出来ません。キリアン・マーフィが肉屋の店員ピーターとして登場しグリードの恋人役を演じていますが、容姿的に微妙な感じですし、エピソードの必要性にも少々疑問を感じました。

さて、新しいパトロンをつかむためにも仕事をしなければならないフェルメールですが、集団画の製作とは別に、妻に内緒でグリードをモデルとした作品製作も進められ、ついに真珠のピアスが登場します。フェルメールとグリートの間には特別な関係が存在し、会話らしい会話は殆どありませんが目で会話しています。そうして完成した作品。真珠をまとった使用人の絵。本当にスカーレット・ヨハンソンは似ていると思います。
主張しすぎない真珠のピアスと表情。日本でフェルメールの企画展とかやってくれないですかね?。
★3

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 19, 2006

プルートで朝食を

プルートで朝食を』 を劇場で鑑賞。

Breakfast_on_pluto

あらすじ:
アイルランドに隣接する小さな町タイリーリンでパトリック・ブレイデン(キリアン・マーフィ)は生まれた。彼は、タイリーリンの教区司祭リーアム神父(リーアム・ニーソン)と家政婦エイリー・バーギン(エヴァ・バーシッスル)の元に生を受けたが、それは望まれない誕生であり、母バーギンは息子を父リーアムに託し、父リーアムは近所のおばさんに養子として委ねてしまいます。彼は成長してゆくに従い女性的な心を強くし、自らを”キトゥン”と名乗り女性的な容姿に憧れ実行しました。ゆえに義母と衝突し”恥さらし”とされ、その際に実母がいると聞きすぐさまロンドンヘに向かいます。時は1970年代。IRA(アイルランド共和軍)の活動が活発な時代であり、実母探しは困難を極めました。IRAとの衝突、友人の死、爆弾テロの容疑者、売春、ストリッパー。火星から始まった実母探しの冒険は、ついに果てしなく遠い冥王星(プルート)まで続くのでした...。

正直、見終わった直後の満足感は微妙なものでした。悪くは無いんだけど、瞬間的に沸騰するような高揚感を得ることは出来なかった...。私の中で何処か漠然とした”何か”を整理する必要があったんです。
さて、時間が経ってみると、キトゥンは存在そのものが”夢”であるような気がしてきて、静かに心が満たされてゆく感覚になります。キトゥンの言葉や行動にはしっかりとした根拠があり、時に常識から外れることもあるのですが、彼の容姿もあいまって、悲しみも笑顔とユーモアが包み込み、周囲を変えてゆく不思議な力になっているんです。

「自分らしさってなに?」って考えたことなかったかもしれません。そして、キトゥンが自分の気持ち(領分)に正直に生きている姿を見てみると羨ましくなってしまうんです。悲しみを笑顔で隠し前向きに生きてゆくって...分かっていても容易くないもの。

36章構成に分割され、それぞれにタイトルがつけられています。これは非常に分かりやすく、ニールジョーダン監督の巧さを感じました。物語の最初と最後に登場する小鳥の会話も見逃せません。平和な独房に戻りたいと願うキトゥン。神父とキトゥンの立ち位置が逆転するシーンも見逃せません。キトゥンの叶わぬ夢(言葉)を息子に託すシーンは素晴らしいエンディングでした。

最後に、監督の構成力は勿論のこと、他の役者を完璧に脇役としたキトゥン役のキリアン・マーフィは注目すべき役者ですね。
★4

| | Comments (730) | TrackBack (0)

September 16, 2006

スーパーマン リターンズ

スーパーマン リターンズ』 を劇場で鑑賞。

Supermanreturns

あらすじ:
産まれ故郷を探しに5年間地球を離れていたスーパーマン/カル=エル(ブランドン・ラウス)が帰ってきた。あのクラークケントが。「世界はスーパーマンが必要か?」かつての恋人ロイス・レイン(ケイト・ボスワース)はそんな著書でピューリッツァ賞を受賞していた。そして、5年の間に宿敵レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)が刑務所から出ていた。レックスの陰謀に苦しむスーパーマンだが...。

スターウォーズと同じなんです。ジョン・ウィリアムズが手がけたテーマソングが鳴って...キター!!!ってね。もうそれだけでごちそうさまって感じ。懐かしいなぁ。

新ヒーローは確かにクリストファー・リーブ氏に似た雰囲気をもった主人公ですね。そして悪役ケビン・スペイシーもいい。しかも思い切って髪の毛を剃ってスキンヘッドにしてましたが、なかなか似合ってましたよ。(Λ。Λ)

