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March 06, 2006

オリバー・ツイスト

オリバー・ツイスト』 を劇場で鑑賞。

oliver-twist

生涯孤独の少年オリバー・ツイストが、さまざまな悪に出会いながらも、決して純粋な心を失うことなく幸せをつかむまでを描いた感動の物語。
だそうです。

80億円を投じられ再現された19世紀のロンドン市街は見ごたえがありました。
しかし、言えばそれだけ...と言うのが正直な感想。

孤児・オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、あちこちで決して普通とは言えない扱いをうけ我慢できず逃亡。
たまたまロンドンに向かい、たまたま途中で行き倒れそうになった所を助けられ、7日かけてロンドンにたどり着いたと思ったらたまたま泥棒を生業にしているドジャー(ハリー・イーデン)と知りあう。
ドジャーの仲間と、彼ら少年・少女に住居を与える変わり、泥棒の成果をピンハネしているフェイギン(ベン・キングズレー)に拾われる形になり、最初の仕事でたまたま中産階級の紳士ブラウンロー(エドワード・ハードウィック)と知り合う事になる。
もう、最初から最後まで全てと言ってしまっていいほど偶然の積み重ねで構成されている。
幸運をつかむには「どんな酷い仕打ちを受けたとしても恩は忘れず感謝する純粋な気持ちを忘れない事」。
という事なんだけれども、実は、子供であり可愛い顔立ちが裏側の鍵というのが本当の所なんだろうか?とすら思ってしまう。

本作では悪人だけでは無く善人も犠牲になってしまうシーンがあった。
特に、極悪人ビル・サイクツ(ジェイミー・フォアマン)に拘束されているナンシー(リアン・ロウ)はあまりにむごい。
ナンシーの犠牲を描く必要性があったのかもの凄く疑問。
それがビルという悪党の人間性を表現する究極の手段であったにしてもです。
コレではよくあるハリウッド映画のヒーロー物となんら変わりないのでは?。
文芸作品とはこういうものなんでしょうか?。だとしたら悲しいです。

涙のあと幸せはやってくるというメッセージ。
無理やり作られた涙のあと、偶然の積み重ねで強引に作られた幸せ。
映像美と、ベン・キングズレー、バーニー・クラークの演技はすばらしかったけれど、それ以外のメッセージ的な物は日をおいても分からずじまいでした。
流れに身を任せ人柄だけで幸せをつかむのではなく、もう少し自力の部分があれば一気に変わっただろうに...と残念に思いました。
★2

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