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April 30, 2006

たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛』 をDVDで観賞。

原作:藤沢周平氏の作品としては『蝉しぐれ』についで2本目です。

舞台は東北・庄内地方。
妻を労咳で亡くした下級武士・井口清兵衛(真田広之)は、二人の子供・萱野(伊藤未希)と以登(橋口恵莉奈)と痴呆の始まった母親を世話するため、同僚の夜の誘いも断り定時退社の日々。
たそがれ時に帰っちゃうもんだから、同僚からは"たそがれ清兵衛"なんて呼ばれていたりする。
50石という収入では質素(?)な生活はやむおえず、帰っては畑を耕し、内職をし、しかし派手ではない生活の中にあって子供達との暮しに幸せを感じている清兵衛。

そんな時、幼なじみの飯沼朋江(宮沢りえ)が離縁し実家に戻って来ていると朋江の兄で清兵衛の親友である飯沼倫之丞(吹越満)から聞き、そして朋江がちょくちょく家にくる事にになり、朋江の元夫と果たし合いをする事となった清兵衛。
見事勝った清兵衛の噂は城内に広まり、その事がきっかけで後々藩のために命を賭ける事になる...。

印象的だったのは"心"ですねやっぱり。
清兵衛と子供達。
朋江が母親のように萱野・以登と遊んでいるのを見ていた清兵衛が、朋江と目が合い照れるところ。
子供達や使用人の真っすぐな所。
痴呆の始まったおばぁちゃんを正面から受け入れる家族。
まぁ綺麗なところだけかき集めた感じもしますが、そうと分かっていても綺麗なものは綺麗なわけで、やっぱりいい。

そして、清兵衛と朋江は相思相愛だったのに、それぞれの都合で自分を騙していた事が分かる展開。
またか...と思ったのは確かですが、それでもやっぱりいい。
真田広之と宮沢りえの演技力にやっつけられました私。

果たし合いで家をでる時の清兵衛と朋江のやり取り...。
「...幼い頃からあなたを嫁にすることは私の夢でした。あなたに嫁になって頂くようにお願いしたら受けていただけるでしょうか?」
しかし、ニアミスなんです...。朋江は数日前に縁談の話がまとまったばかり...。
お互いの悔しい想いがビシビシ伝わってきますね。
でもね、ギリギリで果たし合いに勝ち、家に辿り着いた時、その時に朋江がいたんですよ。
そのときの清兵衛と朋江はなんと幸せだった事だろうなぁと思いますね。
良かったなぁ...。

残念だったのはこの後。
晩年の以登(岸恵子)が登場し、清兵衛が3年後、戦にて銃弾に倒れた事を言ってみたり、いらない解説をするんですよ。
そんな話は全く不要で、全てが台無しになってしまいそうです。
果たし合いから帰ってきて抱き合った清兵衛と朋江。それで十分じゃないですか。
このエンディングがなにより残念でたまりません。圧力かかった?。
★4

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April 28, 2006

鶴岡城公園

山形県の海も近い鶴岡城公園で桜を見てきました。 (4月23日 pm1:00)

天気もよく、桜とお堀。
定番でしょうか?。(^^;
Tsuruoka0

公園内にある大寶館をバックにした桜です。
撮影者(私)が下手なんでこんなんですが、本当はもう少し綺麗な印象をうけました。(^^;
Tsuruoka1

今年はもう1箇所行こうと思っています。
ドンピシャだといいなぁ。天気も含めて...。(祈)

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霞城公園

山形県の駅近くにある霞城公園の夜桜です。 (4月26日 pm7:30)

はじめて見ましたが、幸いに天気もよく満開でした。
ライトアップされ、堀の水面に映る桜も含め綺麗ですね。
Kajou0

公園の東側を歩く事ができ、桜のトンネルになっています。
これまたなかなか綺麗ですね。
写真は人があまり写っていませんが、もう少し時間が遅いと行列になるんだそうです。
少し早めに到着したのですが、プラス運もよかったみたいですね。
Kajou1

