« インサイド・マン | Main | リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 »

June 24, 2006

誰? - WHO AM I?

『誰? - WHO AM I?』 を読みました。

もちろん、『明日の記憶』があって、そして、なによりもずっと私は渡辺謙という人が気になっていました。
不思議なオーラが好きでした。作品に向かう姿勢が好きでした。

過剰な期待はせず日記的なものとして、そして『明日の記憶』という映画のメイキングとして読み始めました。

当初の予想通り、『明日の記憶』を創るに至る経緯、撮影中のエピソードがメインでしたが、より精神的な部分を知る事が出来たのは収穫でした。
18年前の病気の話、C型肝炎を治療しながらの撮影、南果歩さんとの話、ご両親の話も最後に少し出てきます。

「生きること」
「認知症という病気の真実」

そのために、氏は出来うる限りの知力と体力と時間を作品に注入した様が鮮明に記されています。ずっと感じていた氏のオーラの理由が分かった気がしました。38度の熱がある時さえも、その体調を演技に役立てたい。そんな思い一つを例にとってもプロであることを再確認することが出来ます。だから私は氏の絶妙な雰囲気が好きなんだと再認識しました。

また、『明日の記憶』に関する氏の思いと私の感想が違うことも分かりました。それで自分の考えが変わるわけではありませんが、氏の言いたかったことの本質が分かったことも大きな収穫で、『明日の記憶』がいよいよ自分のものになった気がしました。まだまだです私は。だからまた少し歳をとった時に見てみたいと思います。
そうだなぁ...50歳になった頃かな?。

氏の言葉
「役を生きるというだけではなく、映画という生き物を育てている感じがする。いや、一緒に育っているのかもしれない」

[ 書庫データ ]
誰? WHO AM I?
著 :渡辺 謙
訳 -
ブックマン社 1,429円 ?版 262p ISBN4-89308-627-8

Whoami

|

« インサイド・マン | Main | リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80479/10654971

Listed below are links to weblogs that reference 誰? - WHO AM I?:

» ごめんなさい、見くびってました! 映画『明日の記憶』 [海から始まる!?]
 評判がいいのは知っていました。  映画公開前に原作者・荻原浩さんを取材した友人が、“原作者は元々は渡辺謙という俳優をあまり評価していなかったんだけど、完成した映画を観て、「渡辺謙て、こんなにうまい俳優だとは思わなかった」、と話していた”、というのも聞いていました。... [Read More]

Tracked on July 06, 2006 at 04:10 AM

« インサイド・マン | Main | リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 »