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February 11, 2006

亀も空を飛ぶ

亀も空を飛ぶ (Turtles can fly) 』 を劇場で鑑賞。

turtles_can_fly

2003年3月、アメリカ軍によるイラク侵攻。
トルコ国境に近いの小さな村に運命のときが訪れる。
イラク・クルディスタン自治区を舞台とした21世紀の叙事詩です。

監督のバフマン・コバディ氏はイランで生まれたクルド人監督で、2003年5月に行われた米ブッシュ大統領の「勝利宣言」の直後にイラクに入り、そこで見たイラクの惨状、特に子供達の状況をまのあたりにし本作品を作るにいたりました。

そもそもクルド人は厳しい状況に対応するため、ユーモアと激しいリズムを持っているのだそうです。
映画でも、そんな厳しい状態でありながらも現状を真正面から受け入れ、その状況を楽しんでしまっているかのように錯覚しそうなシーンが度々見られます。
自ら地雷原に足を踏み入れ、その掘り起こした地雷が現金収入なんて...。

一方で、主人公となった少女・アグリン。
両親は殺され、兄は両腕を失い、自分はレイプされ生まれた子供を抱える。
他の少年少女達とは対極的な存在で、やはり圧倒的な存在感です。

冒頭、彼女が何か石のような物が投げ込まれた水面を見て、直後、崖から飛び降りるシーンで始まります。
いったい何が起こったのか?と思いました。
それが「亀が空を飛んだ瞬間」だったわけですが、監督の意向もありますし、タイトルに関してネタを書くのは控えます。

寝不足で、風邪を引き、しかも上映最終日のレイトショー。
私にとってはなかなか厳しい体調での鑑賞でしたが、まさしく束の間の出来事でした。
最後、両腕を失った兄・ヘンゴウが予言した「275日後にまた何かが起きる」とは...。
★4

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