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April 23, 2006

船岡城址公園

宮城県にある「日本さくら名所100選」の桜です。

山の南東斜面に、美しいソメイヨシノやヤエザクラを見ることが出来ます。
天気にも恵まれ青空に桜が映えました。
Funaokaday0

山頂へはスロープカーという500円の乗り物を使うか、遊歩道を使って登る事が出来ます。スロープカーは3分30秒で山頂に到着し、途中、桜のトンネルを抜けるのが綺麗で見処です。
Funaokaday1

山頂から柴田町を見ることができ、遠く川沿いの「白石川堤」を一望出来ます。
Funaokaday2

帰りは遊歩道を使って下山しました。
桜のトンネルをのんびりと。
天気もよく綺麗です。
Funaokaday3

9時に登り、12時に降りてきましたが、天気もよく人は凄かったですね。
ちなみに、9時頃の道路は空いていましたが(駐車場はギリギリ...)、お昼頃の周辺道路は渋滞でした。

ちなみに、水曜日(4月19日)は夜桜に行ってきています。
もう少し明るくてもよかったかな?と思いますが、でも綺麗でしたね。
Funaokanight

船岡城址公園 を満喫した1週間でした。(*´д`*)

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April 17, 2006

いわさき ちひろ

いわさき ちひろ」 さんの作品を見てきました。

日曜日で、しかも子供は無料ということもあってか、美術館らしからぬ盛り上がりをみせていましたね。
走り回る子供、絵本を読んで聞かせる母親、「いわさきちひろ」さんの生涯を熱心に心に刻んでいるおばさん。
そして、いかにも美術館にいそうな雰囲気の人。(^^;

正直、あまり知らなかったのですが、企画展のパンフレットを見ていいなぁと...。

Iwasakichihiro

透明水彩の作品を見るのはほぼ初めてでしたのでとても新鮮でした。
通して見た私の印象は、とにかく瞳が綺麗なぁということ。
特に「たてひざの少年」は一目見て気に入ってしまい、最後、売店でA3サイズに縮小されたものを買ってしまいました。今は私の正面で優しい目をした少年に見つめられています。指の感じもいいんですよねぇ。

一方、第二次世界大戦を経験されており、戦争をテーマとした作品も見ることも出来ました。
絵本に使われている作品とは全く違った子供達を見ることができます。

少々にぎやかではありましたが、やはり印刷物とは違って原画はいいです。

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April 12, 2006

阿弥陀堂だより

『阿弥陀堂だより』 をDVDで鑑賞。

雨あがる』を監督され、最近では『博士の愛した数式』を監督された小泉堯史氏の監督作ということで鑑賞しました。

ストーリーとしてはこれまで観た作品と同じで、比較的シンプルな展開の中で心と景色を見せる作品に仕上がっています。

作家で夫の上田孝夫(寺尾聰)と、一流と呼ばれた医者・上田美智子(樋口可南子)夫妻が、妻の心労を気遣い夫の故郷である長野の山村へ移り住みます。
村には夫の恩師・幸田(田村高廣)がおり、阿弥陀堂という死者を祀るお堂には96歳の おうめ(北林谷栄)が1人で住んでいます。
そんな おうめ の言葉が「阿弥陀堂だより」という村の広報誌に載っていて、記事を書いているのは病気でしゃべれない小百合(小西真奈美)。

村からすれば無村医に医者が来た!という事で大歓迎。
一方の上田夫婦はというと、安らぎを求め、散歩したり、釣りをしたり。
妻は週3回を医者として働き、夫は作家業は行わず村で奉仕活動に勤しむ日々をおくっている。

ゆったりと流れる時間の中で、誕生するもの、生きるもの、去るものがいる。
TVすら無さそうな場所で...。

とにかく景色が綺麗で、そして、おうめさんが凄くいい。
小百合もいい。
現実にそんな環境で暮らす人なんて...云々あるかもしれませんが、そんなリアリティを求めず、とりあえず四季を堪能し、おうめさんの長生きの秘訣を聞いてみませんか?。
寺尾聰の活躍ぶりが微妙な分マイナスし ★4

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April 10, 2006

わたしのマトカ

わたしのマトカ』 を読みました。

映画「かもめ食堂」があまりにも面白かったので、気がついたらパンフレットと一緒に購入していました。
映画の撮影で1ヶ月滞在したフィンランドをメインとした旅のエッセイです。

