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June 11, 2006

明日の記憶

『明日の記憶』 を劇場で鑑賞。

Ashitanokioku

広告代理店の部長・佐伯雅行(渡辺謙)、妻・実子(樋口可南子)。
佐伯は人生の絶頂期にあった。
大きなプロジェクトを獲得し、娘も結婚を控え、人望もある。

そんな佐伯だが、次第に「若年性アルツハイマー病」の症状が目に付くようになり、会社を去る事になる。
現実逃避、誇り、嘆きと観念、覚悟と未来。
その過程を渡辺謙は見事に演じている。
見ていて怖いくらいの喜怒哀楽、全てがある。
だから私は泣きそうになった。

そんな夫を支える妻を演じた樋口可南子。
不安と絶望、覚悟と現実、悲しみと愛。
もはや言葉が無い...。

冒頭のロングショットや混乱時のカメラワークが過剰であった事が残念。
小手先のテクニックはばっさり捨てるべきだったと思う。
そのくらい役者のオーラが凄まじかった。
また、残念ながら特別出演の木梨憲武は出すぎだった。

そして、忘れてならないのは医師役の及川光博だと思う。
前半の診察シーンや告知のシーンは少々危なっかしいが、「生きろ」と言った時の彼は見違えるようによかった。

人を愛するとは?共に生きるとは?。
それは「覚悟」なんだと思う。
思い出のすべてを託された時、私は正面から受け止めることが出来るか?。
その覚悟は出来ているか?。
もしくは、思い出を託す覚悟があるのか?。

剥りとられてゆく人生に真正面から向き合った佳作だと思う。
★4

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Comments

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Posted by: ทางเข้า sbobet | September 26, 2014 at 12:42 AM

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Posted by: sbobet | October 24, 2014 at 08:12 AM

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» 明日の記憶/堤幸彦 [文学な?ブログ]
人が存在する理由、それは必要だと言ってくれる人がいるからだと思います。この映画は、若年性アルツハイマーに犯された佐伯雅行という人物(渡辺謙)が、妻(樋口可南子)に支えられながら、病気を受容して生きて行こうとする姿を描いた物語です。 広告代理店の第一線で働いていた最中、そこを退くことを余儀なくされた雅行。娘の結婚式では、そのことを正気な状態で味わうことができる幸せが伝わり、主人公らとともに思わず涙してしまいました。また、会社を去って行くとき、かつての仲間や取引先から惜しみない言葉を送られます。自... [Read More]

Tracked on June 11, 2006 at 10:47 PM

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