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June 07, 2006

隠し剣 鬼の爪

『隠し剣 鬼の爪』 をDVDで鑑賞。

藤沢周平&山田洋次という事で『たそがれ清兵衛』に引き続き観てみました。

これまでの作品では子供達も重要な役割を持っていましたが、今回は殆ど大人だけの世界です。ポイントは何故「鬼の爪」と呼ばれる隠し剣を使わなければならなかったか?ですね。
たそがれ清兵衛』や『蝉しぐれ』が比較的ストレートに”心”を描いた作品だったのに対し、本作はもう少し影の部分を強く描いた作風である所が好みの分かれそうな部分です。

下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)と奉公人・きえ(松たか子)の関係は、身分は違えど清兵衛と朋江の関係に近く、相思相愛の間柄なのにそれが言えない世界。
宗蔵はボロを着ているが実はやり手で、最終的に果たし合いとなる展開も同じ。果たし合いの相手が、謀反の罪とはいえ友人で剣の同門であった狭間弥一郎(小沢征悦)という所がポイントで、その果たし合いの結末が卑劣だった事と、弥一郎の妻・桂(高島礼子)の行動が耐えられず、ついに「鬼の爪」を使ったという展開。

『たそがれ清兵衛』とはっきり違うのは、時代が幕末で近代化の最中という事でしょうか?。
随所にエゲレス(イギリス)の鉄砲を訓練するシーンが登場し、走り方から教育され、戸惑う武士のシーンが微笑ましいです。

後半の展開を見据えてあえて前半は明るく仕上げてバランスをとったという事でしょうか?。
ストーリーも少々強引な部分が目立ちましたし、これまで観た時代映画の中では”ぐぐっ”とくるものがなかったのが残念です。
風景や建物の質感もあまり魅力的には感じられませんでした。
救いは松たか子さんの演技が思ったよりよかったことかな?。
何故?何故そうなる?というのと、やっぱり影より光が好きってことで ★3 (^^;

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