とにかく、初めて執筆した本とは思えない面白さでした。
もう、読んでいてスッと絵がイメージ出来るんですよ。
話も読み手が楽しめるツボを知っているみたい。
マッサージ好きな片桐さんだからでしょうか?。(^^;
映画もそうですが、ココ数日で片桐さんの印象が変わったなぁ。
かもめ食堂のミドリは本当に演技?と思わんばかりです。

フィンランドの魅力が満載です。同時に片桐さんの魅力(面白さ?)も満載です。
観光ガイドには載らないようなネタばかり。
旅馴れていて、でも無謀というか、だからこそ思い出深いオリジナルな旅の記録。
こんな一人旅が出来たらいいだろうなぁというのは私の夢です。

書きとめておきたい話
・シナモンロールはフィンランドの「おふくろの味」
・路面電車の運転手と無言の駆け引き
・透明な風が吹き抜ける白夜の夕暮れ
・カンボジアの朝日 ヘルシンキの夕暮れ
・ピータン 「なんで? 非合法」
・普段はシャイで、酒が入ると大暴れ
・北海道のマッサージで「親亀小亀」
・娯楽 トランポリン
・日本のサウナとは違う、薪の熱はやわらか
・前のめりの生活 ”余裕”という武器

映画と同様、笑いだけではない色んな物が詰まった福袋みたいな本でした。
しかも私にとっては大当たりの。

タイトルにもなった「マトカ」とは「旅」という意味だそうです。
そして、片桐さんは【ハラゴシラエ】して歩いていました。(^^;

余談ですが、フィンランドではWRC(世界ラリー選手権)が盛んです。
そんなギャップも面白かったなぁ。

[ 書庫データ ]
わたしのマトカ
著 :片桐 はいり
訳 -
幻冬舎 \1,470 ?版 166p ISBN4-344-01135-X

Watashinomatoka

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April 08, 2006

SPIRIT

SPIRIT』 を劇場で鑑賞。

Spirit

ジェット・リー(李連杰)が”最後の武術映画”という。
詳しくは知らないが、「少林寺」からのファンとしては観ておかねば。ヽ(`Д´)ノ

実在した中国革命のシンボル・霍元甲(フォ・ユァンジャ)を元にしたフィクション。
しかしストーリーの骨格はノンフィクション?かな?。

時代は1900年代前半。
1910年9月に史上初の異種格闘技戦が行われ、霍元甲は4人の外国人と対決する。
その中に中村獅童が演じる日本人、田中安野がいた。
田中は日本刀、空手で対決する。

話は霍元甲の少年時代に戻る。
武術家の父親が公開決闘を行い、あえてとどめをささず負けてしまう試合に落胆する霍元甲少年は「真の強さ」を知らなかった。
彼の求める「強さ」とは相手を壊すものだったが、成人し腕をあげた彼に与えられた試練は、その強さ故に起きた家族の犠牲だった。
彼の強さは憎しみしか生み出さないものだったが、その事に気気づくにはあまりにも大きな代償を払う事になる。
打ち拉がれ身の心もボロボロになり彷徨ったあげく、何処だか分からない山村に住むおばさんに救われる。
その村で数年を過ごし、盲目の孫娘や村の子供達と過ごし、村の一員として全身で「風」を受ける頃には生気を取り戻していた。
娘が両親のお墓参りをするという、その事がきっかけで故郷に帰る決心をし、久々に戻った故郷・天津はすっかり変わってしまった。
町では異国の人間があふれ、中国の武術家を”腰抜け”呼ばわり。
そんな現状を見かねた霍元甲は再び立ち上がる。
真の「強さ」、武道の精神を持った武術家として。
ジェット・リーの言葉を引用する。
「戦い方を学ぶだけでは不十分で、まずは武術の精神を理解しなくてはいけない」
その精神とは”相手を思う気持ち”。

作品では、田中との対決中に霍元甲が毒を盛られ、それが原因で倒れる。
毒を盛ったのは三田という日本人で、この毒に関しては本当かどうかリアルでも真相は不明らしいが、概ね日本人が毒を盛ったという事になっているらしい。

田中との対決シーン。中村獅童は体術も言葉も奮闘している。吹き替え無しだそうで、この作品への思いの強さを見た気がした。
立ち回りは少し派手過ぎる気もするが、作品の流れからするとやむおえない所か...。
武士道が少し押しつけ気味のようにも思えるが、三田の毒を考えると、日本に配慮しているのかな?。(*´д`*)
三節棍に苦労する田中のシーンもリアルでよかったと思う。

