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June 15, 2006

いとしのヒナゴン

『いとしのヒナゴン』 を読みました。

1970~74年にブームとなった謎の類人猿・ヒナゴン。比奈の町で目撃されたからヒナゴン。(*´д`*)
そして、30年ぶりに目撃情報~!。

東京から逃げ帰ってきたノブ(25歳女性)が台風の目。かな?。

そして、まさに合併の波にのまれそうな比奈の町には、ヤンキーあがりの町長・イッちゃんがいて、元舎弟が脇を固めている。
そして皆怪しい。
町長が「愛じゃ愛。ラブじゃ、ハートマークじゃ。わかるじゃろう」って言うか?。(Λ。Λ)
凄い町です。
で、ヒナゴンを探すために「類人猿課」とか作っちゃうもんだから町はもめる。
そんな町で、イッちゃん世代と、ノブ世代、勿論、皆、比奈が大好きで生きている。
ヒナゴンは夢であり、故郷そのもの。
そして故郷に住む人にとっては、希望だったり、恥だったり、シンボルだったりする。
見たいと願った人だけあえるヒナゴン。

ヒナゴンに故郷を見て夢を見るものもいれば、現実を直視し決して目をそらさず、将来の比奈町を真剣に考えてる熱い若者もいる。
この作品の素晴らしい所は、ヒナゴンという素材にだけぶら下がるのではなく、しっかりと現実社会と人間関係も描ききっているバランスが優れている所だと思う。
西やんが比奈の未来をうったえた時、その思いは私にも届いた。
ジュンペと坂本さんと彩花ちゃん、そしてイッちゃんがヒナゴンを見た時、私にも見えた気がした。(色はピンクだったけど...笑)

”空想世界に遊ぶ想像力”はおろか”現実の世界を生きるための想像力”すら無くしてしまいそうな時にこの作品に出会えてよかった。
ずっと読みたいと思っていた氏の作品。
期待通り!。

故郷にいる人もいない人も「夢にまっしぐらーっ」だぜ。(^^v

映画化されているんだそうです。
見てみたい気はするんだけど、イッちゃんのイメージが違うんだ...。
どうしよっかな?。

[ 書庫データ ]
いとしのヒナゴン
著 :重松 清
訳 -
文藝春秋 1,714円 ?版 461p ISBN4-16-323400-4

Hinagon

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