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July 10, 2005

ダニー・ザ・ドッグ

ダニー・ザ・ドッグ』 を見ました。

監督は『トランスポーター』のルイ・レテリエ
脚本はリュック・ベッソン
アクション演出は『マトリックス』のユエン・ウーピン

ダニーこと「ジェット・リー」と、サムこと「モーガン・フリーマン」ですよ。
愛の感動アクション大作が誕生!
もう期待しちゃうじゃないですか!。

dannythedog

ダニーが5歳の時に母親が殺され、しかも殺した悪漢バートに戦闘マシーンとして育てられたダニー。
まともな教育なんてうけていないから会話すらままならない。
飼い犬の象徴である「首輪」が外され「殺せ」と命令されると、それまではうつむいて魂の抜けた人形のようなダニーが突如としてマシーンとして動き出す。
ジェット・リーのアクションはさすがだ。スピート感もいうこと無しである。

サムは盲目のピアニスト(今は修理屋)として登場する。
素性のしれないダニーを受け入れてしまう器の大きさを見せるが、これも過去があっての事か?。
とにかく、彼の威圧しないが、しかし一言一言が芯にうったえる。
さすが、いつ見てもこの人の演技はいい。
ドタバタしないサム役ははまり役だったと思う。
慌てずダニーの過去も無理に詮索しない。そんな馬鹿な...。
普通は少しくらい相手の事を知りたいハズでは? とか、チョット盲目っぽく無いところがあるかも...とか、そういうところはこの際無視してしまって良いと思う。
「幸せになるだけではダメな場合もある 不幸だった頃のことに始末をつけなくてはならない 彼が一人でやらねば」 という彼のセリフに彼が集約されている。それでいい。

ダニーの娘ヴィクトリア(ケリー・コンドン)もダニーを受け入れる。
しかもいきなり。
しかし若さゆえか、性格か、彼女はサムがあえてふれずにいたダニーの影の部分に踏み込んでゆく。そして徐々にダニーを人として再生してゆく。
首輪をとり、首輪の跡にキスしたシーンは美しかった。

そんなヴィクトリアが弾いたモ ーツァルトのピアノソナタ第11番。
この作品では全般的に音楽が効果的に使われていると思った。
結構生々しいアクションシーンから戻ってきた時にホッとしたし、ペースの変化を自然なものにしていたと思う。ピアノソナタ第11番。それはダニーの母親が弾いていた曲。彼女の演奏を聞きダニーは一気に過去を取り戻す。そして驚愕の事実に直面する。

母親を、そしてサム、ヴィクトリアを守る戦い。
それは命令されたものでは無く、人として5歳で止まっていた人生を再出発するために避けられない最後の戦い。

過去を清算し、ヴィクトリアの演奏会でサムとダニーはピアノソナタ第11番を弾く。
思わず涙が出そうになりました。
少なくともダニーは泣いていましたよ。 (*´д`*)

愛とアクションって、ありがちなパターンとか破綻した作品が多いけれど、この作品は関係者全員のパワーが同じ方向に集約されていたと思いますね。素直によかったです。
明るくなってもしばらく余韻にひたっており席をたてませんでした。
まぁキャラメルポップコーンが山ほど残っていたってのもあるけど...。 _| ̄|○

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