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April 30, 2006

たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛』 をDVDで観賞。

原作:藤沢周平氏の作品としては『蝉しぐれ』についで2本目です。

舞台は東北・庄内地方。
妻を労咳で亡くした下級武士・井口清兵衛(真田広之)は、二人の子供・萱野(伊藤未希)と以登(橋口恵莉奈)と痴呆の始まった母親を世話するため、同僚の夜の誘いも断り定時退社の日々。
たそがれ時に帰っちゃうもんだから、同僚からは"たそがれ清兵衛"なんて呼ばれていたりする。
50石という収入では質素(?)な生活はやむおえず、帰っては畑を耕し、内職をし、しかし派手ではない生活の中にあって子供達との暮しに幸せを感じている清兵衛。

そんな時、幼なじみの飯沼朋江(宮沢りえ)が離縁し実家に戻って来ていると朋江の兄で清兵衛の親友である飯沼倫之丞(吹越満)から聞き、そして朋江がちょくちょく家にくる事にになり、朋江の元夫と果たし合いをする事となった清兵衛。
見事勝った清兵衛の噂は城内に広まり、その事がきっかけで後々藩のために命を賭ける事になる...。

印象的だったのは"心"ですねやっぱり。
清兵衛と子供達。
朋江が母親のように萱野・以登と遊んでいるのを見ていた清兵衛が、朋江と目が合い照れるところ。
子供達や使用人の真っすぐな所。
痴呆の始まったおばぁちゃんを正面から受け入れる家族。
まぁ綺麗なところだけかき集めた感じもしますが、そうと分かっていても綺麗なものは綺麗なわけで、やっぱりいい。

そして、清兵衛と朋江は相思相愛だったのに、それぞれの都合で自分を騙していた事が分かる展開。
またか...と思ったのは確かですが、それでもやっぱりいい。
真田広之と宮沢りえの演技力にやっつけられました私。

果たし合いで家をでる時の清兵衛と朋江のやり取り...。
「...幼い頃からあなたを嫁にすることは私の夢でした。あなたに嫁になって頂くようにお願いしたら受けていただけるでしょうか?」
しかし、ニアミスなんです...。朋江は数日前に縁談の話がまとまったばかり...。
お互いの悔しい想いがビシビシ伝わってきますね。
でもね、ギリギリで果たし合いに勝ち、家に辿り着いた時、その時に朋江がいたんですよ。
そのときの清兵衛と朋江はなんと幸せだった事だろうなぁと思いますね。
良かったなぁ...。

残念だったのはこの後。
晩年の以登(岸恵子)が登場し、清兵衛が3年後、戦にて銃弾に倒れた事を言ってみたり、いらない解説をするんですよ。
そんな話は全く不要で、全てが台無しになってしまいそうです。
果たし合いから帰ってきて抱き合った清兵衛と朋江。それで十分じゃないですか。
このエンディングがなにより残念でたまりません。圧力かかった?。
★4

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