はたしてジェット・リーが思う「強さ」が伝わったか?は難しい所で、圧倒的な「力」を期待してしまうとラストで肩透かしを食らう事になる。
私はまぁ最後に村に帰ってきたシーンがあって有かな?と思う。
中国武術界の伝説で心の師である霍元甲を演じたジェット・リーは燃え尽きてしまったのかなぁ...。
★4

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ユージュアル・サスペクツ

『ユージュアル・サスペクツ』 をDVDで鑑賞。

1995年の作品です。
随分前、まだDVDが一般的ではなかった時に見て凄く良かったなぁと。
DVDの登場でまた見たくなり再び鑑賞しました。

そうですねぇ...当時の衝撃は無かったな~というのが正直な感想です。
最初から犯人が分かっているというのは鑑賞方法として間違っていますね...スミマセン。(^^;
でも、やっぱりこのストーリーやケヴィン・スペイシーの演技はいいです。

密輸船が爆破され、大量のコカインと9100万ドルが消え、大勢が死傷。
生き残ったのは僅かに2人。
重度の火傷を負い瀕死の船員と、半身が不自由な詐欺師、ロジャー・“ヴァーバル"・キント(ケヴィン・スペイシー)。

関税特別捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)はキントを尋問し、FBIジャック・ベア(ジャンカルロ・エスポジート)は船員から”ソゼ”の特徴を聞き出し似顔絵を作る。

キントを尋問してゆく中で、密輸船を襲撃するに至った経緯や、伝説的なギャング・カイザー・ソゼ、ソゼの側近・コバヤシ(ピート・ポスルスウェイト)の存在が明るみになる。
果たして犯人は誰なのか?コカインは?金は?ソゼは?。
冒頭、船に火を放った紳士らしき人物は誰?。

キントは尋問された末、真犯人は元汚職警官ディーン・キートン(ガブリエル・バーン)との結論で釈放されました。
ココからのラストの1分間。

ミステリーが好きな方は早々に犯人が分かってしまい興醒めされるみたいですが、その点、私は得ですね。
最後まで楽しむ事が出来た作品です。(今回は覚えてましたが...)
★4 (当時は★5)

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April 06, 2006

ホテル・ルワンダ

ホテル・ルワンダ』 を劇場で鑑賞。
ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会】のお力で日本公開となりました。

Hotelrwanda

[概要]
1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万人もの罪なき人々が虐殺された。
アメリカ、ヨーロパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙認する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の運命を救う。
「アフリカのシンドラー」と呼ばれたこの男性は、ルワンダの高級ホテルに勤めていたポール・ルセサバギナ。
命を狙われていたツチ族の妻をもつ彼の当初の目的は、なんとか家族だけでも救う事だった。しかし、彼を頼りに集まってきた人々、そして親を殺されて孤児になった子供たちを見ているうちにポールの中で何かが変わる。
「この人たちに背を向けて、その思いを一生ひきずって生きてゆくことはできない」と立ち上がった彼は、たった一人で虐殺者たちに立ち向かうことを決意。
行き場所のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながら、1200人もの命を守り抜いた。
本作は、家族4人を救うことを心に決めたひとりの父親が、1200人を救うヒーローへと飛翔する奇跡の過程を描いた実話である。


[感想など]
歴史に疎いだけではすまされない、ほんの10年と少し前の事実をようやく知りました。
歴史に関する認識はそんな低レベルな私。正直この作品からジェノサイド(計画的大虐殺)が起こった歴史的背景云々の詳細はよく分かりませんでした...。OTL

いつも通り、予備知識無しのぶっつけ本番で観てどんな事を感じたか?。

その前に、もっと残虐的なシーンが多く登場するものと覚悟していました。
そういう現実を見せつける事で戦争(争い)の悲惨さや無意味さを訴えるのかと思っていました。
そういう作品はけっこう存在していて評価もされていますが、甘ちゃんな私は基本的に苦手です。

