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March 21, 2006

竜馬の妻とその夫と愛人

『竜馬の妻とその夫と愛人』 をVHS(日本語)にて鑑賞。

三谷幸喜氏が2000年に劇団東京ヴォードヴィルショーに書き下ろした舞台劇を、市川準監督が映像化した作品だそうです。

竜馬の妻・おりょう(鈴木京香)を尋ねる制服組の覚兵衛(中井貴一)。
おりょうには新しい夫がいて、名を松兵衛(木梨憲武)。どしゃ降りの雨が降れば外と変わらないほどのボロ長屋に暮らしている。
しかも、おりょうには愛人もいて、松兵衛の商売仲間・虎蔵(江口洋介)。虎蔵は竜馬にどこか似ているのだった。

覚兵衛が尋ねたのは竜馬の13回忌に出席してもらうため。しかし、その資格が無ければ切って捨てるようにも命じられていた。
真面目で一所懸命名の覚兵衛と、奔放でだらしのない松兵衛のやり取りがまずは見せ場で、微妙に噛み合わない展開が面白く、細かいネタが場を和ませる。
とにかくキャスティングがバッチリ成功している。
中井貴一の超真面目な役と、木梨憲武のいい意味での軽さが絶妙。

おりょうは松兵衛との生活に疲れ、虎蔵と駆け落ちしようと考えていた。
すっかり長屋生活に馴染んだおりょうに見えたが、最後の竜馬を想うラストシーンで一変する。
これまたなかなかのもので、竜馬の死から逃げてきたおりょうが、ついに本当の自分をさらけ出すシーンを演じた鈴木京香はなかなかのもので、最後にしっかり見せ場をもってくる、軽さだけでは終わさない三谷氏らしさをみた瞬間だった。
ラストでは松兵衛もボロを着ているけど見せてくれる。「俺は生きてる!」

愛人役の虎蔵は竜馬への思いを熱く語るが、役割的には引き立て役という感じで、まぁいい感じなんではないでしょうか?。

そしてこれこそ三谷氏の真骨頂とも言えるエンディング。
竜馬が殺された原因を作ったのが、実はxxxという落ちで笑って終劇。
なんとなく途中から引っかかっていたけど、そうきたか!マジで?!ってなもんです。

舞台劇を映画化しただけあって、非常にシンプルで、しかし笑いだけでは無くて、いわゆる三谷テイストです。
今回はストーリーよりも、とにかく木梨憲武氏の独壇場だったな。
そこに皆が花を添えた感じで良かったです。
★4

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Comments

俺は「竜馬の~」で、ノリさんの俳優としてのとてつもない才能に気づきました

Posted by: 3116 | March 21, 2006 at 05:43 PM

コメントありがとうございます。
私も正直ココまで”できる人”とは思っておらず、ビックリし、感心し、楽しんじゃいました。
やっぱり厳しい世界で生き残っている人は力があるんだなぁって感じましたね。

Posted by: choco-ice | March 22, 2006 at 11:53 AM

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