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March 15, 2006

箱 - Getting out of the box

『 箱 GETTING OUT OF THE BOX 』 を読みました。

2001年10月に発刊された本書は、原著タイトル『Leadership and Self-Deception』としてアメリカでベストセラーになっているそうで、組織の中に巣くう病理現象「自己欺瞞(ぎまん)」について理解し、真のリーダーとしてどのように対応してゆけばよいかの一例を学ぶ事が出来ます。

自分を正当化し、他人をもはや人として見る事が出来ない状態を「箱の中に入った状態」とし、この「箱」の存在、「箱」への出入りについて書かれています。
歪んだリーダーシップは人間関係を歪んだ物とし、企業としての生産性を悪化させる元凶である! まぁそういうわけです。

この本は、とある会社に入社し1ヶ月経ったばかりの新米リーダーに対し、マンツーマン(時に3名)でミーティングを行い、「箱」の重要性について学ぶ様子を実況中継しているかのごとく書かれており、まるでそのミーティングに同席しているような感覚で読み進む事が出来ます。
そして、重要な所ではしっかり立ち止まって新人リーダーが納得するまでディスカッションされるので、読んでいるコチラも納得する事が出来ます。
また、会社の堅苦しい研修と違い、私生活を例にとり話が展開されるため、更に理解しやすくなっています。

一言で言えば、人間尊重。

リーダーは、相手(部下)を血の通った”人”として接するべきであり、能力や言動に関係無く、自らは出来るだけ「箱」の外に居続ける事を忘れない事。
万が一、自分が「箱」の中に入ってしまったとしても無理に外へ出ようとせず、「箱」の外に出たタイミングで相手に逆らう事(自分の正当化)をやめ、「箱」に入った原因(相手,部下)に対しなすべきだと感じる感覚を尊重し、再び「箱」の中へ逆戻りしないようにすればよい。
但し、リーダーが「箱」の中にいると、その病理現象は容易に相手(部下&組織全体)に感染するため、出来るだけ速やかに「箱」の外へ出るよう常日頃から外に出れる人間関係の構築が必須である。

って感じでしょうか?。

前半部分はあまりインパクトありませんでしたが、終盤の「箱」の外へどうやって出るか?は参考になりました。
ベストセラーって事は、結構当てはまっちゃう人が居たって事ですよね?きっと...。
私も含め、ぐるっと見回してみるとこれからでも是非とも読んで欲しいって人がいますな。ヽ(`Д´)ノ

残念なことに、この本を入手するのは大変難しい。
定価の数倍を払う気があれば買えない事もなさそうですが、個人的にはそこまでの価値は無いかな~。(;¬_¬)
という事で、是非復刊して欲しいですね。

[ 書庫データ ]
箱 - Getting out of the box / Leadership and Self-Deception
著 ジ・アービンガー・インスティチュート / The Arbinger Institute
訳 冨永 星
文春ネスコ \1,500 版 259p ISBN4-89036-138-3

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