家族を守るという、もっとも基本的な想いのもと行動したら結果的に英雄になってたというものです。
ホテルの「責任者」として、また「父親・夫」としてポール・ルセサバギナ(ドン・チードル)なりに出来る事をやったまでで、その個人的な視点から描かれた本作は私にとって有効的でした。

あの状況では家族を守るという単純な事すら容易な事では無く、それこそ1200人が助かり英雄となったのは主人公がポールだったからに他ならないわけで、主人公が他のフツ族だったら皆殺しされていただろうと思うと、この映画はやっぱり「戦争批判」というよりは、「愛」や「信じること」を伝える前向きな映画なのかな?と思いました。
信じていた世界から裏切られ、取り残され雨に打たれるシーンがありましたが、直後、彼はすぐに行動を起こした。守る人がいるからこそというのはすぐに理解できます。だからこそ瞬間に共感し、自分なら?と考えることが出来たんだと思います。
残虐な映像的方向からではなく、人を思いやる気持ちからのアプローチをとったからこそ、"なた"で殺害するシーンも殆ど無いし、家族を置いてホテルに残るった行為を素直に「過ちだったと」言ったんですね。
そして最後まで信じることをあきらめなかった。限りを尽くし信じたからこそ救われたんだと思います。

愛は地球を救えるか?という言葉を耳にした事があります。勿論、救えたらいいと思います。
問題というか、悲しいのは、戦いを起こす人って「愛する」ことや「愛される」ことから離れてしまっているように思うことです。
もしくは「愛する気持ち」が歪んでしまっていて、本来の「愛」の形では無くなってしまっていることに気がついていないことですね。
でも、そういう人をあれこれ言う前に、まずは自分自身、この作品も、そして「愛し信じる気持ち」を忘れてはならないと思いました。
★4


[ルワンダの歴史 (抜粋)]
1897年 ドイツの植民地 総督部を設け、ツチ族がフツ族を支配
1919年 第一次世界大戦後 ベルギーの植民地 ツチ族を優遇
1934年 IDカード制開始(フツ族 ツチ族 トゥワ族の分類)
1950年代 ベルギーによる民主的政府作りでツチ族が反発
1959年 ベルギーがフツ族の反乱を後押ししツチ族を権力の座から追いやる
1962年 選挙でベルギーの植民地支配から独立&フツ族政権樹立
1973年 フツ族の軍事クーデターで大統領就任
1987年 ツチ族がウガンダでRPF(ルワンダ愛国戦線)結成
1990年 RPFがウガンダからルワンダに侵攻し内戦勃発
1992年 フツ族政権(大統領)とRPFで和平交渉
1994年 大統領の乗った飛行機撃墜をRPFの仕業とし、ジェノサイド勃発

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April 03, 2006

かもめ食堂

かもめ食堂』 を劇場で鑑賞。

Kamomeshokudou

き、き、きた! 今年の映画No1候補がきました!。★5!

この作品には私の求める全てがあります。
笑いと感動のバランスが絶妙で、映像的な美しさや音楽との調和もいい。
そして、何よりも役者に力がみなぎっている。

フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂 (ruokala lokki)」を営むサチエ(小林聡美)。
なかなかお客さんがこなくて、でも真面目に続けていればいつかは...。
そんな彼女は母を無くし、猫も可愛がりすぎて亡くしてしまいます。その淡々とした解説に...悲しい話なのに...ぷぷっ。
でっぷり太ったヘルシンキの"かもめ"がとても印象的なオープニング。
サチエの夢は「道行く人がふらりと入ってきて、思い思いに自由な時間を過ごしてくれる、そんな風になればいい」という。
「かもめ食堂」のメインメニューは"おにぎり(梅・鮭・おかか)"で、サチエにとっては父親との思い出でもある。
そして、何故食堂?それは、明日世界が終わるとしたら「最後に楽しく食事が出来たらいいね」という思い。
もうね、その通りですね。好きな人だけ集まって楽しく食事をする。これです。意義無し。

ついに客が来た!。日本好き?の青年。
そして、彼から質問が...「ガッチャマンの歌分かる?」。
うはは。もう完全にツボに入ってしまいました私。
で、私も思いだそうとしたんですが、「誰だ、誰だ、誰だ~~」から先が出てこない。
そこにサチエが最後の一言。「誰だ?」。
もうね、ここで我慢の限界です。観ていた皆も笑ったのでようやく声に出して笑えました。
いやぁお腹痛かった。
ここで、もし「タイムボカンは?」とかきてたら耐えきれず外にでたかも。(^^;