スーパーマンといいながらも弱点があるわけで、そこは皆の力も借りて解決してゆく。そういう完全無欠じゃない所もあり、でも超人的な存在で皆のヒーロー。ロイスにとっても...。ワンパターンな展開なんですがそれでもいいよねって思えるのが不思議なんだな。

息子がいたんですか?それはチョット驚きです。続編があるぞ!って宣言したようなものですね。帰ってきたぞスーパーマン!。
少しおまけして★4

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 15, 2006

トスカーナの休日

『トスカーナの休日』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
作家のフランシス(ダイアン・レイン)は、夫の浮気が原因で離婚し、家まで手放す事になってしまう。友人のプレゼントでイタリアのトスカーナを訪れ、由緒ある旧家を衝動買いしてしまうのだが、そこはボロボロで水も出ない家。孤独である事を再認識した彼女は、言葉の壁と板挟みになり更に傷ついてゆくのだが...。

新天地に来てはみたもののやっぱりうまくいかない。しかし気がつけば夢は全てかなっていたという理想的なトスカーナ旅行の結末。非常にゆっくりした時間経過の中で、少々過剰なエピソードが気にはなるものの、まぁそれも悪くはないか?と思わせる展開。

夢を持つ事は素晴らしい事なんだけれども、本人はあまり努力していなくて、気がつけば夢がかなってしまっていたというのがミソですね。一瞬これでいいのかな?と思ってはみたものの、あくまで夢物語りなんだからシビアに観てしまってはぶち壊しなんだと...。そういう女性的な視点から作られた夢のある作品だと思いました。

彼女は、故郷を捨ててずっと別荘で休日を過ごしてゆくのかな?。(Λ。Λ)
★3

| | Comments (1) | TrackBack (0)

September 14, 2006

沈黙の追撃

『沈黙の追撃』 をDVDで鑑賞。

観ましたよ~スティーヴン・セガール物ですからね。
イントゥ・ザ・サン」は見事に撃沈されましたが、本作はどうでしょうね~。(;¬_¬)

あらすじ:
洗脳を商売とするアドリアン・レイダーとその組織。CIAが追跡・壊滅を図るが返り討ちにあう。政府は服役中のクリス・コーディー(スティーヴン・セガール)に捕虜奪還と組織壊滅を依頼するが...。

いわゆるセガール物に仕上がっています。絶対に被弾しない無敵のヒーローは健在で、ドンパチシーンが満載。戦車にすら生身で対峙し勝ってしまうなんでも”あり”の男。でもまぁ年齢のせいか合気道のシーンが少し減ってきている気がしますね。

ストーリーは”雑”と言わざるをえません。挫折のない展開はいいとして、あまりにも犯人側に不利というか、セガール側が有利過ぎる脚本は少しやり過ぎというか、手を抜きすぎていますね。
これは映画館で観たらショックかもしれない...。
★2

それでもやっぱり次の作品そこは!と期待してしまうわけで...。(´ー`)┌
次こそは緊迫感を持った、娯楽性の高い作品に仕上げて欲しいものです。

| | Comments (18) | TrackBack (0)

KB920872が適用出来ない

WindowsUpdate(MicrosoftUpdate)でKB920872(2006年8月17日公開)が未適用だと怒られます。
WindowsXPSP2のオーディオ修正パッチなんだそうです。
オーディオ再生中のエラーと、一時停止→再開時のバグフィックスみたい。
WindowsXP-KB920872-x86-JPN.exeというモジュールをダウンロードしインストールも試してみました。
でもチェックするとやっぱり未適用リストにのってしまう...。(○`ε´○)

C:\WINDOWS\system32\drivers フォルダにある以下の3つのファイルが問題のようです。
・Kmixer.sys
・Splitter.sys
・Wdmaud.sys
これをいつものように手動で更新してもいいんですが、もう少し真面目に調べてみました。

ココで嫌でも目につくのがタスクトレイにあるSound Effectというアイコン。
RealtekのAC97 Audio Sound Effect Managerです。
これをExitしてWindowsUpdate(MicrosoftUpdate)してみます。
直っちゃいました。~―γ( ̄ο ̄)oΟ◯
どうやらAC97 Audio Sound Effect Manager(SOUNDMAN.exe)が更新該当ファイルを使用中だったみたいで最新版に更新出来なかったみたいですね。

ちなみに、もし作業後タスクトレイからSound Effectのアイコンが消えてしまった場合、コントロールパネルからサウンドエフィクトマネージャを開き、タスクトレイに表示するというチェックボックスを有効にすれば元に戻ります。
逆に邪魔ならチェックを外したままがいいかもしれませんね。

