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September 28, 2005

操縦不能

『操縦不能』 を読みました。

ちなみに、著者、内田幹樹 氏の過去のLOGは以下の通りです。
パイロット・イン・コマンド
タイフーン・トラップ - 機体消失
機長からアナウンス

本作品の表紙には PILOT IN COMMAND Ⅲ と小さく書かれています。
そうなんです。
前作である『タイフーン・トラップ - 機体消失』から続いております。

今回は江波副操縦士、滝内教官に加え、747-400の訓練担当である岡本望美といったオールキャストです。
今回の物語りは地上と空が一体になっており本当に面白い。

元KGBの大佐が戦術核弾頭を"北"に売った? 売る前? とにかく、その金を扱っていたと思われる"北"の外交官がアメリカに亡命しようとし、日本行きの飛行機に乗り込むところから始まります。
燃料の凍結やF15のスクランブルなど序盤から引き込まれます。
そしてアメリカへの移動。そんなの許さないぞと亡命者を暗殺する者が送り込まれ、またしても江波副操縦士の乗務する747-400が巻き込まれる事になってしまいました。コクピットの中は機長2人がインキャパ(操縦不能)で江波一人きり、しかも飛行機(ピトー管)に細工され速度や高度の表示が当てにならない...。
江波のインキャパまで猶予は3時間。

そこに岡本望美の登場ですよ。
「あなたと同じ状態でシミュレータを飛ばします」って格好いいじゃありませんか!
江波から貰った情報をシミュレータにinputし、岡本が江波の目となり沖縄へ。
その岡本もバーディゴ(空間識失調)とかでハラハラドキドキです。
そして...沖縄へは無線が届かない...最後の最後、江波を誘導出来ない...。
そこに滝内教官が747-400乗って登場ですよ。
ジャンボがジャンボを誘導しちゃうんですよ。
コレは映像で観たいなぁ...っていうか、読みながら絵が見えてましたね。

そして、最後に滝内教官が岡本に "この便のPICは君だ" と言うあたりのシメ。
今回も業界用語が沢山出てきますが、逆にそれが楽しみになってきていますね。

こういうピトー管に関する事故をググッてみると実際にあるみたいです。(((( ;゚Д゚))))

[ 書庫データ ]
操縦不能
著 :内田幹樹
訳 -
原書房 \1,600 -版 298p ISBN4-562-03516-1

pilotincommand3

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