そして、ふと立ち寄った本屋で"ムーミン谷の夏まつり"を読んでいたミドリ(片桐はいり)が目にとまり、思い切って「ガッチャマン」を聞いてみる。
何故そんなスラスラと出てくるんだミドリ~っ!。で、またお腹痛い...。
ミドリは悩んでいて、フィンランドに来たのも理由なんて無い。
目をつぶって世界地図を指差したらフィンランドだった。それだけ。
そんなミドリの話を聞きサチエは受け入れちゃう。
ミドリはサチエ宅に居候し、移動はもっぱら自転車。
ヘルメットのサイズ合ってないくないですか?。やけに頭が大きく見え...。(^^;

そしてしばらくして3人目のマサコ(もたいまさこ)が登場する。
フィンランドにはエアー・ギター選手権や、サウナ耐久レースというのがあって、それに興味があって...みたいな。
調べてみたら本当にあった!。エアー・ギター選手権
で、マサコはトラブルに巻き込まれていた。空港で預けた荷物が別の所に行ってしまった。
で、偶然「かもめ食堂」に立ち寄り、サチエとミドリのオーラに取り込まれちゃうわけです。
海に向かって「私の荷物は?」と電話するマサコが...。(^^;
おっとり見えて実はめちゃくちゃ積極的で前向きなマサコ。

それ以外のどうしても書いておかなければならないエピソードはワラ人形。
本当にやるのかぁ~。ってか効いてるし~。(^^;

サチエは言った「人はみんな変わってゆくものですから」。
プールでプカプカしながらこっそり自分に報告した「満席になりました」。
そして、3人のそれぞれの「いらっしゃいませ」。
いいなぁ。

Kamome

「 ハラゴシラエして歩くのだ。 」

★5

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April 01, 2006

NANA

NANA』 をDVDで鑑賞。

《原作》矢沢あいの「NANA」を映画化したもので、映画は原作の途中までのようです。

恋に恋する小松奈々(宮崎あおい)と、ボーカリストとして上京した大崎ナナ(中島実嘉)の友情物語り?。とにかく何かにつけ"ナナ"が出てくる。名前、部屋番号。ん?それだけか...。δ(⌒~⌒ι)

ストーリーとしては比較的シンプルで、奈々(通称ハチ)が失恋し、ナナの生きざまをエネルギーに立ち上がってゆく。犬キャラ。
一方ナナの方は、一見怖いお姉さん的な無表情な感じだが、実は過去の恋愛をずっと引きずっていて、エンディングに向かって急展開してゆく。猫キャラ。

それで?。

いやぁ、微妙...。お互いに支え合うというのは美しいことで、実は見た目と実際のギャップという点では原作の良さが出ているんだと思うんですが、どうも映画の中のナナ&ハチは、重すぎ&軽すぎというより暗すぎ&明るすぎという感じで、薄っぺらいんですね~。
コミックは売れてるわけでしょ?ってことは...、きっとキャスティングを失敗したんじゃないかな?。ってか役にあってるかどうかの前に演技上手い!って人はいないし...。ノブ役の成宮寛貴が唯一いけるかな?と期待したんだけど、どうも彼の実力がでていなかったような気がしますね。
原作が凄すぎて縛られてしまったのかな?。(;¬_¬)

あと、女性って普通に腕組んだり手つないだりするけど、キスはいきすぎでは...。原作知らないけど、あまりに唐突過ぎてビックリ。キスに至る心理が全く分からないです。

しかし、歌はいい。
BLACK STONESとして中島実嘉が歌う"GLAMOROUS SKY"が「動」だとすれば、TRAPNESTとして伊藤由奈が歌う"ENDLESS STORY"が「静」ですね。これはサントラ買ってもいいぞ!と思いました。デモテープで歌うナナを見たハチは不思議な呪文にかけられていると表現しましたが、それはともかくとして、とにかく耳から離れません。

物語りは今一つパッとしませんでしたが歌で挽回して★3。

という訳で、続編も可能性はあるようですが、次もDVDでゆきます。

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