しかし、Update失敗しているんだからエラーにしてよマイクロソフト!って一応言ってみる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 11, 2006

フライトプラン

『フライトプラン』 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
夫が事故で亡くなる。実家で夫の葬儀を執り行うため妻・カイル(ジョディ・フォスター)と6歳の娘のジュリア(マーリーン・ローストン)は、カイルが設計した最新ジャンボジェット機に夫の棺を乗せて飛びたった。カイルが3時間ほど寝て起きると娘の姿が見えなくなっていた。チケットやリュックも見当たらない。乗客も娘を見ていないという。搭乗リストにも載っておらず、あろうことか夫と同時期に死亡した記録も出てきてしまう。混乱するカイル。確かに娘は隣にいたのに...。私服航空保安官・カーソン(ピーター・サースガード)に監視されながら、飛行機という密室で娘探しがはじまる。

すごいストーリーです。
誘拐された娘探しをする母親という密室劇なんですが、無関心な乗客、アラブ人への露骨な差別、豪華な飛行機セット自慢、ルーズな航空会社(社員含む)でデコレートされています。

突っ込むところが多すぎます。
①他人に無関心とはいえ、乗客全員が娘を見ていないなんてあり得ない。
②いかにも怪しい男が娘を誘拐し電気室の奥まで行けるの?。(CAは?)
③娘の搭乗記録が無いなんて馬鹿な話はあり得ない...。
④真犯人がカイルを利用した意図が分からない。
⑤カイルが娘のチケットを持っていたら真犯人はどうしたの?。
⑥異常事態とはいえ機長がキャビンに出てきていいの?。
⑦そもそも娘を誘拐するリスクが必要な計画とは思えないけど..。
⑧客室内の照明は誰が直したの?。
⑨操縦席と客室が天井でつながっている機体構造は有なの?。
もっともっと沢山ありますが疲れました。

とにかく娘探ししたい母親の気持ちは分かりますし、ジョディ・フォスターの演技はなかなかだと思いますが、乗客を不安に陥れたり、客室の電気系統に細工したりとカイルの行動は犯罪の域に達しています。
そして、真犯人が明らかになり、その計画のずさんさを知り愕然となりました。

で、最後、「あの子見たことある」って乗客の子供のセリフ...なんじゃそりゃ。
アラブ人への謝罪はないのか?。傲慢で雑なハリウッド作品ですねこれは。B級と知ったうえで酒でも飲んで観るのがちょうどよい。
★2

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 10, 2006

花田少年史

花田少年史』 を劇場で鑑賞。

Hanadashounenn

あらすじ:
小さな港町のわんぱく少年・花田一路(須賀健太)は、ある日交通事故に会い、助かったものの幽霊が見えるという不思議な能力が身についていた。その日を境に一路の生活は一変する。彼の所に幽霊がやってきては、願い事や相談を持ちかける。しかも自分が本当の父親だと名乗る男(幽霊)まで現れる。元気でにぎやかな花田家にどんな秘密が隠されているのか?幽霊の力を借りて真実を探るうち、一路は家族の絆、そして「愛する者が幸せであってほしい」という幽霊の気持ち、そして生きている人間達の優しい思いに気づいていく...。

そうですね~。
家族愛を基本として、生きている者は皆平等に幸せになる権利があるし、家庭環境とか色々あるかもしれないけど、胸をはって幸せに生きてゆけばいいんだ!という事。あの時こうしておけばよかった!とか、あの時あんな事言っちゃったけど...とか、まぁそういう事もありますが、とにかく信頼しあって笑って生きてゆくことが大切。愛している者を思う気持ちは生きていても幽霊になっても同じであるということ。それって改めて言われてみて”そうなんだよね”って思うわけです。

幾つかのエピソードがあります。原作からピックアップされているようですが、一路はもちろん、父・大路郎(西村雅彦)の過去(転覆事故)や、母・寿枝(篠原涼子)の過去(娘)。親友の亡くなった父親・村上猛(杉本哲太)と大路郎の過去や、猛の息子への想い。そして幽霊の道案内役?として幼少の頃に亡くなった香取聖子(安藤希)と父の話。それらがそれなりにうまくつながってゆきます。

まぁ馬鹿正直に見てしまうとツッコミたくなるシーンはあります。CGの粗さや天気(台風)は?でもいいんですきっと。大切なのはそういう表面的なことじゃなくて「心」の中にしまい込んでいる「愛情」を思い出すことにあるんだと思いますから。正直、原作も知らずに観てみて、見終わった直後は表面的な粗さにどうなのそれ?と思ったんですが、少し経ってみて、やっと分かった気がします。

