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November 06, 2005

陰の季節

『陰の季節』 を読みました。
第5回 松本清張賞を受賞した作品です。

ちなみに、著者、横山 秀夫 氏の過去のLOGは以下の通りです。
半落ち
クライマーズ・ハイ

横山氏の作品はまだまだ始まったばかりです。
頑張ります。 (^o^)ノ

本作品は短編4つで構成されています。
もちろん警察小説で、相変わらず踏み込んだ濃い話です。

表題となった陰の季節、地の声、黒い線、鞄の4作品。
今回のテーマは全て人事。だから周囲からすりゃ暗く嫌な季節って事です。
警察組織の人事というのがこれまた泥臭いんですねぇ。
そこいら辺を読み手に飽きさせないテンポとネタで一気読みです。

しかし、それぞれの物語りはしっかり構成されています。(こんな書き方失礼ですが)
執念で犯人を追う男(警務課)、出世のために自作自演する生真面目男(監察課)、婦警の作られた嘘(警務課)、議会対策に翻弄する男(秘書課)。

これが巧に人事と結びつくんですよ。
まぁ先に長編物を2作品読んでしまっているので、どうしてもそちらの比較してしまい満足度は今一つでしたが、もしこの作品を最初に読んでいたらまた違った感想になったでしょうね。
つまりはココから始まったと言うのは大袈裟ですが、それでもそういう匂いがちゃんとする作品であるという事で、冷静に考えてみるとやっぱり"いい"って事です。

最後の言葉。
「一人でいい、友だちをつくれ」という息子に宛てた言葉。
これは、将来自分にも息子が出来たら言ってあげたいです。

次は「 ルパンの消息」かな?。
買ってあるし。(Λ。Λ)

[ 書庫データ ]
陰の季節
著 横山 秀夫
訳 -
文春文庫 \448 A6版 241p ISBN4-16-765901-8

kagenokisetu

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