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May 20, 2006

ヒストリアン

『ヒストリアン Ⅰ,Ⅱ』を読みました。

冒頭の記述を引用します。

「16歳の少女だった私が、父親の行方を捜して彼の記憶をたどった物語。そして、父が恩師の行方を捜して、その人の過去をたどった物語でもある。また、私たちがどのようにして歴史に通じるこのうえなく暗い小道のひとつに足を踏み入れてしまったのかを語る物語でもある。ここには、その道筋で誰が助かり、誰が助からなかったか、それはどうしてなのかが描かれている。」

って事でして、私=エリザベス、父親=ポール、母親=ヘレン、父の恩師=ロッシという3世代にわたる歴史学者の旅です。
旅の目的は?ドラキュラを捜せ!と、ついでにヘレンは何処だ?。

緑色の優美な竜が描かれた本がきっかけで旅は始まりました。その竜が描かれた木版画はドラクリア(DRAKULYA)とかかれた旗を鉤爪でつかんでいました。不思議な力を持った本です。
それとポールの記録、そしてポールの記録に出てくるロッシの記録を頼りに進んでいくわけで、イスタンブール、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアと手掛かりを捜して国を渡り歩き、そうして500年もの間、今も何処かで生き続けているドラキュラを捜すのです。

で!歴史学者の旅という事なんですが、やっぱり 『ダヴィンチ・コード』 と比較してしまうんですね。
確かに歴史研究の集大成により完結するわけで、物語としては年月も登場する国や人も壮大なんです。
が!もの凄く偶然に助けられたお話であり、残酷なお話であり、単調なお話であり、約1000ページという長い長いお話であるんです。
希望を捨てずに最後まで読みましたが、残念ながら満足感や達成感といったものは皆無。
まるで”だらだらと書かれた日記”のようで何度となく投げ出しそうになりました。

児童小説レベルが合っている私にはとても手におえません。
ついに登場人物達と旅をすることなく終わってしまった...。

映画化決定という帯に引かれて読んでみたわけですが、このエグイ物語を映像にするわけですか?B級決定の予感。 (;¬_¬)

[ 書庫データ ]
ヒストリアン / The Historian
著 :エリザベス・コストヴァ / Elizabeth Kostova
訳 高瀬 素子
日本放送出版協会 Ⅰ(上) \1,700 ?版 493p ISBN4-14-005493-X
Ⅱ(下) \1,700 ?版 501p ISBN4-14-005494-8

Historian

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