でも、怖いの(幽霊)はチョット苦手...。(;´Д`)
★3

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 07, 2006

恋するトマト

恋するトマト』 を劇場で鑑賞。

Koisurutomato

あらすじ:
野田正男(大地康雄)。45才。独身。
茨城の田園地帯に両親と3人暮らしをする農家の長男。性格温厚にして純朴だが、見合いのたび農家の現状を見ては断られ続け、農家仲間の勇作(藤岡弘)の紹介で、なかば投げやり的にフィリピンパブで働くリバティ(ルビーモレノ)と結婚する事になり、結納金を持ってフィリピンに渡った。しかし、待っていたのは過酷な現実・結婚詐欺。結納金だけ持ち逃げされてしまい、日本に帰る事も出来ずフィリピンで乞食になる正男。いっとき裏の世界に身を置くが、フィリピンの田畑や、そこで働く女性・クリスティナ(アリス・ディクソン)を見て、正男は自分に流れる血を思い出すのだった。

あとから”じわぁ~”っとくる作品でした。

”農家に嫁がこない”や”フィリピン女性を日本に送る”、”日本は怖い”という社会的な問題を骨格としながら、しかし重くしすぎないバランスが凄く心地よくて、大地氏をはじめ出演者全員の一体感を感じさせてくれる満足感。脚本(原作含む)と出演者がそれぞれ素晴らしい仕事をした成果ですね。

基本的に嘘をつかず地道に練り上げてきた作品。その結果、派手な演出がないからこそ”じわぁ~”と染みるんだと思います。

”農家を応援する”作品であり、映画は娯楽という大地氏の信念が貫かれている作品であり、田園風景の美しさを楽しむ作品であり、”思いやりの心”を考える機会が与えられた作品でありました。

正男はフィリピンで大玉のトマトを作る偉業を成し遂げますが、正男にとってのトマトは農業に戻るきっかけであり、その先にはクリスティナが見えていたのですよね。土、水、太陽、そして支えてくれる人。これは農家は勿論のこと、私達みんなが本来必要としている基本的なものです。

どんどん海外に依存してゆく食生活。あと10年したら日本の食卓はどうなってるんだろうか?。結局はアメリカ産牛肉は輸入再開となってしまった...。食べるという幸せが満たされるのは農家のかたがいてくれるからこそ。

大きな事は言えませんが、まずは食べ物を粗末にしない。小さいですが、そんな所から始めてみようと思います。
★5

- edit 2006.09.17 -
TBの受付を禁止 (意図しないTBがあったため...)

| | Comments (0)

September 06, 2006

運転手の恋

『運転手の恋』 をDVDで鑑賞。

宮沢りえさんが2000年に海外進出を果たした台湾コメディ。
本作は第37回台湾金馬奨審査員大賞を獲得しているそうです。

あらすじ:
タクシー運転手・アチュアン(チゥ・チョンハン)の恋物語り。登場人物が皆飛び抜けている。運転が生きがいの父親、医師(解剖専門?)でホルマリン浸けが趣味の母、実験マニアで誤爆を繰り返す妹。運転が苦手なタクシードライバーがいるかと思えば、故障で前進できずバックで運転してくる強者もいる。妹の結婚式の後、アチュアンが結婚を断念するような発言をしたことで家族は慌ててしまう。果たして運命の人は現れるのか?ついに交通課の婦人警官・ジンウェン(宮沢りえ)が現れるのだが、しかし2人の運命は?。

この手のコメディは好き嫌いがはっきり分かれるところで、私は苦手としている系の笑いです。ブラックが過ぎるんです。笑うところなんだろうけど引いてしまう...みたいな。事故の後処理で遺体を処理するシーンがあったり、ホルマリン漬けになった首があったりするのはチョット苦手。まぁ分かっていて正面衝突するタクシーや、アダルトビデオを持ってくる父親ってのも悪くは無いですが...。そんな中で宮沢りえさんは真面目な婦人警官役を淡々とこなしています。なぜ?どうして出演をOKしたのかなぁ?とずっと悩みながら観ていたらエンディングでした。インパクトがありすぎて寝る暇は無かったです。(^^;

ハッピーエンドで終わらさないところも和風コメディと違うところ?。
宮沢りえさん中国語うまいなぁと思っていましたが、後半の早口部分はさすがに口パクっぽく見えましたね。
★1

| | Comments (24) | TrackBack (0)

September 03, 2006

UDON

UDON」 を劇場で鑑賞。

Udon

あらすじ:
実家の饂飩屋には「夢」が無いとNYに飛び出した香助(ユースケ・サンタマリア)だが、もちろん挫折するビックマウス野郎で借金もある。すごすごと故郷香川に戻るが、松井製麺所を営む親父・拓富(木場勝)は頑固一徹。かろうじて姉・藤元万里(鈴木京香)が向かい入れてくれる。一方、地方紙を発刊する編集社に勤める宮川恭子(小西真奈美)は自分の本を出すのが夢で、しかし今は天然の方向音痴で、人生も迷っており、ひょんな事で香助と会い、”うどん”と出会うことになる。この出会いが人生の分かれ道となり、香助は借金返済のため、恭子は夢のため、そして香助の友人・鈴木庄介(トータス松本)は人生最後の”祭り”として”うどん”を紹介するタウン紙(TJ Sanuki)の発刊に燃えるのであった。

ハッキリ言って疲れました。
まぁフジテレビ&亀山千広&本広克行ですからまとまらないのはしょうがないんですけど、やっぱり饂飩をテーマとしてドーンともってきたんだから、少し笑えて、時に感動しちゃったりして、鑑賞後は饂飩が食べたくなるような作品であることを期待していたわけです。

見事に裏切られた感じですね。
これでいいんでしょうか?饂飩ブームを作り、そして過ぎ去って、日常に戻っていっただけ。それはそれでもいいかもしれません。そこの、日々の仕事ぶりを演じた木場勝氏はよかったと思いますから。でも、それ以外がボロボロ。シーケンスがごちゃごちゃで、作り手が遊んでいて観客のことを無視して突っ走ってます。
ターゲットは小学生?突然画面を複数に割ってみたり、夢をCGアニメで無理矢理見せられるとハッキリ言ってついてゆけません。ってか饂飩や観客を馬鹿にしてませんか?。

胸を打つ父と子の物語?あたたかい家族のお話?優しい姉とダメな弟の人情モノ?地元密着のヒューマンドラマ?誰もが共感のラブ・ロマンス?ずっと変わらない友情物語?世界を舞台にした日本人の活躍?うどんブームを描いた社会派ドラマ?
どうですか?疲れそうでしょ?┐('~`;)┌

最初の30分くらいはまだ面白く感じましたが、どんどんエスカレートしてゆき、我慢出来なくなって時計を見た時は丁度1時間が経過した時でした。素材がよかっただけに、料理人がヘボで残念です。

サマータイムマシンブルースを見た私は、見覚えのあるヨーロッパ企画の方々をみて懐かしく思いました。ユースケ・サンタマリアのドタバタ劇を見ているより、STMBを懐かしんでポップコーンを食べてた時間の方が長かったかも。
木場勝氏と小西真奈美さんに免じて★2

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 02, 2006

私の頭の中の消しゴム

「私の頭の中の消しゴム」 をDVDで鑑賞。

あらすじ:
日本のテレビドラマ「Pure Soul ~君が僕を忘れても~」を基にした韓国映画だそうです。
工事現場で働く無愛想な現場監督・チョルス(チョン・ウソン)と、そんな建設会社の社長令嬢で可愛いスジン(ソン・イェジン)。やがて2人は結婚するが、同時にスジンの記憶は削り取られていることが判明する。

「記憶もの」としては、「博士の愛した数式」 「明日の記憶」 などが今年観た作品としてあるわけですが、その作品と比較してしまうとどうも物足りない感じがします。

心に残るものが何もなくて、すぅ~っと通り過ぎた風のような作品です。「博士の愛した数式」は、家政婦や義姉の想いが心に残り、これからも続いてゆく景色がみえて安心しました。「明日の記憶」は、記憶を無くす主人公の恐怖など、心理面の描写がしっかりしており難病と戦う”人間”を見事に描いていました。
ところが、この作品は”若年性アルツハイマー病」と言う難病と戦う若い夫婦を題材にしながら、病気そのものは単なる道具として扱い、俯瞰的な視点で安っぽい恋愛物語りにしてしまっているんです。私は昼メロに興味ありません。

チョルスの演技力には正直脱帽です。武骨さと易しさが調和しています。スジンの演技も決して悪くないと思いました。

やっぱり脚本の問題でしょうね。ここで”泣いて!”って感じでしたもの。とにかく冒頭から気になる点が多いです。普通考えたらあり得ない展開。まぁ明日になれば忘れてしまう作品でしょう。
★2

| | Comments (7) | TrackBack (2)

« August 2006 | Main | October 2006 »